子供が出来ると、男は変わるんだ。世界を敵に回してもこの子を守るぞ。必ずしも社会的に良くは・・・ | えいいちのはなしANNEX

えいいちのはなしANNEX

このブログの見方。写真と文章が全然関係ないページと、ものすごく関係あるページとがあります。娘の活動状況を見たいかたは写真だけ見ていただければ充分ですが、ついでに父の薀蓄ぽい文章を読んでくれれば嬉しいです。

男はね、子供が出来た時に、変わるんですよね。なんか自分の中で、決定的にね。

覚えがあるぞ。

いや、もちろん、腹を痛めて生んでくれた女性には敵わないかも知れないけど。「この子のために生きるぞ」って、フェイズが変わるんですよね。

なんつうか、ある意味「無敵の人」になるんだ。「アンチヒーロー」の伊達原検事正(野村萬斎さん)みたいに。

つまり、必ずしも「いい方向」に変わるとは、限らないんだ。

一条天皇、見事に、というか、あからさまに変わりましたね。

いままで全面的に信頼していた左大臣道長を、微妙に「敵視」するようになった。

中宮定子の兄弟を「陥れた」のが道長で、彼の言うままになっていたら、我が子とその母が、不幸になる、アカラサマにそう思い始めた、らしい。

やりにくくなるぞ、こりゃ。

しかし、この「娘」が出来たのも、道長が「気を利かせて」定子と帝の「密会」をセッティングしたのが、そもそもの「原因」なわけで。

最高権力者とも思えないような、人の良さを発揮してます。

しっかし、この赤ちゃんは可愛いな。

ところで、この娘「ながこ」は「脩子」と書くようです。なぜ、この文字で「なが」と読むのだろう。

歴史の授業では、平安王朝の女性はみな音読みで習うので、ドラマの中で「さだこ」とか「あきこ」とか呼ばれていることに違和感を訴えられる向きもあるようですが。

定子にしろ、脩子にしろ、これは「諱」というものですから、実際のところは、普段から呼ばれているものではないはずで。他にもっと、普段呼ばれるための名前が、あったはずです。

つまり「さだこ」と呼ぼうと「ていし」と呼ぼうと、それは劇中の仮の呼び名でしかない(その意味では、まひろ、ききょう、と同じ)と思うんです。