ブリスの自己主張(盲導犬ブリスと犬の気持ちがわからないユーザーとのユニット)

ブリスの自己主張(盲導犬ブリスと犬の気持ちがわからないユーザーとのユニット)

盲導犬ブリスと犬の気持ちがわからないユーザーとの生活・・・


現役最後のお仕事先は、
TYCレース第4戦ジューンレガッタが開催された夢の島マリーナでした。


540分、タクシーで辻堂駅へ向かい、東海道線で東京駅まで。京葉線に乗り換え、新木場駅へ向かいます。


レース当日は、皆さんそれなりの緊張感が漂っています。新木場駅からはメンバーの車で夢の島マリーナへ。到着すると、まずはブリスのトイレタイムです。


9時にマリーナ事務所へ行くと、そこにはユーザーの私が知らない、ブリスだけのお友達もいます。ブリスは尻尾を振りながらご挨拶を済ませ、待機場所へ向かいました。


「レース、頑張ってね」と言っていたのかどうかはわかりませんが、待機場所では事務所の若いお姉さんたちと一緒に、うれしそうに見送って?くれました。


この日の成績はクルージングクラス2位。

珍しくレースの様子がYouTubeにアップされていましたので、リンクを添付いたします。






【動画解説】


746秒あたりから「あほうどり」が1艇で映っています。上マーク回航のアプローチに入り、マークを回航してスピンをスルスルと揚げるところまでご覧いただけます。3秒後にはスピンがきれいに孕んでおります。素晴らしいです。

もちろん、私も乗艇しております(笑)。


数年前から、JBSAの「あほうどり」はTYCレースに参加するようになりました。


一般のヨットに混じってレースに出場することは、当初は難しいのではないかと思われていました。「あほうどり」は、サイテッド(晴眼者)とブラインド(視覚に障害のある者)が力を合わせて操船しています。しかも「あほうどり」はレース艇ではありません。


そのため、毎回最後尾を走るのではないかと思われていましたが、蓋を開けてみると意外に健闘。さらにスピン操作の練習を重ねてスキルアップし、動画のように美しくスピンを張れるようになりました。成績も少しずつ上位に入るようになり、表彰式ではブリスもすっかり常連に。ブラインドセーリングのPRにも一役買ってくれました(笑)。


この日は表彰式こそありませんでしたが、マリーナ関係の皆さんがお別れに来てくださいました。

本当にありがとうございました。


そして最後は、恒例のアフター。「干物や」で反省会です。そこへ、盲導犬ナイアとユーザーのKさんも、わざわざお別れに来てくださいました。


期待の女子クルーのSさん、最近入会してくださった大学教授のSくん、そしてKさんと、みんなで何を話していたのかは忘れてしまいましたが、とにかく大いに盛り上がりました。


思い返せば、Gさん、Kさん、Hさんには、マリーナでブリスのお預かりを担当していただきました。

FさんやFさんには車に乗せていただきました。

Tさんには、スニーカーの上に顔を乗させていただきました。

そして、いつも最後までブリスに付き添い、改札を入るまで見送ってくださったSさん。本当にありがとうございました。

二人だけの藤沢パーティーは、これからも続きます。


そういえば、話は二日前にさかのぼります。


職場でのブリス最後の日には、多くの職員の皆さんがお別れに来てくださり、私も驚きました。


皆さん、本当にお世話になりました。

心より感謝申し上げます。


そして、いよいよ翌日は引退の日。


7年間、本当にたくさんの皆さんに愛され、ブリスは幸せな盲導犬生活を送ることができました。

皆さんとの出会いは、ブリスにとっても、そして私にとっても、かけがえのない宝物です。


本当にありがとうございました。