昨日は3月から延期になっていたLCA実践塾(令和元年開講)の最終回をweb形式で行いました。
いつものように東京都市大学の環境学部 伊坪先生を講師にお招きし、
テレワークで自宅に居る味の素、凸版印刷、ラッシュジャパン、ミツカン、理研ビタミン等々の塾生が参加し
種々の意見交換をしながら、実施されました。
昨日の講義の内容は、新型コロナウィルスの影響をLCA(ライフサイクルアセスメント)の視点から紐解く内容で
非常に興味深い論点でした。
少し紹介します。
■コロナウィルスの影響で環境汚染が改善
種々の論点がありますが、例えば環境負荷物質で大気汚染要因のNOxです。
下図はweb会議で共有した2019年の中国の濃度、それからコロナウィルス蔓延後の2020年の中国の濃度です。
上側 橙色が2019年、下側ブルーが2020年です。
外出自粛や都市移動制限の影響で、車等の交通移動が減ったり、燃料消費等が減った影響で、
大気汚染物質NOxの影響が2020年コロナウィルス蔓延後は、大きく改善しています。
■コロナウィルスの影響で健康被害が改善
LCAでは、環境負荷による健康被害を損失余命として表現するのが一般的ですが、
大気汚染をはじめ種々の環境負荷影響は、コロナウィルス蔓延で、上記NOx以外も削減されることになります。
LCAの学問や研究では、環境負荷による損失余命が明らかなので、これとコロナ影響の損失余命とを比較することで、
健康被害を整理できるのです。
塾では具体的な研究内容が表出しましたが、研究中とのことで、ここでは伏せます。
論点だけ説明します。
⇒環境負荷による損失余命は、コロナウィルス感染による損失余命より大きく上回っている
⇒コロナウィルス蔓延で、環境負荷物質種々が低減でき、環境負荷による損失余命が大きく改善されていく
いささか不謹慎なのですが、言いたいことは、世の中の事象は、それぞれが「いわば 綱引き」のようで
トレードオフの関係である・・ということですね。
★最後に、令和2年開講のLCA実践塾を紹介します。
以下のサイトにPDFがあります。ダウンロードして確認ください。
商品開発やマーケティング担当、そもそもNPOの環境活動事業の方々など
広く、事業に活かせる内容です。
開講日は5月15日(金)を考えていますが、このコロナの影響次第では、開講はweb開催になるかもしれませんね。
(LCA実践塾のサイトはこちら⇒クリック)
kubo
==特記お知らせ===
飲食店が新型コロナウイルスの発生源にならないために(⇒入店確認アンケート ワード形式)
食関連事業者の「モノづくり補助金」技術的課題設定の仕方(⇒考え方と設定の仕方説明)
緊急事態宣言後の飲食店運営の留意点(⇒こちらクリック)
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