先日、ブログでも書きましたが、
母と実家で二人暮らしだった
認知症の父が、
昨年12月に
3度目の誤嚥性肺炎でICUに入院して
3週間ほど闘病しておりましたが
1月に他界いたしました。
(享年81歳)
父の最期には、
家族全員で
手を握り声をかけながら
見守ってあげることができました。
父が急逝して
半月くらいが経ちましたが
皆様には
レッスン日の変更のご協力と
たくさんのお悔やみのお言葉をいただきまして
ありがとうございました。
遺された母の手助けをするために
メンタルや生活面で様々なサポートをする中で
私も気が張っているのか
まだ実感が湧かない感じもいたします。
子として、
いつしか親を見送る役目は
誰しもがあるものですが
父との別れを
現実として受けとめる気持ちと
まだ信じられない気持ちとが
いまだに胸の内では交互に渦巻いています。
父がいつも通りに
実家でまだ暮らしているような
そんなイメージなのですよね。
父は、
私が子供の頃は
授業参観で必ず話題になるほどのハンサムで
優しくて、独特で、前向きで、行動派で
落ち着きがあるのに面白くて、
頭脳明晰で賢く、博学で、
子煩悩で、ドライブが好きで
山や海など自然が好きで
勉強はもちろん、
人生においても
私が質問するとなんでも教えてくれる
尊敬できる自慢の父でした。
子供の頃に学校で
よく書かされる
「尊敬できる人は?」という問いに
クラスメイトのほとんどが
偉人伝人の名前や有名人を書いていますが
私は「父」と書いていたくらいでしたねぇ。
思春期では、
自由奔放な私でしたので
父には心配をかけた時期もあったり。
初孫を見せに帰った時は
玄関先で
赤ちゃんだった長男とおじいちゃんが
二人嬉しそうに
すごく笑顔で笑いあっていたのを
今でも鮮明に覚えています。
父は50歳過ぎてから
運転免許を取得して
70代前半まで
愛車を運転して
日本全国どこでもドライブに行くほど
凄く自由でアクティブな人でしたので、
私が一度のドライブ旅行で
1500キロくらい平気で走るのも
そんな父の娘だからこそ。
似てるんですよね。
年齢関係なしに挑戦する、
それを身をもって教えてくれたのも父でした。
また、父は
若い頃から小説を書くのが趣味だったので
私がブログでつたない文章を書くのが好きなのも
やはり血を受け継いだのでしょう。
4年くらい前に
父が正常圧水頭症になって
手術になったのですが、
「最近、記憶がおかしくなってきた」と
不安に思う父に、
私が元気づけて
「こうこうこうで(略)
絶対治るから大丈夫よ!
私が絶対に治してあげるから」と言うと、
「お前がそう言うなら大丈夫だな」
「そうか、心強いよ。」
「お前は強靭な精神を持ってるから安心だ。」
そんなことを言ってくれた父。
父の教えがあったこそ
そんな不屈の精神を
私は身につける事ができたのです。
父の娘で生まれてきた事を
感謝しています。
4人の孫たちにも優しいおじいちゃんで
子供たちが小さい頃は
動物園やサイクリング、
ドライブによく連れて行ってくれました。
朝早く、うちに来ては
子供たちに
「天気いいぞー起きろー
いつまで寝てんだ(笑)
どっか連れて行くから用意しろー」
って、
いつもお菓子とジュースを買ってきてくれて☆
うちは母子家庭なので
おじいちゃんが父親がわりで
孫たちもとっても大好きでした。
次男が生まれた時には
ちょうど、おじいちゃんが
ケンタッキーを買って遊びに来てくれて
玄関ドアを開けた瞬間に
私が廊下で破水して、
おじいちゃんに
急いで車で病院に連れて行ってもらい
上の子供達を見てもらって助かりました。
その翌日
次男は無事に生まれたのです☆
4番目の末娘は
1番のおじいちゃんっこでした。
おじいちゃんの耳たぶを触って
寝るのが大好きで☆
↓
美麗とおじいちゃんは
いつもお笑いみたいな掛け合いが最高の
とても仲の良いコンビでした☆
美麗が
アイドルSUPER☆GiRLSのメンバーになった時も凄く喜んでくれて。
孫たちみんな、
おじいちゃんが大好き。
4年前ほどから
父が認知症になり始めて
私の運転で
旅行やドライブなどに
頻繁に連れて行っては
脳を少しでも活性化させようとサポートしてきましたが、
コロナ禍によって
高齢者に移したら大変ということで
特に注意が必要な日常となり
1年ほど会えずに
電話での会話だけだったのですが
昨年秋あたりから
コロナ禍も落ち着きはじめたので
父の介護サポートをするために
週に1回か2回ほど
また実家に通えるようになりました。
毎週、私と子供達とで
実家に通ううちに
表情豊かな笑顔を見せてくれるようになって
会話もだんだん増えて
サポートの手応えを感じ始めた矢先でした。
今年は
父との旅行やドライブも再開して
父の介護サポートに
時間をさらに費やそうと思い
私も個人レッスンを減らしていく計画しておりましたが、
その父へのサポートがなくなりましたので
母の手助けをしながらも、
また仕事の方も
ご新規の方への
個人レッスンを毎月人数限定で
少し増やしていこうと思っております。
父から教えてもらった
前向きな考え方や
多方面の物事の見方を、
これからも
レッスンやブログを通して活かして
皆様のお役に立てるよう頑張りますので
どうぞよろしくお願いいたします。
父とはもう実際に話すことは叶いませんが
心の中で問いかけると
いつでも応えてくれるような気がします。
人の想いや魂は
永遠に消えることはないから
父はずっと私たちの中で生き続けていきます。
★★★★★★★★★★★
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