共通デストの日本史で、「明治時代になると、政府は□ために、平民にも苗字を名乗らせた」 という文章の□に入る文はどれか。という問題だが出たんだそうで、 「華族・士族・平民の身分を撤廃する」 という選択肢がそれっぽいなと思ったら、 「近代国家の国民として把握する」というのが正解だった、そうです。
平民に苗字を名乗らせるのは戸籍制度を整備して、全国民からきっちり税金を取るためです。
さらにいえば男はもれなく徴兵して兵隊にするため。
近代国家の国民として「把握する」というのはそういう事です。
日本に住んでる以上、庶民だろうが貧乏人だろうが許さないぞ、ってことで、そのために苗字を全員につけたんです。
なにも、国民みんな平等にしよう、なんて綺麗事でやってるわけではありません。
富国強兵しようったって、明治政府はとにかくカネがないんですから。
ちなみに華族・士族・平民の身分は、明治政府が新たに作ったものですから、これは明らかに間違い。ここで撤廃するはずかない。
この制度は第二次大戦で敗戦するまで続いてます。