不思議なご縁 | コーチが聴く!自分で地図を描く人たちの知恵

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不思議なご縁がありました。

元クライアントさんのことって、卒業された後も時折思い出すものです。

しあわせに過ごされていることを、遠くから祈る気持が湧く、私にとってはまるで親戚のような距離感。

 

そんな中でここ数年、とりわけ何度も思い出す元クライアントさんがいらっしゃいました。

企業の中間管理職としてバリバリ働いていらしたAさん。

その方との最終セッションは、未来のビジョンを描くタイムラインセッション。

5年後のビジョンを無意識から受けとって、

「未来はこんなにしあわせな日々なんですねぇ。嬉しいですねぇ」

とおっしゃっていた。

 

タイムラインセッションは、数年後の様子を具体的に描いて体感するものです。

すごく実現率が高いので、クライアントさんご自身が振り返って「あっ」と驚くことも多いものです。

Aさんは今や40代半ば。どんな風に”あの時描いた未来」を過ごされているだろう?と、久しぶりにメールを送ってみても、不着で返ってきてしまいます。

気になりつつも、連絡が取れずにいました。

 

つい先日、Aさんの共通の知人Bさんと偶然再会。

そういえばAさんはどうされていますか?とお聞きしたところ、

 

「3年前に亡くなったんです」

というお返事が……。

 

絶句。

 

Bさんは、Aさんが亡くなられた頃はAさんの直属の部下として働かれていたということでした。

Bさんご自身も悲しい想いが胸の中にたまっていたようで、2人で涙してしまいました。

 

元クライアントさんが亡くなられたのは初めての体験でもあり、何だかとってもショックです。

心の中で、ついAさんに話しかけてしまうここ数日。

 

ただね、AさんがBさんを通じて私にお手紙を送ってくださったような、そんな気分にもなるのです。
Bさんと「きっとAさんが、私たちが会えるように画策してくれましたね!」とほほえましい想いを分かち合いました。

Aさんのお子さんたちは、とってもまっすぐにステキに育っていらっしゃるそうで、多分Aさんは、お子さんたちの成長を自慢したい想いもあるだろうなぁ。

「うちの子たち、いい子なんですよ!」とニコニコされるAさんのお顔が目にうかびます。

 

Bさんと「私たち、しっかり生きなきゃいけませんね」と話しました。

生きているって、時にはつらいこともあるけれど、とても有難いこと…よく言われるそんなことを、本当にしみじみ思い返した、そんなご縁でした。

 

2016年のラストの1週間。

どうぞ皆さまお元気で、仕合わせてしあわせにお過ごしください。