ウガンダのお姉ちゃんと再会 | ドイツ、悪妻愚母のよもやま話

ドイツ、悪妻愚母のよもやま話

主婦にして家事はおざなり、興味あることだけ、猪突猛進の悪妻愚母のドイツ生活

 アフリカフェストの最終日。今年は2回目という事もあり、去年のように毎日は出かけなかった。しかし、やはりあのドイツと全く違う雑多な雰囲気は味わいたい。午後、旦那を誘って少しだけ見に行った。

 アフリカンプリントの衣装をまとって佇むおじさん。なかなかのお洒落さん。

このお店で、首尾よくアフリカンワンピースを一着ゲット。

 

 旦那がお腹が減ったというので、何か食べようと食べ物のスタンドをぐるっと一周。美味しそうなサモサや煮込み料理のお店が並ぶ。

 

 サモサと言えば・・・。

 去年のアフリカフェストでサモサを出店していたあのお姉ちゃんは今年もいるかしら。

 計算はやや苦手でどんぶり勘定するも、愛想が良くて笑顔を振りまきながらお店を切り盛りしていたあのウガンダ出身のお姉ちゃん。

 彼女の一番の特徴は、鳥のように長いつけまつ毛。あれをヒラヒラさせて仕事をしていた

 見ると、去年と同じ位置の店に背格好が似ている女性がいることはいるのだが、しかし何かが違う。なんか地味?というか、まつ毛がない!?

 

 しかし、じーと凝視していると目が合って、向こうもしばらくこちらに視線を当てた後、「あら、あんたねー」と笑い出した。すごい、よく覚えていたな。やっぱりあの姉ちゃんだった。

あの過剰ともいえる長いつけまつ毛をヒラヒラさせていたウガンダ出身の姉ちゃんだ。
 

「あ、あなたまつ毛なしだからパッと見でわからなかった」

と言うと笑い出し、

「そーなのよー。あたし今日超疲れていてさー、化粧する暇もないし、まつ毛も忘れちゃったわけ」

とあっけらかん。ちっとも悪びれず、同僚とゲラゲラ笑っている。私も遠慮なく笑ってしまう。

 

 去年まつ毛があった時は、フルメイクをしていたこともあり、なかなか妖艶なブラックビューティーだったが、今日はドすっぴんでまつ毛なしなので、かなり印象が変わって地味に見える。

 でも明るくフレンドリーな態度は変わらず、

「あんたは相変わらず若くてきれいねー。そのアフリカンドレスも似合っているわ」とお世辞も忘れない。このアフリカンドレスは一昨日の悪妻活動(ショッピング)中に買ったもの。

 

「あんた、いつも私のお店でサモサ買ってくれたわよね」

そう、私はこの町で1回、その次の週には別の町で行われたアフリカンフェストにも足を伸ばし、その都度姉ちゃんのお店でサモサを買ったのだ。

 

 今年もお約束通り、サモサを買う。姉ちゃんは相変わらずどんぶり勘定で、全額払おうとする私を待たず、あ、残りはいいわ。と2ユーロ負けてくれたが、後でよく考えると、なんで4個で17ユーロになるのか。どう考えても計算が合わない。

 というか、別の店員さんに最初に値段を尋ねた時は一個3ユーロって言ってなかったっけ?ボラれた私?

 おまけに日本から帰ってきたばかりで3ユーロ(約500円)ひぇー高い!と大ショック。

 別のアフリカフェストでサモサを買ったときも、10個注文して9個しか入ってないこともあったし、計算は超テキトー!?

 

 単に計算が弱いのか、私がボラれたのか、忙しくてたまたま忘れたのか。来年もう一度行けばわかるかもしれない?うーん。