わたしの知り合いが来年1月に準1級を受験するそうです。それで自分も最近の問題を解いてみたのですが、特にライティングが難しいです。

「企業はリサイクルが容易な商品を製造すべきですか」というトピックに対して、4つのPOINTS(Company profits, Customer demand, Pollution, Product quality)の中から2つを使って150ワード以内で書かなければいけません。

普段から社会問題に関する自由英作文を練習していないと、戸惑います。しかも、ネット検索によると25分以内に書き上げるよう勧めています。もたもたしている暇はありません。

振り返ってみると、今年になって英作文した記憶がありません。英語で書かれたウェブサイトの記事を読んだり、YouTubeにある英語動画を視聴することはあっても、自分で英語を書く必要性が全く無いので、机に向かって英文を書くという経験が皆無でした。

普段やっていないことを急にやろうとすると、何事もうまくできません。普段全くジョギングしていない人が急に会社のソフトボール大会に参加しても、うまく走れませんよね。

今時の中学生や高校生は、学校で英文を書く時間がどのくらいあるのでしょうか?

英検2級と準2級の間に新しい級ができるそうです。その理由は

お金でしょうね(笑)。それ以外にないでしょう。お金儲けです。

誰でもお金は欲しいですからね。

それはともかく、準2級合格者が英検2級に受かるまでに平均13ヶ月かかるそうです。1年だったら別にどうこう言うような話でもないでしょう。

でも、新設級を作ることによって、受験者を増やし、受験料で沢山お金を儲けようという魂胆だと思います。

わたしは受験しませんけど。

各級の構成やレベルが変われば、英語教材出版社も潤いますから、経済的には良いことです。

ところで、英検には「実用英語技能検定」、「英検Jr.」、「英検IBA」があり、2022年度には4,205,920人が受験料を払ったそうです。これは結構大きなビジネスです。少子化でも受験料はしっかり稼ぐ。ビジネスモデルがしっかりしているなー。

英語学習のハードルを下げるために「1日5分」という数値を挙げている人がいます。では、「1日5分」も勉強できない人はどうすれば良いでしょうか?

1日4分はどうでしょう。

1日3分ならできるかも。

1日2分なら楽勝か?

ええい、今日は特別サービスで「1日1分」にしましょう♪

決して自慢にはなりませんが、私はNHKラジオ講座を1年間通して聴けたことが一度もありません。1日15分の講座でも、4月の末には挫折していました。わずか15分でも続かないのです。

では、1日5分なら続くでしょうか?たぶん無理でしょう。一番の理由は、達成感や自分の成長を実感できないからです。中学生にもなれば、「1日5分の努力」で何かが身につくか否か分かりますよね。

野球でも水泳でも空手でもピアノでもバレエでも、「1日僅かたったの5分」では焼け石に水だということ、知っています。ましてや大人は。

Oxford University Pressによると、TOEIC Listening & Readingのスコアを450から550まで上げるために必要な勉強時間は225時間だそうです。1日5分なら単純計算で2700日かかります。7年以上です。でも、1日5分では習得より忘却の勢いが強いので、仮に7年継続しても得られる成果は皆無に等しいでしょう。


現実問題として、目に見える成果を期待するなら、1日50分くらいやらないとダメかもしれません。小学生は25分でも構いませんけど。