競泳選手のケア | リハビリ茶屋

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理学療法士/抗加齢指導士のエイジング情報

今日は、毎年開催されている競泳のとある選手権のケアに、三重チームのトレーナーとして、先輩PTと参加させていただきました。


今年で3回目。


対象は中~高校生。小学生にはストレッチ方法の伝達などのみ。




背泳ぎ種目に出場する高校女子選手が私のところへ来ました。


ストロークの時に左肩が痛い」と。


競泳選手としての体つきはしっかりしているけども、筋肉が少々硬い様子。


クールダウンのストレッチはするけども、筋トレ前にはあまりしないと。




筋肉の質(体質)の個人差とか、あるのかどうか僕はあまり分からないけど、


硬くなりやすいという性質が少なからずあるかもしれないので、トレーニング前にもストレッチで身体をリセットするつもりでいることは必要、と言う旨を話しながら身体を見させてもらっていると、


やはり、体幹の捻り(左)やお尻の硬さに目がいきます。




おそらく、左への上半身の捻りがあることで肩甲胸郭関節が上手い具合にスライディングせず、肩甲骨の臼蓋が下方に落ちたまま上肢(上腕骨)を動かす(ストロークする)ので、肩甲上腕関節とその周辺組織にストレスがかかってしまうのでしょうか。


そんな仮説を立てました。




レース前だったので、簡単に筋肉のストレスを取っただけで送り出しましたが、


上記のような身体評価の仮説が正解か否かは分からんけども、根本的解決を出来る限り心がけて、コアに注目したトレーニングに取り組んでみてください、とも伝えておきました。







私個人のスキルを磨くためにも、


そして選手の今後の身体への取り組みと競技結果につなげられるようにするためにも、


こういったことを定期的に検証・ケアしていけるシステムを早急に作り上げなければなぁ、と再確認できた日でした。


テーラーメイドの予防と治療を提供できるヒトになりたいものです。




Masa