「後でね」を表すafterwardsとlaterの違い | 『英語職人』時吉秀弥の英文法 最終回答!

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afterwardsもlaterもどちらも「後で」を表します。でも、私の個人的な感覚として、どういう場合にどっちを使った方がより自然なのか、ずっと疑問だったんです。英語のネイティブと会話をしていると、afterwardsとlaterには何かやっぱり使い分けがありそうで、そして私のこれらの語の使い方も何か不自然な感じがしていたのです。

例えば、
I'll give you a call afterwards.  なのか、
I'll give you a call later.     なのか。

実はどちらも間違いではないのですが、英語ネイティブに尋ねてみると感覚的な違いはある、という答が返ってきました。

later:いつかはハッキリしないけど、今より後の時点で。
afterwards:話し手と聞き手がすでに知っている特定の出来事の後で。

上記と似たようなことはOxford Advanced Learner's Dictionaryにも書かれています。簡単に言えばlaterはいつなのかが漠然としていて、afterwardsはいつなのかがハッキリしているということです。

See you later.「じゃぁあとで。」
→「後」と言ってもいつなのかはハッキリしていない。
OK, let's talk about this later.「あとで話し合うことにしよう。」
→「今じゃなくて後で」ということだけで、いつなのかは明示していない。後回し感がでますね。

Let's go to Shibuya first and decide which movie to watch afterwards.
「まず渋谷に行って、その後どの映画を見るか決めよう。」
→いつなのか=「渋谷に行った後で」と明示されている。
"Can we talk now?"  "I'm finishing this."  "OK, afterwards."
「今話せる?」「これを終わらせてるところなんだ。」「わかった。じゃぁその後で。」
→「後」ならいつでもいいのではなく、「これを終わらせたその後で」と明示されている。

最初に出て来た例文、
I'll give you a call afterwards.
I'll give you a call later. 
なら、afterwardsだと「今やっている作業の後で電話をします。」。そしてlaterだと「いつかわからないけど、後で電話します。」だということがわかりますね。

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