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パウエル議会証言とNVDA予想PERについて

今週明けの3月2週にパウエルの議会証言が下院、上院(6日・7日)とあるでしょう? 実質的な内容は決まっている。

 

金融政策に踏み込むのであれば、市場期待の早すぎる利下げは再度の高インフレ吹き上がりのリスクがある、といった認識を表現はどうであれ発信するはずで、「利下げリスク」をアピールすることだろう。

 

昨年からしつこくいっているが高金利継続の可能性は高いということ。メディアは切り取りして使い勝手の良い報道をするかもしれないが結論としてはこんなところ。利下げあるある詐欺、のような同調圧力に乗せられ既に損失を被っている一般投資家の話は昨年来ウンザリするほど聞いている。

 

 

 

 

 

で、実際に議長が「早期利下げのリスク」について議会証言したとして、急な坂道を上り続けてきたハイテクにどのような影響をもたらすかはわからない。その理由としては、エヌビディアがマクロ(ここでは高金利)に反発するように相場をリードしてきたからである。

 

 

 

エヌビディア(NVDA)の予想PERについて

 

そんな中、(エヌビディアの)25年1月通期決算について触れる媒体はほぼ無かった。4Qの結果(23年11月‐24年1月)のみ報道されていましたね。

 

現在、エヌビディアの株価を予想PER30倍‐40倍程度としている媒体は、特定の媒体による独自EPSを根拠としていることがわかる。エヌビディア自体は1Qまでしかアウトルックを出していない。

エヌビディアの4QEPSは4.92だった。25年1月期1QEPSに関してはアナウンスがでているので、5ドルに乗るだろうと。たとえば、手堅く5.25(1Q)として、定規で測ったように2Q5.50,3Q5.75,4Q6.00、なんてするでしょう?

 

25年の四半期EPSを6ドルに向かって緩やかに上昇させ、それを加算すれば(5.25+5.50+5.75+6.00)、25年1月期の通期予想EPSは22.5になるわけです。国内証券含むどの媒体も、だいたいこのような形で25年1月期通期予想は「22.5‐25」とかでしょう?

 

その調子(22.5)で本日終値776.63を測ると予想PERは34.5倍になるわけで、そういう簡素な感じで公表している。実際にはだいぶ違うと思うのだが、外部からすればそのような見通ししかできない。しかし相場はそれで動く。 確実にいえるのは、既に発表された24年1月期の11.93という事実のみ知り得ることができる。

 

 

 

 

 

つまりその事実をもって予想(発表)されている成長性をどう捉えるかは人それぞれ。 そもそも業界平均PERというのは自身の中の印象で割安か否かが決まってしまう。成長産業であれば30倍、成熟産業は10‐15倍(で割安)、といった具合である。逆にそれらの数値でも割高、と感じる人もいる。

 

当然ここではBSやCFを除いている。それらを加えれば数値の印象も随分違ってくるわけだが、これまたいずれ。(乱文あり失礼しました)

 

 

 

※タイトルと文一部を訂正しています