栄養を扱う「覚悟」 | リハビリ茶屋

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理学療法士/抗加齢指導士のエイジング情報

医療界における栄養分野へのパラダイムシフトの兆しが、イイ感じになってきました。


パラダイムシフト: ある時代・集団を支配する考え方が、非連続的・劇的に変化すること。社会の規範や価値観が変わること。(大辞泉より)




現在、日本リハビリテーション研究会(Facebook会員限定)の会員数が、500名を超えました。


著名な先生方や栄養に関して熱心な方々の集まりで、


記念すべき第1回目の研究会も、先週末に横浜で行われました。






この流れはまだまだ続くと思います。


何故?


アメリカが10年前ほどにそういったシフトチェンジをしているから、(日本では10年後に起こる?) …ということもあるかもしれませんが、


このIT・情報社会では患者さんは自ら、根本的に治癒する方法を調べ尽くします。


根底は、細胞がどうやって治癒していくかということでしょうね。


そこに、加齢現象を絡めてどのように疾患と対象者を捉えていくか






このパラダイムシフトは、


「脳を理解することは神を冒涜する事だ」と言われた約20年くらい前に、脳科学の分野に起こっていた風潮に似ている気がします。


常に更新され続ける体内の細胞組織では、自己産生(autopoiesis )過程が続きます。 (2010年11月17日記事 ⇒「身体知 」)





細胞の再生に大きく関わる栄養を追い求めるということは、


脳・認知科学の現象と同様に、


Endlessに答えを産出し続ける、そんな終わりなき世界へ突入する「覚悟」が要る気がします。



私が栄養と脳科学がなんか似てるなーと感じる所以はココです。










健康志向や栄養情報がブームで終わってはいけない。


表面上で扱えるもんでもない。捉えてやる、なんて決して奢ってはいけない。


いのちを養うために自らがその手段を実践し、いのちを扱う、食とはそのいのちをいただくという観点から謙虚に学ばないといけない。






と、しがない一療法士の想いだったりシマス。







Masa