ATEEZ『GOLDEN HOUR:Part.1』感想 | 危うい球体(独語)・その2

危うい球体(独語)・その2

引き続き、気ままに日記を書いていきます。よろしくお願いいたします。

想像を超えてくるかどうか。

 

 

(個人的な話ですが)一つの作品と出会った時、対象に「熱中するか/しないか」の差ってそこが凄く大きい。

それは単に「奇抜で目新しいものを好むのね」っていう表面的なことではない。

古典でも構わない。

「エッ!そう来るか。その発想はなかった」という“自分一人のちっぽけな脳に新たな風を吹き込んでくれるか否か”を重要視している。

そういう意味です。

 

 

先週末に発売されたATEEZの10THミニアルバム『GOLDEN HOUR:Part.1』を繰り返し聴いています。

とても好き。

想像を超えてきたから。

 

 

 

タイトル曲 「WORK」

 

 


収録曲「Blind」

ライブで観たら絶対盛り上がる。

ラテン文化との親和性よ。

 

 

 

 

 

 


 

 

後ろで鳴ってる音を集中して聴くととっても面白い。ストリングス(?)の不協和音が好き。


 

 

 

全6曲17分。

シンプルにうまい。

うまい。

 

このアルバムに収録されている楽曲の曲調は…ラテン、HIPHOP、レゲエ、EDMなど多岐に渡りますが、もはや包括的にはワールド・ミュージックということでよいような気もする。

CDショップのK-POPコーナーから一枚こっそり抜いてきてワールド・ミュージックの棚に移動させる…という謎の運動を実行する妄想に駆られた。

 

否が応でも体がリズムに乗ってしまう。

メンバーさん一人一人の声が持つもっとも魅力的な部分が最大限に生かされたパート割も気持ちよく響いて、延々とリピートして聴いていても飽きない。

独自のSF的世界観を継承しつつ本作品から新シリーズに突入したということですが、ラテンリズムの掛け声やトランペット、クラリネットなどの音色からは人間味や体温が香るようで、これから展開される物語が更に楽しみになりました。

 

各種イベントのチケットを買っておいてよかった。

パフォーマンスを生で観たら確実にブチ上がると思います。この楽曲陣でしかも夏。


 

ペンライト磨こう。

キュッキュッ

 



溢れる 躍動感。

 

 


 


 

寂しいことですが歳を重ねるとある程度のことは「大体こんなもんでしょ」と経験則による予測がつくようになってしまう。

物事に対する驚きとか感動、新鮮さというのはだんだんと薄れていく。

もちろん個人差はあると思いますが。

 

私は子供の頃から音楽を聴くのが好きで(※楽しんでいるだけなので詳しくはない)今までも色んなジャンルに熱中してきたけど、ここ4,5年はいよいよ食傷気味で人生初といっていいくらいライブに行かない日々が続いていました。


が!

今このようにいちいち予測を超えてくるグループの活動を間接的にではあっても追うことができて心に活気が生まれている。

鬼のような活動量や日々更新される怒涛の供給を前にして圧倒されてしまうことも多いがそういう世界なのだろうし、そういう世界だからこそあの輝きが生まれるのだとも思う。


どうか心身ともに健やかに赤薔薇






久しぶりに映画を観に行ったのですが感想が書けない。や、ノートには書いたけど見せられない。

ただ観るだけでも向き不向きってあるんだなー。

「考えさせられました」で逃げちゃいけない作品ではあった。