当ブログではライフワークとなりました夏から年末までの一大イベント「関東『道の駅』スタンプラリー2016」(開催期間平成28年4月25日~11月30日)を、今回も独自の視点で楽しんでみようと思います。
蒸気機関車とデカ盛り
![テントむし屋根開き](https://emoji.ameba.jp/img/user/mo/momo-mgr/2614015.gif)
![テントむしオレンジ](https://emoji.ameba.jp/img/user/mo/momo-mgr/2614019.gif)
半年以上も一緒にお付き合い頂くスタンプラリーを楽しむコツとして、スタンプ以外に楽しむために決まりごとを作っています。
たとえば、試食や公園、資料館の有無などちょっとポイントを絞って目を凝らすとも魅力満載であることに気が付きます。
今回は「地域の魅力が凝縮?特産民芸品コーナー」と「近隣の歴史に触れてみよう」の2点をチェックポイントに楽しんでみたいと思います。
ただ、訪問予定数が165箇所と大ボリュームのため、ひょっとしたら期間内に訪問履歴のご報告が間に合わないかもしれませんが、旅の記録として思い出を共有いただけると嬉しいです。。
※記事の最後に、道の駅の近くにあるデカ盛り店や史跡の情報をリンクしましたので、時間があればクリックしてみてください。
「関東『道の駅』スタンプラリー2016」の訪問53箇所目は、千葉県にある道の駅「ちくら潮風王国」です。
千葉県の鴨川付近から最北端までを結ぶ国道410号線房総フラワーラインからさらに東の海沿いを走る、海岸線と併走する道に併設した大きな公園と共にあります。
![DSCF9024_201607270810498b9.jpg](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fblog-imgs-93.fc2.com%2Fe%2Fk%2Fc%2Fekcamp%2FDSCF9024_201607270810498b9s.jpg)
まずは物産コーナーで目を惹く男気アイテムの「地域の魅力が凝縮?特産民芸品コーナー」を見てみましょう。
目に入ったのはオリジナルな和風のデザインが印象的な「初代後藤義光オリジナルTシャツ(税込2,484円)」です。
![DSCF9025_20160727081048430.jpg](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fblog-imgs-93.fc2.com%2Fe%2Fk%2Fc%2Fekcamp%2FDSCF9025_20160727081048430s.jpg)
後 藤利兵衛橘義光(ごとうりへえたちばなのよしみつ)は、安房の代表的な宮彫り師で、安房地方の鶴谷八幡宮(館山市)の拝殿向拝の格天井にある鏡天井の龍及 び周囲54体の龍が組み込まれた「百態の龍」(館山市指定)や、西養寺(南房総市)の石造地蔵菩薩半跏像(南房総市指定)など多くの作品を残しています。
文化12年(1815年)に南房総市千倉町北朝夷上人塚に生まれた義光は、晩年館山市上真倉(青柳)に住み明治35年(1902年)に88歳で没しました。
義光は弟子の育成にも力を入れ、一門からは多くの腕のよい彫り物師を輩出したと言います。
![DSCF9027_201607270810470ae.jpg](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fblog-imgs-93.fc2.com%2Fe%2Fk%2Fc%2Fekcamp%2FDSCF9027_201607270810470aes.jpg)
その土地だからこそ、より詳しく歴史をすることができる「近隣の歴史に触れてみよう」と言うことで、近場の城址や館跡を散策してみましょう。
JR内房線の九重(ここのえ)駅の西側の田んぼの先の山の方に「稲村城(いなむらじょう)址(貴船神社/千葉県館山市稲115付近)」があります。
小高い丘の手前のため池に駐車スペースと解説パネルが用意されています。
![DSCF8963.jpg](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fblog-imgs-93.fc2.com%2Fe%2Fk%2Fc%2Fekcamp%2FDSCF8963s.jpg)
また、国道128号線外房黒潮ラインには「稲村そば(千葉県館山市稲221-1)」の看板の下にも解説パネルがあります。
この店の前のバス停は館山日東バスの「城山下」、このバス停から線路を越えた真南が本丸付近なので、店の左右のどちらかの道から南へ入ると登城道が見えてきます。
![DSCF8958.jpg](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fblog-imgs-93.fc2.com%2Fe%2Fk%2Fc%2Fekcamp%2FDSCF8958s.jpg)
しかし、登城道は民家の入口のようにも見えるので、少々躊躇してしまいます。
城址西側の「貴船神社」の入口手前の細いけもの道のような路地の入口に「水往来」と言う登城道があります。
![DSCF8964_20160727075903c51.jpg](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fblog-imgs-93.fc2.com%2Fe%2Fk%2Fc%2Fekcamp%2FDSCF8964_20160727075903c51s.jpg)
その名のとおり、水路併用の登城道なので足場にぬかるみが多いのですが、澄んだ水と涼やかな風は、現代ではないかのようです。
![DSCF8967_20160727075903387.jpg](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fblog-imgs-93.fc2.com%2Fe%2Fk%2Fc%2Fekcamp%2FDSCF8967_20160727075903387s.jpg)
稲村城は室町時代後半(1500年頃)の安房里見氏・里見義実(さとみよしざね)が安房一国の統治のために築城を開始し、二代・里見成義(なりよし)または義通(よしみち)の時代に完成し居城したと言われます。
![DSCF8987_20160727081049513.jpg](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fblog-imgs-93.fc2.com%2Fe%2Fk%2Fc%2Fekcamp%2FDSCF8987_20160727081049513s.jpg)
天文2年(1533年)、城主・里見義豊(さとみよしとよ)は稲村城に叔父・里見実堯(さとみさねたか)とその重臣・正木通綱(まさきみちつな)を召還し誅殺しました。
これを機に実堯の子・義堯(よしたか)、通綱の子・時茂(ときしげ)が北条氏を後楯に里見家を二分する内乱が起こりました。
![DSCF8973_2016072707590201b.jpg](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fblog-imgs-93.fc2.com%2Fe%2Fk%2Fc%2Fekcamp%2FDSCF8973_2016072707590201bs.jpg)
義豊軍は合戦に破れ撤退し、真里谷城の武田信保(たけだのぶやす/別名:真里谷恕鑑/まりやつじょかん)を頼って上総に落ち延びました。
翌年、義豊軍は滝田城下の犬掛(いぬかけ)で里見義堯軍と遭遇し合戦となり、義豊は討ち取られて首級は小田原の北条氏綱のもとに届けられました。
この結果、里見氏の嫡流は途絶え、義堯を祖とする後期里見氏の流れが始まりました。
里見氏が平定されると稲村城は程なく廃城となり、義堯は滝田城を経て上総久留里城へと進出しました。
![DSCF8976_2016072707590266e.jpg](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fblog-imgs-93.fc2.com%2Fe%2Fk%2Fc%2Fekcamp%2FDSCF8976_2016072707590266es.jpg)
~参考~
飛鳥時代(592年~)
奈良時代(710年~)
平安時代(794年~)
★源平合戦(1180年~)
鎌倉時代(1180年代~)
南北朝時代(1330年代~)
室町時代(1392年~)
戦国時代(1467年~)
→築城時期
→廃城時期
★本能寺の変(1582年)
★全国統一(1589年)
★関ケ原の戦い(1600年)
★大坂冬の陣(1614年)
★大坂夏の陣(1615年)
江戸時代(1600年代~)
★黒船来航(1853年)
★桜田門外の変(1860年)
★大政奉還(1867年)
明治時代(1868年~)
★戊辰戦争(1868年)
大正時代(1912年~)
★第一次世界大戦(1914年~1918年)
昭和時代(1926年~)
★第二次世界大戦(1939年~1945年)
広い公園に魚市場、海鮮料理を得意とするレストランがそろったスポットなので、短時間で行き過ぎてしまうのはもったいないです。
夏場ならば海水パンツや水生動物探索のアイテムを用意してゆっくり過ごしたい道の駅です。
□道の駅ちくら・潮風王国
住所:千葉県南房総市千倉町千田1051
TEL:0470-43-1811
開設時間 午前8時~午後5時
休館日:水曜、年末年始
標高:5m
ウォシュレット:×
イーモバイル(LTE):◎
公園:大
試食:多
入浴施設:×
近隣のデカ盛り:情報をお待ちしています。
近隣の史跡:稲村城址(本編)
より大きな地図で 銀色テントむしの「関東『道の駅』スタンプラリー」 を表示
公園、資料館、試食などの調査データはコチラ♪
関東「道の駅」スタンプラリー2012・97箇所目「ちくら潮風王国」
関東「道の駅」スタンプラリー2013・ちくら潮風王国(108/147・千葉)
関東「道の駅」スタンプラリー2014・ちくら潮風王国(149/154・千葉)
関東「道の駅」スタンプラリー2015・ちくら潮風王国(061/161・千葉)
◆ワンポイント◆
「関東「道の駅」スタンプラリー」とは、関東「道の駅」連絡会が主催する道の駅来場者向上に向けた取り組みの一環です。
税込400円のスタンプブックを購入し、関東の道の駅全165駅(短期集中は164駅)のスタンプを押して回ります。
![DSCF7765_20160505225336802.jpg](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fblog-imgs-93.fc2.com%2Fe%2Fk%2Fc%2Fekcamp%2FDSCF7765_20160505225336802s.jpg)
スタンプ帳は1ページごとに1か所の道の駅が紹介されていて、ページによっては期間内に利用できるクーポン券がついています。
期間中にスタンプを10箇所押して応募すると、抽選で450名に特産品引換券1,000円相当が、200名に特産品引換券3000円相当が当たります。
また「164駅短期集中」完全制覇コースは、新らしく対象となる茨城の「ひたちおおた」を除く164駅のスタンプを11月30日までに押して応募はがきで応募すると100名に特産品引換券3000円相当が当たります。
両コースにはダブルチャンスとして100名に3000円相当の特産品が届く抽選権もついてきます。
応募期限は2016年12月1日までの消印のついた応募はがきが対象になります。
ほかにも完全制覇コースの参加なら、もれなく「完全制覇認定証」と「ゴールドステッカー」が貰えるのも見逃せません。
2016/07/03 09:00 天候:晴れ
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