整わざるをもって美となす | リハビリ茶屋

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理学療法士/抗加齢指導士のエイジング情報

とある建築家がいました。

彼のコンセプトは、

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自己の建築の内部空間と外部空間、及び時間空間を考える時、

その相互関係を対立ではなく、


融合させ共生させていく」。

その結果、その場所にその建築がなされたお陰で、


自己の環境はもとより、隣接しているそれらの環境も、


以前にも増して調和のとれたより良い環境の創出になる。

それは一見無秩序に見えるが、それなりにきちんとした秩序が存在しており、


複雑で変化に富んだ、また一つ味わいのある美しい街並が創造される


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という。





ヒトに関しては、


ホメオスタシス homeostasis」(ホメ/同じ、スターシス/状態):生命を維持するために温度や環境の変化に合わせて人間の体内の生体機能を一定に保つ能力


が人間には備わっています。



それと同じ意味合いで、 (僕が思うには、)

アロスタシスallostasis」(アロ・異なる、スターシス・状態)


という概念を提唱する人がいます。


これは要するに、


温度や環境の変化に合わせて適応していく(ホメオスタシス)ということは、


何もまったく同じ状態を保っているのではなくて、


時間が経過しているだけでも、分子レベルでは新しい別の何かに生まれ変わっていることでもあり、


生まれ変わっているものの、かつ同じ状態を保っていること


すなわち変化しているにも関わらず同じ状態に見えるのは、


それは素晴らしくシンセサイズしているということ。










ヒトにおける科学性は、

建築家のコンセプトのように、


「環境」との適応、それも物的・人的な環境要素だけでなく時空間的な要素や、ムード(情・雰囲気)やスピリチュアル(霊的)な因子との融合を図っていくことによって生まれると考えます。


そうなってくると、


果たしてそれはサイエンス(Science:科学)なのか、

サスペンス(suspense:不安や緊張が続くことを楽しむもの)か。




分からな~い。ヒトって。(°д°;)








Masa