理学療法士が管理栄養士さんとうまくコミュニケーションを取る方法 | リハビリ茶屋

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理学療法士/抗加齢指導士のエイジング情報

とある栄養学会の理事長よりブログテーマ案をいただいたので、早速まとめてみました。苦笑

注)決して自分が上手にコミュ取れている前提ではない上での内容です・・・。なので今感じていることに話が逸れますので!、ご興味のある方はご覧いただければ幸いです。

 

 (とある管理栄養士さんにも助言いただきました。笑)




【理学療法士が管理栄養士さんとうまくコミュニケーションを取る】

これは自分の場合は 自らが料理に興味を持つ ことが切り口になった気がします。あくまでも自分の話です。

 

私自身は、そもそも機能性栄養(栄養の機能的な作用)に興味を持ったのが最初でしたが、

実際作ってみないと実用的か(良い理屈であっても持続可能か)なんて分かんない、というところから、

弁当を自分で作り始めたら、料理にも興味が湧いてきました。

 

そこから栄養関連の学会や勉強会に参加し、

リハ栄養に出会い、SNSで管理栄養士さんの知人も増えている現在です。

 

 ←研究中のパワーボール(※所謂 筋肉用おにぎり)

 

 

自分とは異なる専門職(プロ)を敬う

・・・という、多様化社会で必要とされる立ち振る舞いに過ぎないのですが、そういった相手を知ろうとする中で 湧き出てきた興味の視点を掘り下げてきました。

 その一つが抗加齢分野でした。

 

実際に自分で料理をしてみることで、不味いものが出来上がってしまった(!)り、自分なりの「コツ」や味付けのアイデアが出てきたりするのが楽しくなり、また難しさを知り得たので、

そういった意味で、管理栄養士さんに具体的な質問がしやすくなりました。

(医療機関で丈の長い白衣の管理栄養士さんに話しかけるのは畏れ多いのには今も変わりありませんが…。怖)



すると今度は、管理栄養士さんの専門職ならではの知識・知恵を譲ってもらえました。

元来自分の興味あった 栄養のfunction な部分です。

どんな栄養価が体のどの部分に何の作用を及ぼすか。

それをどんな食材からどの程度摂取すべきか、その手段は、、対象者の文化や食行動、意識、経済的うんたらかんたら…

考える課題が山盛りです。


機能訓練とヒトの回復(復権: リハビリテーション)に効果的な栄養価は?

なんていう疑問を解決してくれる料理や食の手段を探し、彷徨ってたら、結果的にコミュニケーションが取れるという具合でした!

 

 

他職種の分野を知ることで自分の専門性とのが明確になります。自分が何を得意分野として深めればよいかを知る良いきっかけにもなりました。

他人の栄養を管理すること・・・

奥深し、、、と、これは体育畑出身の自分が、安易に踏み入れてはいけない領域だと勝手に悟り、今に至ります。_(._.)_

 

 

~※~※~※~

 

現在の勤務先のデイサービスでも管理栄養士がいますが、

利用者にとってどんな目的で栄養管理の何を話し、また理学療法士のこちらに何を求めているかが共通認識としてベースにあるので、実際の業務時間の短縮・効率化にもつながっています。(えーっと、どこから話したらいいんかいな、、、?という職員間のモヤモヤを省ける。)

業務の効率化は利用者の安全やニーズに気を配れる、他の業務を遂行できる、職員間でのコミュを図れるなどなど、強いチームが作れます。Wow!

 

管理栄養士という職は医療機関や施設だと、人数的に多くはおられないことが、ほとんどだと思います。

個人的な意見ですが、いろいろな管理栄養士さんが居ます。(療法士もですが)

スポーツ分野での経験の深い方や、資格は取得したけど業務に当たってない方、研究が中心の方やdouble license以上を持つ方、栄養関連の分野を徹底的に掘り下げてる方など、職業人としての経験期間が長くてもどのような施設で勤務されてきたかによって、栄養管理のアイデアやそもそもの発想が各々に異なる気がします。

 

今はSNSなどで世界中の人とつながれる時代。

積極的に活用して、いろいろな方の様々な意見や知恵、発想、そして 食の哲学みたいなものを教えてもらってリハビリテーションにも活かせたらと思います。

自分自身も頻繁に、SNSを利用して遠方の管理栄養士さんに相談してます。(‐人‐;)

 



強い組織作りが、患者・利用者に還元できることに繋がればと思って地道に進んでいきたいと思います。

うまく管理栄養士さんとコミュニケーションを取る方法について、自分なりの経験則で乱筆しましたm(__)m

 

 

Masa