ラテン語を効果的に使おう その1
Long time no see!
相変わらずの挨拶で今日もスタートです。
さて、今日は、日本人には馴染みの薄いラテン語の語彙を少し学んでいくことにしましょう。あまり口語では使いませんが、書き言葉ではときどきお目にかかることがありますので、覚えておいて損はないでしょう。
また、たまには自分の書いた英文で相手をうならせたい場合などに使ってみてはいかがでしょうか。感覚的に言えば、大和言葉における漢語に似たところがあり、ラテン語の語彙を使うとけっこう文章が「締まる」感じがします。
早速、語彙その一から見ていくことにしましょう。
"sine qua non" = an essential element or condition (answers.com による) = なくてはならない(不可欠な)要素・条件
このanswers.comに載っていた例文を見てみましょう。
The perfect cake is the sine qua non of the carefully planned modern wedding.
要するに結婚式でちゃちなケーキを出しては式をだいなしにしてしまう、ということで、ケーキという要素の重要性を強調するために、この"sine qua non"が使われています。
これに似た文章をちょっと作ってみましょう。
こんなのはどうですか?
The miso soup is the sine qua non of the traditional Japanese cuisine.
「伝統的な日本食に味噌汁はなくてはならないものだ」
あるいは、こんな風にもいえるでしょうね。
The life-time employment (system) used to be the sine qua non of the so-called "Japanese management."
「終身雇用(制度)は、いわゆる日本的経営にとって不可欠な要素だったものだ」
この文章でわざわざ"used to"を使って"is"を使わなかったのは、昨今の日本では終身雇用が保障されなくなってきているからです。もちろん、そうはいってもアメリカなどに比べると、まだまだ終身雇用的な要素が残っているのでしょうが、右肩上がりの経済成長が止まってしまった以上、それを維持していくことは企業にとって、ますます難しくなっていくのでしょうね。
ちなみに、昔どこかで読んだ覚えがあるのですが、戦前の日本の経営スタイルは戦後のそれとはだいぶ異なり、終身雇用ではなかったということです。さらに、アメリカの企業の中にも、たとえばIBMなどは長い間、終身雇用が一般的とされていたそうです。
つまり、この終身雇用というのは、何も日本的経営の主たる特徴ということではなくて、右肩上がりの成長が維持できる企業では、一般的に維持可能な制度だということです。これまでの日本は経済全体が成長して、ほとんどの企業がそれに乗っかる形で伸びていたので、終身雇用が可能だったのでしょう。(ただし、成長維持=終身雇用ではありません。たとえば、中国では経済や企業が成長していても終身雇用が一般的ではありません。労働者はよりよい待遇を求めて絶えず転職を繰り返します。ですので、別の要素がより大きく働く場合は、この図式が当てはまるとはいえないのでしょうね。もちろん、それを可能とする経営資源はあるわけでしょうが・・・)
OK, that's enough for my special lecture (^0^;
I'll come back with more Latin expressions.
So don't go away!
相変わらずの挨拶で今日もスタートです。
さて、今日は、日本人には馴染みの薄いラテン語の語彙を少し学んでいくことにしましょう。あまり口語では使いませんが、書き言葉ではときどきお目にかかることがありますので、覚えておいて損はないでしょう。
また、たまには自分の書いた英文で相手をうならせたい場合などに使ってみてはいかがでしょうか。感覚的に言えば、大和言葉における漢語に似たところがあり、ラテン語の語彙を使うとけっこう文章が「締まる」感じがします。
早速、語彙その一から見ていくことにしましょう。
"sine qua non" = an essential element or condition (answers.com による) = なくてはならない(不可欠な)要素・条件
このanswers.comに載っていた例文を見てみましょう。
The perfect cake is the sine qua non of the carefully planned modern wedding.
要するに結婚式でちゃちなケーキを出しては式をだいなしにしてしまう、ということで、ケーキという要素の重要性を強調するために、この"sine qua non"が使われています。
これに似た文章をちょっと作ってみましょう。
こんなのはどうですか?
The miso soup is the sine qua non of the traditional Japanese cuisine.
「伝統的な日本食に味噌汁はなくてはならないものだ」
あるいは、こんな風にもいえるでしょうね。
The life-time employment (system) used to be the sine qua non of the so-called "Japanese management."
「終身雇用(制度)は、いわゆる日本的経営にとって不可欠な要素だったものだ」
この文章でわざわざ"used to"を使って"is"を使わなかったのは、昨今の日本では終身雇用が保障されなくなってきているからです。もちろん、そうはいってもアメリカなどに比べると、まだまだ終身雇用的な要素が残っているのでしょうが、右肩上がりの経済成長が止まってしまった以上、それを維持していくことは企業にとって、ますます難しくなっていくのでしょうね。
ちなみに、昔どこかで読んだ覚えがあるのですが、戦前の日本の経営スタイルは戦後のそれとはだいぶ異なり、終身雇用ではなかったということです。さらに、アメリカの企業の中にも、たとえばIBMなどは長い間、終身雇用が一般的とされていたそうです。
つまり、この終身雇用というのは、何も日本的経営の主たる特徴ということではなくて、右肩上がりの成長が維持できる企業では、一般的に維持可能な制度だということです。これまでの日本は経済全体が成長して、ほとんどの企業がそれに乗っかる形で伸びていたので、終身雇用が可能だったのでしょう。(ただし、成長維持=終身雇用ではありません。たとえば、中国では経済や企業が成長していても終身雇用が一般的ではありません。労働者はよりよい待遇を求めて絶えず転職を繰り返します。ですので、別の要素がより大きく働く場合は、この図式が当てはまるとはいえないのでしょうね。もちろん、それを可能とする経営資源はあるわけでしょうが・・・)
OK, that's enough for my special lecture (^0^;
I'll come back with more Latin expressions.
So don't go away!
疲労困憊を英語で言うと…
今日で週末も終わり。みなさんはどのような週末を送りましたか?
私は、先週、ドイツ人の友人が私の住む田舎町を訪れた関係で、数日間にわたって、いろいろなところを案内しました。
木曜日には、薩摩半島南端にあり「薩摩富士」として親しまれている開聞岳に登頂。924メートルと高さはそれほどではないものの、頂上に近づくにともない傾斜がきつくなり、結構たいへんな山登りでした。
そこで、「登りにはだいたい2時間、下りには1時間半ほどかかったよ」と言いたいときには、
It took about two hours on the way up, and one and a half on the way down.
あるいは
It took about two hours to reach the summit, and one and a half to come down.
Going up took about two hours and coming down took about one and a half.
など、いろいろな言い方があります。
結局、地上に戻ってくるまでには合計で3時間半ほどがかかったわけですが、登りよりも下りのほうがきつくて、最後にはひざの痛みで歩くスピードがかなりダウンしました。
まさに疲労困憊といったところです。
今日は、この疲労困憊の言い方を学んでいきましょう。
標準的な言い方ですと
I got really tired after having climbed the mountain.
と言えますが、もう少し疲れた度合いを強調したいなら
I got really exhausted.
I got totally exhausted.
なんていう言い方がいいかもしれません。
また、"dead"を使って
I was practically dead after having walked hours in the moutain.
とも言えますね。
でも、頂上からの眺めは文字どおり"breath-taking"(息をのむような「美しさ」)で
The tough walk has paid off in the end.
「きつかったけど最後にはその甲斐があったよ」
でした。
ちなみに、先週の旅の一部を新しく立ち上げたブログ「いなかパラダイス―辺境からの挑戦 」に書きましたので、興味のある方はどうぞご覧ください。
I hope you'll enjoy it!!!
私は、先週、ドイツ人の友人が私の住む田舎町を訪れた関係で、数日間にわたって、いろいろなところを案内しました。
木曜日には、薩摩半島南端にあり「薩摩富士」として親しまれている開聞岳に登頂。924メートルと高さはそれほどではないものの、頂上に近づくにともない傾斜がきつくなり、結構たいへんな山登りでした。
そこで、「登りにはだいたい2時間、下りには1時間半ほどかかったよ」と言いたいときには、
It took about two hours on the way up, and one and a half on the way down.
あるいは
It took about two hours to reach the summit, and one and a half to come down.
Going up took about two hours and coming down took about one and a half.
など、いろいろな言い方があります。
結局、地上に戻ってくるまでには合計で3時間半ほどがかかったわけですが、登りよりも下りのほうがきつくて、最後にはひざの痛みで歩くスピードがかなりダウンしました。
まさに疲労困憊といったところです。
今日は、この疲労困憊の言い方を学んでいきましょう。
標準的な言い方ですと
I got really tired after having climbed the mountain.
と言えますが、もう少し疲れた度合いを強調したいなら
I got really exhausted.
I got totally exhausted.
なんていう言い方がいいかもしれません。
また、"dead"を使って
I was practically dead after having walked hours in the moutain.
とも言えますね。
でも、頂上からの眺めは文字どおり"breath-taking"(息をのむような「美しさ」)で
The tough walk has paid off in the end.
「きつかったけど最後にはその甲斐があったよ」
でした。
ちなみに、先週の旅の一部を新しく立ち上げたブログ「いなかパラダイス―辺境からの挑戦 」に書きましたので、興味のある方はどうぞご覧ください。
I hope you'll enjoy it!!!
表現者にとって必須の表現とは?
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A little something for you: If you wanna know how I write in English, here's something you can check out. This is one of the photo blogs that I've created to show photos of Japan to the overseas audience. Go check it out if you've got time!
JAPAN IMPRESSIONS
これは私が作成した海外向けに日本(の田舎)を紹介するための写真ブログです。
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Hi everyone,
Long time no see (^0^; It's a bit embarrassing to talk to you after three weeks of no new lessons. Sorry!
というわけで、今回もだいぶ間が空いてしまいましたね。ごめんなさい。
本題に入る前に上のセンテンスに出てくる表現をちょっと解説します。
Long time no see.
これは「長い間見ていない、会っていない」ということで「お久しぶり(です)」を意味する非常にくだけた表現です。でも、その出所ってわかりますか?これは「好久不見(了)!」という中国語から来ているのです。漢字をそのまま英語に置き換えたっていうのがわかりますよね?よーく使いますので今度、久しぶりに友達に会ったときに言ってみましょう(書いてみましょう)。ちなみに、メールで書く場合、私はこれをちょっと変形して"Long time no talk.""Long time no hear."なんて書いたりします。
次に "embarrassing"もよーく使う表現なのでこの際、覚えておきましょう。「恥ずかしい」という意味です。「恥ずかしい」というと "shame""shamful"と習った人も多いと思いますが、"embarrassing"のほうがずっと軽い感じがします。「恥ずかしい」というより「きまりが悪い」っていう感じですね。
Got it? 「わかりましたか?」
Now let's move to today's main lesson.
実は、先週からずっとある仕事でふん詰まり状態にありました。原稿書きです。いつもなら、長くても2、3日で仕上げられるのに今回は丸1週間もかかってしまいました。テーマが新しくて、まだ書きなれていなかったせいだと思います。何度書き換えたかわからないほどでした。
文章を書くことに限らず、何かを表現するとき、たいがいの人はどっかで詰まってしまうものですよね。物書きの場合は、こういうのを"writer's block"といいます。文字通り、書き手にとっての「壁」です。ちなみに、Answers.comを見ると" A usually temporary psychological inability to begin or continue work on a piece of writing."と説明されています。
で、詰まったときになんと言えばいいのか、というのが今日の本題です。私だったら次のように言うかもしれませんね。
Geee, I've been stuck for weeks now. I guess I've hit a major writer's block this time and just can't seem to get over it. What am I gonna do? The deadline is coming soon!
「ああ、もう何週間もふん詰まり状態だよ。今回はでっかい壁にぶち当たった感じで、どうしても乗り越えられないんだ。どうしよう?締め切りが間近に迫っているっていうのに!」
この"stuck"はご存知のとおり"stick"の過去分詞形ですが、"be stuck (with or in)"としてよーく使われます。もう少し例をあげましょう。
The U.S. has been stuck in this difficult situation in Iraq for some time now.
「アメリカは長い間、このようなイラクでの困難な状況に陥ったままである(困難な状況から抜け出せずにいる)」
She seems to be stuck with this no-good husband of hers forever.
「彼女は、この役立たずの夫から永遠に離れられそうもない」
最後にもう一つ。
I've been procrastinating for a while. I just hate myself when I do that!
「もう長いこと先延ばしにしているんだ。こういうときは自分が嫌になるよ、まったく!」
この"procrastinating"の原形は"procrastinate"で、表現者にとってはなくてはならない(?!)「永遠の友達」のような表現です。ちなみに名詞形は"procrastination"です。
OK, that's it for today. I hope you've enjoyed the lesson and found it useful.
Oh, here's the last word.
Guys, try not to be stuck in the easy way. Stay out of procrastination, if you can!
★読みやすくてためになる本をここで紹介します。ぜひ読んでみてください★
Don't Sweat the Small Stuff... and It's All Small Stuff: Simple Ways to Keep the Little Things from Taking over Your Life (Don't Sweat the Small Stuff Series)
A little something for you: If you wanna know how I write in English, here's something you can check out. This is one of the photo blogs that I've created to show photos of Japan to the overseas audience. Go check it out if you've got time!
JAPAN IMPRESSIONS
これは私が作成した海外向けに日本(の田舎)を紹介するための写真ブログです。
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Hi everyone,
Long time no see (^0^; It's a bit embarrassing to talk to you after three weeks of no new lessons. Sorry!
というわけで、今回もだいぶ間が空いてしまいましたね。ごめんなさい。
本題に入る前に上のセンテンスに出てくる表現をちょっと解説します。
Long time no see.
これは「長い間見ていない、会っていない」ということで「お久しぶり(です)」を意味する非常にくだけた表現です。でも、その出所ってわかりますか?これは「好久不見(了)!」という中国語から来ているのです。漢字をそのまま英語に置き換えたっていうのがわかりますよね?よーく使いますので今度、久しぶりに友達に会ったときに言ってみましょう(書いてみましょう)。ちなみに、メールで書く場合、私はこれをちょっと変形して"Long time no talk.""Long time no hear."なんて書いたりします。
次に "embarrassing"もよーく使う表現なのでこの際、覚えておきましょう。「恥ずかしい」という意味です。「恥ずかしい」というと "shame""shamful"と習った人も多いと思いますが、"embarrassing"のほうがずっと軽い感じがします。「恥ずかしい」というより「きまりが悪い」っていう感じですね。
Got it? 「わかりましたか?」
Now let's move to today's main lesson.
実は、先週からずっとある仕事でふん詰まり状態にありました。原稿書きです。いつもなら、長くても2、3日で仕上げられるのに今回は丸1週間もかかってしまいました。テーマが新しくて、まだ書きなれていなかったせいだと思います。何度書き換えたかわからないほどでした。
文章を書くことに限らず、何かを表現するとき、たいがいの人はどっかで詰まってしまうものですよね。物書きの場合は、こういうのを"writer's block"といいます。文字通り、書き手にとっての「壁」です。ちなみに、Answers.comを見ると" A usually temporary psychological inability to begin or continue work on a piece of writing."と説明されています。
で、詰まったときになんと言えばいいのか、というのが今日の本題です。私だったら次のように言うかもしれませんね。
Geee, I've been stuck for weeks now. I guess I've hit a major writer's block this time and just can't seem to get over it. What am I gonna do? The deadline is coming soon!
「ああ、もう何週間もふん詰まり状態だよ。今回はでっかい壁にぶち当たった感じで、どうしても乗り越えられないんだ。どうしよう?締め切りが間近に迫っているっていうのに!」
この"stuck"はご存知のとおり"stick"の過去分詞形ですが、"be stuck (with or in)"としてよーく使われます。もう少し例をあげましょう。
The U.S. has been stuck in this difficult situation in Iraq for some time now.
「アメリカは長い間、このようなイラクでの困難な状況に陥ったままである(困難な状況から抜け出せずにいる)」
She seems to be stuck with this no-good husband of hers forever.
「彼女は、この役立たずの夫から永遠に離れられそうもない」
最後にもう一つ。
I've been procrastinating for a while. I just hate myself when I do that!
「もう長いこと先延ばしにしているんだ。こういうときは自分が嫌になるよ、まったく!」
この"procrastinating"の原形は"procrastinate"で、表現者にとってはなくてはならない(?!)「永遠の友達」のような表現です。ちなみに名詞形は"procrastination"です。
OK, that's it for today. I hope you've enjoyed the lesson and found it useful.
Oh, here's the last word.
Guys, try not to be stuck in the easy way. Stay out of procrastination, if you can!
★読みやすくてためになる本をここで紹介します。ぜひ読んでみてください★
Don't Sweat the Small Stuff... and It's All Small Stuff: Simple Ways to Keep the Little Things from Taking over Your Life (Don't Sweat the Small Stuff Series)