栄養から精神をコントロール | リハビリ茶屋

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理学療法士/抗加齢指導士のエイジング情報

Orthomolecular Nutritional Medicine(分子整合栄養医学)に則り、点滴やサプリメントでガツンと栄養補充すれば精神疾患や種々の体調不全をコントロールしやすいとは思いますが、あれはコストもかかります。


なので、日常の食事でできるだけ気を付けたらええやん、という視点から考えてたところ良い資料を目にしたので、本日はご紹介いたします。( ..)φ



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≪怒りの感情が出やすい≫

タウリンを豊富に含む魚介、特にホタテなどの貝類や、イカ、タコが必須食材。タウリンは交感神経を抑制するようです。

水分摂取にコーヒーを選択するとカフェインの水分排出作用だけでなく、血管を収縮させて交感神経興奮様の作用になるので避けます。補給はミネラルウォーターか麦茶を。



≪不安になりやすい≫

リラックス効果の高いナイアシン(ビタミンB3)を含むマグロやカツオ、落花生を食卓に。ナイアシンはセロトニンを作る重要なお助け役です。



≪すぐに焦ってしまう≫

ミネラルの多い干しエビ、海苔、カシューナッツを意識して摂取。



≪考えすぎてわからなくなる≫

ω3オイルを含む、クルミ、さんま、イワシ等の青魚を食べることで、頭の中が整理されやすくなります。

ω3脂肪酸が多い亜麻仁油を私は時々使っています。



≪はしゃぎたくなる≫

GABAを多く含むトマト、ジャガイモ、ミカン、発芽玄米を日常的に摂ります。感情が抑えきれず大声を出したくなったり、カッとなりやすい傾向にはビタミンB6の豊富なニンニクや鶏肉、マグロを料理に合わせます。もっとも、GABAという物質に期待する前に、その材料となるタンパク質(アミノ酸)が重要です。


≪自信がない≫

はつらつとした気分を呼び戻すビタミンCクエン酸が有効。柑橘類や生野菜を食卓に並べてビタミンを補充します。



≪他人を責めてしまう≫

問題の原因がどこにあるのか、今すべきことは何かを冷静に考えるためにレシチンが必要。アーモンドや枝マネ、鶏卵、豆腐を日常的に食べます。

大豆レシチン(植物性)と卵黄レシチン(動物性)を偏らずに摂取するのが良い感じがします。



≪細かいことが面倒≫

ビタミンB1を摂ると、目の前の作業に集中しやすくなります。ぬか漬け、きな粉、ウナギがおすすめ食材です。パンやパスタ、うどん等の炭水化物の摂りすぎにはご注意。ビタミンB1を消費させて、おっくうになる原因になります。


【参考:田中路子氏(Prevention Journal「会員情報Premec」第10回】



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これを書いていて思いましたが、


結局は最近言われているような、地中海料理や日本食をベースに過ごしていることが、こういった気分(精神)状態の緩和・改善と予防になるようですね!


病状の改善ということを目的とするのであれば、点滴療法やサプリメントで濃度依存的に摂取していかないといけないことは感じますが、


毎日のコツコツ摂取する食生活が大切ですね。気を付けたいと思います。




Masa