「豊臣秀頼は、実は秀吉の子ではない」という大河はかつてあったか? | えいいちのはなしANNEX

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竹中直人主演の「秀吉」では、真田広之の石田三成と、松たか子の茶々が、あからさまに不倫するシーンがあります。どっちかというと茶々のほうから誘惑していて、要するに茶々が子供を生んで天下を取ろうとした、というふうに描かれています。
もちろん大河ですから「その結果秀頼が産まれた」みたいなことを言ってはいません、そこは一線を越えてませんが。
少なくとも視聴者は、この茶々なら「秀吉を裏切って他の男の子供を身ごもる」てのをやりかねない、とゆうか多分やったんだろうな、と思うような構成になっていました。
今年の「どうする家康」も、秀頼は実は秀吉の子ではない、とは言っていません。匂わせているだけです。
秀吉の死に際に、茶々が「秀頼はおまえの子ではない!」という意味のことを言い放って、視聴者をビックリさせましたが、その直後に「私の子です」ときた、これはどういう意味か?どっちとも取れる台詞です。
ほとんどの歴史ドラマは、だいたい、このへんの曖昧な線で秀頼を描いています。どうする家康が画期的だった、ということはありません。