初診料が上がっている | 生活を豊かに醸造したい(life-brew) FP/料理/craft beer/音楽/美術/身の回りや季節のこと など-

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FP事務所ライフブリューです。
2019年まで「Mr.ソトコト」で綴ったブログをFP開業を機に再開します。
FP関連の比重を高めたい!と意気込んでますが、まぁあまり気負わず続けていければ。
以前の記事も残しておきますので、よろしければご覧下さい。

 

この10月から、大病院の初診料が五千円から七千円に値上げされています。寒くなってきて体調不良や風邪で駆け込んで「え、高いなあ」と思った方もいるのではないでしょうか。

 

自宅近くの開業医や小さな病院などの地域医療からの紹介状を持たずに大病院を受診すると、これまでも高額な初診料を請求されていたのですが、それがさらに大幅に引き上げられたのです。

 

なんでもかんでも大病院にお世話になる症候群?を抑制して、大病院しか担えない重病患者や専門・救急医療に支障がないようにと、まず初期症状やちょっとしたケガは「かかりつけ医」に行ってくださいということです。

コロナで、発熱外来が大病院に集中するのを防ぐことにもなるのかな🤔

 

ワンストップで全ての診療科が揃っているし、医療水準も安心できるから、どうしても大きいところに行きたくなりますね。

かかりつけ医制度が取り入れられましたが、自分の勝手なイメージでは、かかりつけ医って年配~高齢の赤ひげ先生のような開業医を想像してしまいます(古い)。

 

かかりつけ医の公開データベースを検索すると、大きめの医療法人の複数の営業所なども登録されていて、かかりつけ医との関係はもっとスマートに変わってきているのかもしれません。

 

でも、最初は子供の風邪や腹痛など、近いからと診てもらった診療所でも、家族で長くお世話になっていると体調+アルファの部分も理解してもらえる関係になっていくのだろうと思います。信頼関係や、自分の体を知っている安心感が出てきますね。

その場合は、カルテだけ引き継がれて担当が異動で変わるところよりも、ずっと同じ先生で最後は看取りまでやってくれる関係のほうがいいな、と思います。

でもこれは、転勤族だとなかなか難しいですよね。

 

母親にはそのような60年来のかかりつけ医がいます。先生のほうが息子に代替わりしていてお互い高齢ですが、理想的なかかりつけ医です。でも自分は転勤もあり、なにかあれば総合病院に行っていた人なので、将来在宅介護の対象になる?なら馴染みの医者を作ったほうがいいかな、と思い始めています。

 

「町医者」がたくさんいる地域ならいいですが、遠地にしか医療機関がないところは、どうせ受診のために長距離移動するなら大病院にいきたいだろうと思います。

医療の受診機会格差を考えると、値上げの意図に沿った医療機関の使い分けが難しい地域もあるし、一方で人手の足りない過疎地域の診療所の負担がさらに大きくなることも考えられます。

 

「町医者分布率」かなんかで、大病院の初診料に差をつけることとかできないですかね笑

そのようなニーズがあるかもわかりませんが、そんな気がします。

 

ではまた。

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