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進化するスプリント (Update)

世界陸上を観ていると、ボルトが200で19.19っていう覚えやすいタイム

を出していた。 「Business Insider」を観ていると陸上の記事があった

ので、珍しく陸上ネタ。


Usain Bolt Mystery Solved!

Earlier we wondered why on earth Usain Bolt's 200M

record was more thantwice his 100M record. Turns out our

assumption was wrong. Most of the time, the standing

100M record is more than half the 200M record, so it's not

actually that unusual.


ボルトの200Mの記録(19.19)が、彼の100Mの記録(9.58)の2倍以上

である事にについて疑問に思っていたらしいが、歴史的統計を見ると、

100Mの記録は200Mの記録の半分以上だった事は実は珍しくなく、

その仮説(疑問)は間違っていた、と言うことらしい。


果てしないカオス


まぁ実にマヌケな見解なんだけど、こんな事を疑問に持つのは間違え

なく陸上に無関心だった人の考えで(普通はそうだと思う)、2倍かどうか

なんて大した意味はない。 96年に大幅に2倍を割っているのは、マイケル

ジョンソンが大幅に世界記録を更新したからであって、さらには100と200

のレコーダーが常に同一人物だという事もない。


果てしないカオス

ボルトの場合は、100が9.58という事なんだけど、風が+0.9という事で

公認圏内の2.0の場合を考えると理論値では、9.47だった、という事になる。

さらに硬いタータン(トラック)だった場合には、9秒3台だった可能性も当然

残されていた。 ストップウォッチで測ると9秒1~2という凄まじいものになる

んだけど、100Mというか、ほとんど100Y(ヤード)の記録。

まぁ要するに、今後の可能性としては、9秒3台の可能性は大いに残されて

いる、という事になる。(まだ22歳らしいし)


200の場合は、19.19という事で、こちらは北京と同じ向かい風。(-0.3)

100同様、追い風2Mを視野に入れると、好条件の下で理論的には+0.23、

「18.96」っていうタイムも可能だった事になるんだけど、200の場合は

スタジアムの中では風が舞ってたりするので、発表された風と体感する風

はかなり違う場合がある。  よって、向かい風だと発表されても、実質

追い風だったりするので、理論値どおりにはいかない。(自分も経験済み)


さらには、今回5レーンだったボルトなんだけど、理想でいうならば7レーン

で走り、尚且つ8レーンにタイソンゲイでも入るような条件だと、かなり違った

タイムになるんだろうけど、準決の上位4名が3~6レーンに入る事を考え

れば、7、8レーンに「2トップ」が入る事は実現の可能性はほとんど無い。

(一般的に200の7レーンはベストレーン)


確実に言えるのは、タータンが硬くないっていう報道なので、100同様、硬い

タータンだとタイムは確実に縮まる事になる。今後は19秒切るか切らないか

っていうのが1つのテーマになるんだけど、可能性は大いにある。良からぬ

噂も付きまとうボルトだけど、まぁ18秒は見てみたい。


果てしないカオス


自分の世代では、ピエトロメンネアの19.72(高地)が偉大な記録で、その後

のマイケルジョンソンの記録(19.32)がセンセーショナルなものだった。

この記録も50年以上は破られないだろうって言われてたんだけど、それが

19秒以内の時代に差し掛かろうとしている。 いや、「空想の」記録です。


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霧中の「ドル離れ」

AIG筆頭株主のアメリカ政府って、リストラ進めて経営再建を加速

させるんじゃーなかったんだろうか? 


「米救済企業でまた高額報酬 AIG新CEOの年収10億円」
果てしないカオス

 

この手の話題が絶えないアメリカ企業なんだけど、ゾンビにも関わらず

誰よりも多い報酬を公然と手にしている。 オバマ政権に「幹部報酬の

特別監督官」ってのがいるようだが、ただの飾りらしい。

アメリカ納税者のみならず、米国債を買わされてる日本人にも間接的に

関係してると思うんだけど、もう少し目を向けるべきなんじゃないだろうか。


色んな意味でアメリカに嫌気が差している中国なんて、リアリスティック

且つ毅然としていて、アメリカ衰退後の将来を常に見据えている。以下

17日付のフォーブスから。(米国債絡み)


China cut U.S. Treasury holdings in June

                           (Aug17.forbes.com)

NEW YORK- China reduced its holdings of U.S. Treasury

debt in June by the biggest percentage in nearly nine years,

according to Reuters historical data and a Treasury

Department report issued Monday. Even with the Chinese

reduction, overall net purchases of U.S. Treasuries totaled

$100.53 billion in the month, up from $22.55 billion in sales

in May.

中国が、ここ9年間の中で最も大きな割合の米国債を減少させた事を、

ロイターや米財務省からの報告を基に報じている。ただ、中国の売却を

踏まえた上で、5月の225億5千万ドルの売り越しから、6月は1005億

3000万ドルの買い越しに転じた事を強調。


China reduced its net holdings 3.1 percent to $776.4 billion

in June from $801.5 billion in May. But its June holdings

were still larger than April's $763.5 billion and $767.9 billion

in March. "There are a lot of new investors coming into the

Treasuries market. For example, (U.S.) household holdings

of government debt have risen," said William O'Donnell,

head Treasury strategist with RBS Securities in Stamford,

Connecticut.

中国の米国債保有額は、5月の8015億ドルから3.1%マイナスの7764億

ドルへ減少したんだけど、3月・4月の保有額よりはまだ大きい事を強調。

そして最後にRBS証券の国債ストラテジストであるウィリアム・オドネル氏

の意見として「中国の保有額が減る一方で国内投資家が市場に参入して

いる」コメントを紹介。 (以下参考)


      09Jun  May   Apr   Mar  Feb

China  776.4   801.5  763.5  767.9 744.2

Japan  711.8   677.2  685.9  686.7 661.9
U K    214.0  163.8  152.8  128.2 129.1 /in billions of dollars
「MAJOR FOREIGN HOLDERS OF TREASURY SECURITIES」


そして日経ネットからはその内訳。

「中国、米国債の保有を大幅減 6月末、外貨準備の運用多様化も」


記事にあるように、米国債の価格下落を警戒して保有比率を高めてきた

「短期債」が大量に償還した模様。 一部を長期債、残りを米国債以外に

充てたらしい。 「長期債」再投資の経緯は分からないんだけど、中国は

今年に入っても短期債を451億ドル購入、6月の短期債償還後の今現在

2104億ドル保有らしい。(ブルームバーグ)


要するに中国保有の米国債のうち、3割弱が短期債で占められている事に

なるんだけど、「中・長期の」米国債の購入ペースに比べて、短期債購入

ペースが圧倒的といえる。(ちなみに8月19日の米5年債のCDSは28.99bp)


日本では、この間、民主党の中川さんが外貨準備政策について「ドルから

の分散投資」の意気込みを語っていたんだけど、それにブレーキを掛ける

ような慎重論がここにきて強くなってきた模様。

「米国債中心の外貨準備、政権奪取後慎重に判断すること」

「民主・直嶋氏:ドル中心の外貨準備の運用続ける」


輸出先がアジアへ拡大する事を考えれば、中川正春氏は至ってマトモな

事を言ってるんだけど、政権誕生前って事と現実的に実現難って事で、

大きな事を言うのは控えましょうっていうアナウンス。

実際には、他の通貨への分散ではなく、中国みたいに短期債の比率を

上げたり、他のドル商品に変えたりして徐々に脱却していくのが理想なんだ

ろうけど、政権誕生前からブレーキが掛かった印象。 世間的に、他の政策

に比べあまり採り上げられないけど、まぁ注目です。


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「EPSに付く運命」の株価 (Update)

前回記事でも触れたんだけど、矢継ぎ出てくる指標は「出口」が程遠い

事を覗わせる。  


デフレの波は国境問わず、といった現状で、百貨店に限っては歴史上最大

の危機といったところになる。

「米小売り、二極化鮮明に 高級百貨店など低迷」

「7月全国百貨店売上高は前年比‐11.7%=日本百貨店協会」


デフレ下で、消費者の選択肢から真っ先に外されるのは仕方ない百貨店

なんだけど、百貨店情勢なんて実体経済を見極めるのに程よい指標だろう

し、売上高の前年割れが「17ヶ月連続」って事で、これ見てると不況と言う

か現状を認識する。 


まぁ政府の経済対策によって、その個人消費も少し伸びたらしいGDPなん

だけど、(青→名目 赤→実質)

果てしないカオス


その見栄えも一過性の色合いが拭えず、目先の株価にも「期待薄」

が表れている。RSIも「歴史的天井タッチ」から急落。過熱感も冷めてきた。

果てしないカオス


数字上はマトモな株価


そういえば先日、年初来高値の「10630円」を付けたNK225なんだけど、

それに関して当ブログの閲覧者の方からメッセージを頂いた。以前の記事

で自分が「1万抜けても10600~10700円位までじゃないか」と言っていた

ので、それを付けた今後は「バテ相場」のスタートか?といったものだった。


その記事って6月13日なんだけど、自分としてはその直後にその辺り

(10600~10700)に到達し、その下のレンジで「バテ相場スタート」の

シナリオだったので、10500を抜けるのに2ヶ月も掛かるなんて思っても

みなかった。 予想外な時間を経ての数百円上げ(たったの)って事で、

意外な底堅さを表している、と思う。 なので今後「悲観するような急落」の

気配は、自分の中では感じない。


まぁ世間一般では「PER40倍」は割高なので、そのうち急落だ、みたいな

意見もあるんだけど、40倍自体は何度も言うように、「流動性持続」も考える

と世間一般が思っているほど割高ではない。 要は公開されている予想EPS

(今現在235前後)自体が疑わしいので、「ホントはPER40倍ではないんじゃ

ないか」と思うわけであって、EPS235が正しいのであれば、数字上は日経

1万円はさほど高くない、といったところになる。


ちなみにアメリカの株価も、ダウ・SP500等を構成する企業の利益と株価

水準を比較すると、日本よりも随分と割安になっている。 「陰謀論」なんか

好きな人は随分と話を膨らませて株価上昇の根拠を作ってるんだけど、

数字上は(PER18倍 19倍くらい?)マトモな株価になっていて、割高な株価

とは言えないように思える。


果てしないカオス


ただ、その利益を構成するファンダメンタルズが随分と「お化粧」されている

訳であって、その辺の「陰謀」を突っ込むのは自分も楽しいんだけど、公表

されているEPSを鵜呑みにするのであれば、数字上はマトモな株価になって

いる。 一般的な投資家はそれ(予想EPS)を基準にするしかないし、株価は

EPSに付いていくしかないのが現実といえる。 なので株価がおかしいという

訳ではなく、ファンダメンタルズがおかしいって表現しないと、誤った認識を

世間に発信する事になる。(微妙に違うと思う)


話を日本のベンチマークに戻すと、日経平均のEPS予想を的中させるなんて

実質は誰にとっても不可能だし、そう考えるとNK225の動きを的中させるなん

て誰にもできない。 まぁ個人投資家は個別(企業)のEPSを予測する事が

仕事だと思いますね。 可能な範囲で、という事で。


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