わざわざ「あなたの恋人と結婚します」と報告って、何考えてる宣孝さん? | えいいちのはなしANNEX

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このブログの見方。写真と文章が全然関係ないページと、ものすごく関係あるページとがあります。娘の活動状況を見たいかたは写真だけ見ていただければ充分ですが、ついでに父の薀蓄ぽい文章を読んでくれれば嬉しいです。

そういえば宣孝は、若い頃の道長がまひろと一緒に歩いている場面に出会っていて、「おまえはまひろとどういう関係だ」と上から目線で聞いたシーンがありましたよね。

 道長のほうは忘れていても、宣孝は覚えているでしょう。

 宣孝は、まひろの「忘れえぬ人」が道長であることを先刻承知です。
双方の現在の感情を含めて、全部承知しているんでしょう、そのうえで、まひろを「まるごと引き受ける」と言ったわけで。 
 宣孝はわざわざ道長に「あなたの昔の恋人は、私の妻になりましたよ」と道長に報告しています。何度も「越前守為時の娘」だと念を押して。
 山城守就任のお礼より、この「報告」のほうが主目的のようです。
 なんで、わざわざ、そういうことを言いに行ったのか。 それをわざわざ、まひろにも知らせたのか? 
 「あとで意地悪されたら困る」とか「お前が好きだから」とか言ってますけど、どうやら次週さっそく、宣孝は若い女と浮気する、らしいです(この時代には、浮気とは言わない?)。
さすが海千山千のプレイボーイ、どうも、宣孝の本心って読めないのですが。
 「俺も自由にするから、おまえも自由にしろ」みたいな。 
もしかしたら、まひろと道長はこのあとも「密会」することになるのではないか、宣孝は「それも黙認しますよ」と道長に言いに行ったのではないのか? 
と私は邪推?しています(この時代には、不倫とは言わない)。 
紫式部の産んだ娘(大弐三位、とのちに呼ばれる女性)は、もしかしたら道長との子かも知れない、宣孝は全て飲み込んでいる、という可能性もアリ、と私は妄想しています。
(もちろん、あくまでこのドラマ限定の話で、史実の話ではありません)
 私の考察?は、今回もかなりハズしているので、まあ、妄想だと思いますけど。 
 ちなみにこの時代は基本「通い婚」ですから、宣孝がまひろと結婚したとしても、まひろは依然としてこの家にいるわけですね。
 弟に、乙丸の妻に、いとの恋人、なんか家族が一気に増えました。
宣孝さま、ここに通ってくるわけだ。
それもなんか、大変だな。