STROKE FITNESS ~脳卒中者のフィットネス空間~ の必要性 | リハビリ茶屋

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Medical Fitness という環境が、増えてきています。

 

MEDICAL FITNESS Association:1991年からあるらしい

 一般社団法人メディカルフィットネス協会:資格取得の団体のよう

 日本メディカルフィットネス研究会:コンセプトや方向性は現場的にマッチすると個人的には感じる

 

 

デイ(療法士多めの介護保険施設)で勤務してると、やはり利用者の依頼が多いカテゴリとしては

・リハビリ病院からの継続した訓練環境の受け皿として

・機能改善意欲の高い方、復職を目指したい現役世代の方

・生活が不活発だけどゆったりしたデイには拒否的な男性高齢者や軽度認知症の方

・医学的な管理の必要度の高い運動面の支援を希望される方

など。

 

簡単に言えば

医学的リスク管理の下で専門的な機能訓練ができる空間

みたいなのが求められています。産業化してます、ホント。ぜひ参入どうぞ。

 

ただ、調べてみると骨・関節の病気に関してのサポートエリアは全国でも増えているようですが、脳卒中の後遺症に対するフィットネスという概念があまり整備されていないようです。(自分が見つけられてないだけかもしれませんが

脳梗塞リハビリセンターは増えてきました。が、地域性や時期によって大きく運営のお作法が左右される気がするのと、100年時代?において必要性のあると感じる空間は、もっとフィットネス感のあるイメージ?)

 

メディカルフィットネスと言えど、やはり体育系出身のトレーナーや療法士の関わりが多かったり、整形外科クリニック関連との連携が強かったり、その医師がジムを開設してたりするようです。

私自身も体育畑の出身でもあり、骨・関節疾患に対するリハビリテーションは興味あるし他業種にも説明しやすいので、産業として発展するのも容易にわかります。

 

ただ、整備されてないのは脳卒中後遺症の方が闘える場所、、、

なので敢えてSTROKE FITNESSというコンセプトを展開してみたいなぁと夢描きます。w

 

 

もちろん脳卒中後遺症の方のみを対象にするわけではないのと、

これからの介護・医療情勢ではどのようなサービスを地域に整備していくか、求められることはたくさんありますが、

大事なのは、動けるヒト(だけ)もっと動いていきましょう、という環境だけではなく

本当に介護が必要で困っている本人や家族が置いてけぼりになってしまわず参加できる環境を、地域の中で社会資源として作り上げるつもりでいないと、結局は運動系と介護系の溝は埋まらない印象があります。

 

ボランティア意識では組織運営は継続できない =その場しのぎ的には良くても長期には存在し得ないですから、商売の視点も必要ですが、

自社サービスの価値だけを宣伝する地域での独り勝ち精神ばかりが先立つと、そのサービスに「飛び付ける」人たちには支援を届けられますが、介護現場って「飛び付ける人」ばかりではない

 

高齢になっても後遺症と闘わないといけない状況になっても、もう一度花咲かせられるように

職種の枠を超えて、強い地域連携チームを作れたらいいなぁと思ったりします。

 

 

Masa