太陽光発電や蓄電池の話が出るとほぼ間違いなくこの「パワコン」というキーワードが出てきます。

「ハイブリッドパワコン」とか「トライブリッドパワコン」とか、聞きなれない言葉で、よくわからない! 

となるかとは思いますが、しっかりパワコンとはについて解説していきます。

 

 

 

こんにちは、成功電気の今井です。

愛知県北名古屋市で住宅の電気設計を20年ほど続けています。
主に住宅の蓄電池、太陽光発電、V2Hやスマートホームの

設計施工を500件以上実施しています。

 

 

 

≫「パワコン?売電(バイデン)って何それ、えらい人?大統領だね!」

 

バイデン大統領とは関係ありませんが、って状態から、

「私はパワコンマスターです」って名乗れるレベルに上がる記事です。

具体的には系統連系の基礎知識から電気の売買手法、

さらにはハイブリッドパワコンについてをまとめました。


目次

1,パワコンとは、どうして電気が売れるの?

2,パワコンの3つの役割

3,パワコンの種類、選ぶポイント3つ

まとめ

 

パワーコンディショナーを省略して「パワコン」とよく呼びます。


太陽光発電や蓄電池全般のシステムに付いているパワコンですが、ちゃんと知っていると、太陽光発電や蓄電池、エネファームやV2Hを選ぶとき、今後設備を更新する時に役立ちます。


1,パワコンとは、どうして電気が売れるの?


みんなが大好きな、「水」に例えて説明します。

水道の蛇口をひねると水が出るよね、

あれって水に圧力がかけてあって出口ができると取り出せるようになってるんだよね。

 

電気も同じで、家庭では100Vや200Vの圧力がかかっていて使いたいときに

コンセントをさすと電気が取り出せるようになっているんだ!


太陽光発電や蓄電池を付けると、その圧力を調整して外に送り出したり(売電バイデン)、家の中で使ったり(自家消費)できるようにするんだ。


≫なるほどね、バイデンは大統領じゃなかったわけか!


ちがいます?いや合ってますね

 


≫なんか、自分にとってあんまり関係ない話っぽいけど

そんなこともないんだ。実際に太陽光発電を付けて売電しようとすると、

たまに電力会社の圧力が高すぎて電気を送りだせないことがある。

これを「電圧上昇抑制」と言って、太陽光発電システムの

「パワーコンディショナー(パワコン)」が圧力の調整すべてを担っているんだけど、

法律で決まっている圧力以上に上げられないから止めるようにしてくれるんだ。

≫おっ、なかなかパワコンくんも頑張ってるんだね!バイデンに負けないようにもっと頑張れ

ほかにも、パワコンには3つの役割があるよ

 

2,パワコンの3つの役割

1,太陽光発電や蓄電池の電気は乾電池などと同じ直流の電気なので、

コンセントで使える交流の電気に変換する機能も持っています。

 

2,天候に左右されやすい太陽光発電の電力を調整してサポートしていたり(MPPT)、

 

3,万が一の時に系統(電力会社)の電線が切れて停電したとき、

その電線を触った人が感電しないように自動で電気を止める機能が付いているんだ。

その時も、発電した電気を使えるように自立運転ができるようにっているよ。

 

≫すごい、パワコンくんはめちゃ賢いね。バイデンは?

 

バイデンさんもめちゃ賢いと思うよ

次はパワコンを選ぶ時に気を付けてほしいことです。


3,パワコンの種類、選ぶポイント

太陽光発電システムは、大きく3つのパートに分かれている

太陽光パネル、パワコン、通信計測装置の3つです。

 

通信計測装置は最悪故障しても発電はしてくれるが、パネルやパワコンが故障すると発電できなくなります。

 

パネルの一般的な寿命は30年以上といわれていて
パワコンの一般的な寿命は約10~15年程度と言われています。

なので、せっかく付ける太陽光発電を永く使うなら1~2回のパワコン交換が必要です。

 

太陽光発電を付いている人が

ハイブリッド型蓄電池を後から導入する場合によく問題になるのが

 

ハイブリッドパワコンの取付です。

 

太陽光発電用のパワコンには、「屋内用」と「屋外用」がありますが。

ハイブリッドパワコンは「屋外用」しかありません。

 

パワコンの設置場所についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

 

 

そのため、

屋内用のパワコンが付いているところにはハイブリッド型蓄電池をおすすめできません。

色々やり直す必要が出てきてしまい、コストが割高になってしまうからです。

 

だから、今から太陽光発電だけを取り付ける人に気を付けてほしいことは

パワコンは「屋外用」を選ぶことです。

 

≫え~、でも屋内用パワコンの方が安いよね

 

確かに屋内用パワコンより屋外用パワコンは高いですが、

屋内用パワコンは接続箱が必ずセットなので、実は価格もそんなに変わりません。

ただ、今後絶対蓄電池とか太陽光発電以外の設備はつけません!!と断言できる人は別ですが。

 

また、本題とはそれますが、「トライブリッドパワコン」というのもあります。

 

詳しくは下記の記事でまとめました。

 

 

 

≫なるほど、パワコンって色々種類があるんだね。っでバイデンは?

 

バイデンさんに種類はないと思うよ

最後になりますが、まとめていきます。

 

まとめ


パワコンは賢く、発電や貯めた電気を活用してくれる装置です。

 

そして、選ぶポイントは3つ

 

1,選べる種類は大きく3種類

パワコン、ハイブリッドパワコン、トライブリッドパワコン

 

2,パワコン出力が機種によって違う

 

3,取付位置によって

屋内用パワコン、屋外用パワコン

があります。選ぶなら屋外用パワコン一択です。

 

 

 

≫ありがとう、よくわかったよ!バイデンさんは大統領ですよね?

おわり。



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補足 読み飛ばしてOKです。
系統連系とは、電力会社の系統(電柱にある電線)に、太陽光発電や蓄電池で変換した電気を連系することです。
変換効率
パワーコンディショナーを選ぶときに目安となるのが、変換効率の高さです。
変換効率は直流電力から交流電力に変換するエネルギー効率の良さを表したもので、変換ロスが大きく、効率が低ければ低いほど利用できる電力は少なくなってしまいます。
最大定格出力
パワーコンディショナーが出力できる最大電力値のことを最大定格出力といいます。
太陽光パネルの定格出力がパワーコンディショナーの最大定格出力を上回っても、使用可能な電力に変換することはできないため、せっかく発電したエネルギーを捨ててしまうことになります。
パワーコンディショナーの最大定格出力と検討している太陽光パネルの定格出力をどちらもチェックすることが必要です。


保証
家電や車に保証が付いているように、パワーコンディショナーにもメーカー保証が付いています。保証期間は10年のものが多いようですが、その内容はメーカーによって異なります。
太陽光発電システムを一式で購入すると、ほとんどの場合、太陽光パネルを合わせたシステム全体での保証期間となります。


直流から交流への変換
私たちが普段使っている電気は交流ですが、太陽光パネルが太陽の光を受けて作り出す電気は直流のためそのままでは家庭の電化製品で使用することはできません。この直流から交流への変換を行うのが、パワーコンディショナーの最も大きな役割です。そして、その際の変換効率が高ければ高いほど、太陽光発電で作り出した電気を効率よく使えているという意味になります。


発電量の調整
住宅の屋根などに搭載されている太陽光パネルが発電するのは、電流と電圧が一定の組み合わせになっている時だけです。太陽光発電は設置条件や日照時間、天候などによって発電量が大きく左右されてしまうとうデメリットがありますが、これは曇りの日には太陽光パネルで発電される電力の、電流と電圧の変動が大きくなってしまい、安定した発電が行われないのが原因です。
こうした問題を解決するのが、パワーコンディショナーに搭載されているMPPT(最大電力点追従制御)という機能になります。このMPPTと呼ばれる機能には、発電量が最大になる電圧と電力の組み合わせを自動で見つけ出す働きがあり、その結果どのような天候時であっても電力を安定供給することができるのです。
電圧や周波数の監視(必要に応じて遮断・切り替え)
系統連系保護機能もパワーコンディショナーの大切な役割の一つです。系統連系とは、電力会社から電気を買ったり、太陽光発電で余った電気を余剰電力として売電したりする際に、電力系統と連携させるための仕組みです。周波数の上昇や低下を検出したり、過電圧・電圧不足、系統電力の停電などを検出したりして、太陽光発電設備を電力会社の電力と切り離すなどの機能があります。
電力会社が供給する電力は、周波数・電圧などを一定の品質に保っていますが、電線によって自宅と外の電線をつないでいるため、トラブルが発生してしまうと近隣の住宅にも影響が出てしまう可能性があります。これを防ぐための機能が系統連系保護機能です。
周波数の上昇・低下の検出のほか、過電圧や電圧不足、系統電力の停電を検出し太陽光発電システムを電気系統から切り離すなどを行います。これらの機能は、系統電圧の上昇を抑制し事故を防ぐためのものです。パワーコンディショナーは異常を認めると出力を遮断し、自宅の家電製品や電気系統を守ってくれるのです。


パワーコンディショナーの自立運転機能
太陽光発電の大きな魅力の一つが、自然災害などによる停電時でも電気が使えるということ。それを可能にしているのが、パワーコンディショナーの「自立律運転機能」です。自立律運転機能の細かな性能はメーカーによっても異なりますが、一般的な自立運転機能付きのパワーコンディショナーは、停電時に自立運転用のコンセントに使用したい家電をつなぐことで1500W程度までなら電力を使うことができます。