山梨での研修を終え、帰宅いたしました。
自分の課題と、それに対するやらねばならないことが明確に出来たことが良かったと思います。
それにしてもまだまだ身体現象を読みとって考察していく、いわゆるclinical reasoning(臨床推論)の力がないことに凹んで帰ってきました。
(この身体の重さは毎日アルコールが体内に入っていたことも大きな理由でしょうけど!)
(代謝を上げて極力早く排泄しなければ)
患者さんの中枢神経系に働きかけて運動表現(身体)を変えていくということは
変えようとしても力ずくでは変えられるモノではなく、個性に共感し相手の土俵にお邪魔しながら、ともに進んでいく必要があります。
障害によって無意識に作られたBody Schema(身体図式)や参照枠⇒平成23年6月1日記事 )を、
『こんな別の枠組みもありますよ、ちょっとこちらにしてみませんか?この新しい枠組みはどうでしょう?え、合わない?ダメですか。ではこちらは?あ、落ち着きますね。楽ですか。そうですか、じゃあ、この枠組み(身体図式)を使ってちょっと動いてみましょうか。どうですか?動きやすくないですか、動けますね。』
なんてやり取りを、接触もしくは会話の中で行いつつ学習を共に探索していく。
筋肉を伸ばしたり鍛えたりすることも必要だけども、
その前にその方の制御機構がどうなってその運動表現(筋肉の使い方)になっているのかなー、なんてことを
やり取りの中で読み取りながらポテンシャル(潜在能力)を予測し、導く。
相手を変えようなんて思ってはいけない。
自分が変わること。
中枢神経系は常に(シナプスの)変化を求めているわけであって、その変化に合わせてTherapistも変化していくことで情報の共有が図れて、二人三脚で進んでいける。
自分がアクティブになること、
自分が意識的にも身体的にも環境に合わせて変化させていけること、
要するに、自分がこの時代背景に合わせて変化していけること。
自分のコンディションを自分で整えること。
それが出来ない限り患者さんの微細な変化を読み取ることが出来ず、身体活動にも変化を作っていけない。
相手を変えたければ、自分が変わる。(なんかで読んだような。⇒過去記事(平成23年7月27日 )
そういった「人間力」でしょうか。必要なのは…。
そんなことを再確認出来た講習会でした。
でも最終的には相手の回復過程を最短距離で促せてなんぼなので、
小難しい知識や理屈ばっかこねないように、したいです。
技術、磨きます。
Masa