ワールドのふりかえり
1997年
イギリス ウェマス
成績 B2 3位(銅メダル) B3 6位
初の東洋人の参加に欧米の選手たちは塩対応。しかし、好成績によりテレビの取材をうけたりと実力が認められると、気軽に声をかけてくるようになりました。総合3位銅メダルは、その後もJBSAの選手の意欲を高める原動力になりました。
1999年
マイアミ シェイクアレグ
B1 5位 B2 7位 B3 3位(銅メダル)
到着した日に迎えてくれたのは大型ハリケーン。ホテルは停電でエレベーターも使用不可でしたが、当日からは晴天。「シェイクアレグ」は車椅子ユーザーが設計したバリアフリーのハーバー。13カ国が参加。私のB3チームが最終レースで繰り上がりの銅メダル獲得でした。表彰式では地元の高校生のバンドでdancing。
2002年
イタリア ガルーダ湖
B1 8位 B2 8位 B3 4位
午前中はアルプスからの強い北風。午後からは地中海からの柔らかい南風。その中でも強弱があり不安定な風に悩まされたようです。
勝負に対するアグレッシブな外国選手達に圧倒されるジャパンチーム。
お食事にはハズレがなかったそうです。
2006年
ニューポート ニューヨークヨットクラブ
B1 5位 B2 5位 B3 5位
眺めの良いハーバーでは着艇後に日替わりで各国が出し物を披露。ジャパンはハッピを着てお祭わっしょい。連日の強風で思うようなセーリングができませんでした。
2009年
二ュージーランド ロトルア湖
B1 7位 B2 3位(銅メダル) B3 4位
使用艇はノエレックス25。これはクルーザータイプのセーリングボードですが、マストを倒し、センターボードを引き上げ、ラダーを折り曲げ船台にのせると、移動が可能。喫水が浅く船体が軽そうで、軽量の日本人には不利かもとの感想がありました。
風待ちの時に日本の選手が湖畔で吹いた横笛。それがきっかけで多くの方と交流。笛にまつわる湖の伝説があって彼は表彰式のパーティーでも笛を披露。
帰りの飛行機では機長さんがメダル獲得をアナウンスしてくれたそうです。
2013年
日本 シーボニアヨットクラブ
B1 6位B2 3位(銅メダル) B3 4位
満を持してのジャパン大会。関係者の皆様、ありがとうございました。
お天気にも風にも恵まれました。
最終日に高円宮妃久子様が観覧船で観戦。表彰式には英語でのスピーチもありました。ここでは私のチームB2クラスが銅メダル獲得。
各国選手達は、ホストのシーボニアヨットクラブによるおもてなしに感動して帰国したそうです。
2019年
カナダ キングストンヨットクラブ オンタリオ湖
B3 4位
久しぶりのエントリーに各国選手が大歓迎。この遠征費用の一部は、新たな試みとしてクラウドファンディングを利用。ご支援くださった皆様、どうもありがとうございました。
JBSAはワールド以外にも日帰りでのクルージングや全日本選手権大会なども行っております。
また以前は佐島で行われていた筑波大学附属盲学校の生徒たちのセーリングの会のお手伝いや、東京湾のマリーナにあるヨットクラブ総出で行われる児童養護施設と先生達にヨットを楽しんでもらうイベントのお手伝いと、微力ではありますが社会活動への協力も行っております。
③につづく