花山院襲撃事件「長徳の変」で超トクとしたのは、この斉信(はんにゃ金田)に間違いない。 | えいいちのはなしANNEX

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斉信(はんにゃ金田哲さん)、やりました、遂に公卿入り!

今回の斉信、大活躍でしたね、って実は何を企んだわけではないんだけど。着々と打っていた布石が全部生きて、一気に大石を取った、っていうところだ、とか言うのは、こないだ「碁盤斬り」観て来て囲碁にはまった私だけだろうか(笑)。

斉信にはたくさん妹がいて、これが見事にポイントごとに重要人物のところに入っているんですね。

花山天皇が溺愛した「忯子」(井上咲楽さん)に(たぶん)そっくりの妹・四の君「儼子」のもとに、花山院がお忍びで通ってきていたのがそもそもの原因、なわけだけど、この四の君のもと、というのは、つまり斉信の屋敷です。

ところが、同じく同居している三の君「光子」が、伊周の恋人(妾)だった(もしかして影のMVP)ことから、誤解が誤解を呼んで、今回の事件になったわけです。

つまり、斉信は伊周のところにもシッカリと妹を「送り込んで」いたわけだ。

しかも中宮の女房になってる清少納言も「元カノ」だという。

今回の件、まさか斉信が全部仕組んだのか?っていうのは思い過ごしに違いないんだけど、斉信、どう転んでもイケルような布石を打ってきている。

実にお見事です、斉信。今回は影の主役、みたいな活躍でした。