今日は一日雨降りのようです。高知県では列車が土砂に乗り上げて脱線したそうです。ほかの地域でも大雨になっているようですが、大きな災害にならなければ良いのですが。

話は変わって

先月27日に、石津奈々さんの「日常英会話パーフェクトブック」が発売されました。大型書店に行けば必ずと言っていいほど、日常会話フレーズ集が置いてあります。最近は、単語集でも会話本でも掲載されている例文は英語話者が校正していますから、どれでも良いと思いますが。

 


この本の最大の長所は、無料でダウンロードできる音声ファイルだと思います。(1)日本語+英語が7時間16分、(2)英語のみが3時間45分、(3)英語+繰り返しポーズが6時間5分です。

特に(3)が便利です。たとえばナレーターが「If there is anything I can do for you, please feel free to talk to me.」と言った後に無言ポーズがあり、その間に自分で英文を繰り返すことができます。ですから、自分でいちいちプレーヤーをOn/Offせずに済みます。

(3)のMP3プレーヤーを携帯すれば、散歩しながらListen&Repeat練習ができるので助かります。英文だけ聞くのも良いのですが、自分で声に出さないと、いつの間にか他の事を考えていたり、雑念がわいたりします。

英語例文が4500掲載されているそうです。特別シャレた例文ではなさそうですが、日々のトレーニングに最適だと思いました。価格は2420円、例文が多いし、音源がしっかりしているから妥当なところでしょうか。

今年になって、ChatGPTの噂をあちこちで耳にするのですが、私は完全に置いてけ堀をくらっています。一昔前に「パソコンが使えない」という定年退職前の会社員の悲哀があったそうですが、その気持ちが分かるような気がします。

多聴多読マガジン2023年6月号では、「ChatGPT, New Bing, DeepL翻訳...無料AIツールを英語力強化に使い倒す」という特集記事を組んでいます。DeepL翻訳は以前から知っていましたし、現在でも無料で使えます。本当に便利なツールです。でも、ChatGPTは無料なの?

この雑誌の6月号は非常に興味があるのですが、「無料」で使い倒すためには、この雑誌を購入することはできません。送料無料であっても、購入すると1,479円も支払うことになります。

とりあえず、明日は最寄の書店に行って、Reading while Standingを実行しようと思います。たまに、書店のフロアに座り込んで本や雑誌を読んでいる人を見かけますが、それはマナー違反です。RWSを厳守してください。


ちなみに、DMM英会話のDAILY NEWSに2023年4月24日付けで「People Are Using AI to Write Wedding Vows」という記事がありました。結婚の誓いの言葉だけでなく、親友代表からのお祝いスピーチもChatGPTにお願いすれば良いかもしれません。あるいは、結婚を前提にお付き合いしたい人ができたら、その人のプロフィールをChatGPTに入力し、その人と幸せになれる可能性を評価してもらえば良いでしょう。


そうだ、今後はブログ記事をChatGPTに書いて貰おう。私が駄文を書くより、ずっと皆さんのためになる情報を提供してくれるでしょう。もう、私の存在は不要かもしれません。それでは皆様、ごきげんよう。

桃戸ハル企画・原案の「ミステリ仕掛けの英単語」という本の英文朗読を聴いてみました。朗読MP3は無料でダウンロードできます。朗読はちょうど良いスピードでした。



アマゾンの紹介文によると、本書の「特徴① おもしろさ折り紙つきのストーリー」と書いてあったのですが、それほど面白いとは思いませんでした。最初の10話は以下の通りです。

1. 完全犯罪
2. 心霊写真
3. 運転手の仕事
4. インベーダー
5. 名画の値段
6. 死を視る男
7. 何もしない夫
8. 透明人間
9. 運の悪い被害者
10. 華麗なる推理

この中で自分が特に面白いと思ったのは1と5ぐらいです。2と3は良さが分かりませんでした。残りはまぁまぁという程度です。全体的にやや期待はずれでした。でも、わたしは書籍を買って英文を読んでいないので、自分の聴解力に問題があって、ショートストーリーの良さを十分味わえていないのかもしれません。

本のタイトルには「ミステリ」という言葉が入っていますが、謎解きの要素はほとんどありません。これはショートショート(flash fiction)です。

表紙デザインは非常に良く、購買意欲をそそりますが、物語の内容そのものは並みですね。