以前、今年度から高校家庭科で「資産形成教育」「投資信託」を学ぶことになるけど実際はどうなの?という疑い深いタイトルで書きました。
先週、もう少し調べてFPの勉強会(スタディグループ:SGといいます)の場で講師としても話してきました。
期待先行と話題性で、針が棒のように語られていることは心しておかないといけません。
「高校で投資を学ぶんだ」なんておいおいそこのお父さん。別に株の売買を教わるわけじゃないんですから。
時間確保と先生のリテラシーの問題もあります。あれもこれも教えないといけないし、投資なんてどう教えればいいの?やってないし!という先生たくさんいるでしょう。大変です🥺
でも、金融庁や日銀、金融業界団体が副教材たくさん作っていて、なかなか使い勝手がいいんです。全国の先生の指導実例も豊富だし、日本FP協会はじめ様々な団体が昔からインストラクターを学校に派遣している。
実は公民科にだって金融教育があるし、複利計算は数学Ⅱの指数関数で習うなど、他教科で座学で学んだことを家庭科にもってきて、そこではゲームやワークで体験し身体で学んで覚える。そんな循環が良さそうなんだけどなぁ。
だって、家庭科は実技実習の時間を半分以上割かないといけないんだから。実習は調理だけじゃないんです。だから、たくさん指導事例やワーク素材がある。
教えたくてウズウズしている人達もたくさんいる😓
そう、上手く外部の力を使ってほしいです。
あとは時間だけ。
「知らないで損するのはいやだ」
パーソナルファイナンスの研修を受けた大学生から良く聞きます。アンケートにも書かれます。かなり真剣に、今日知ったことは自分ごとになったと大きな気付きになっています。
でも、今までは自分から学びにいかないし、難しそうとか「はしたない」とか近付かない。
お金ってそういうものでした。
正しく怖がり、付き合っていける経験をさせてもらってないのです。
学校の授業のように強制的な機会があって、それが「楽しければ」次につながるんですね。最初のイメージ大事です。中身より。
だから金融ゲームの研修は相当戦略的に考えてつくっています。
ぜひ機会があればやってみて下さい。
HPでも紹介しています。
ではまた。