マーク・グリーニー 暗殺者の屈辱〔上〕(早川書房・文庫) | 勝手に映画紹介!?eigasukiの読書忘備録用ブログ

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暗殺者の屈辱 上 (ハヤカワ文庫NV) [ マーク・グリーニー ]

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新刊購入した2023年12月発行、マーク・グリーニーのグレイマンシリーズ最新刊「暗殺者の屈辱」の上下巻…まずは上巻を読了。CIAなど数々の敵から逃げ回りながら、フリーランスの活動を続けていたグレイマン、ことジェントリーだったが、CIAに見つかってしまった!しかし、それはかつてのハンドラーでもある“クソ女”スーザン・ブルーアからの仕事の依頼であった。何者かによって持ち出されたロシア絡みのある極秘情報を奪取せよという話で、仕事が成功した暁には、CIAの追跡が取り下げられるという。ジェントリーは渋々ながら仕事を引き受ける。一方、ジェントリーのカノジョ、もとい正確には元カノ状態である元SVR(ロシア)将校のゾーヤもフリーランスで裏稼業をひっそり行っていたんだけど…彼女もまたロシア、ウクライナ絡みの極秘情報にまつわる仕事を引き受けていた。その情報が、実は戦争をも集結させるかなり重要な情報らしい。当初はまったくの別件だったけど…ことが事だけに2人の仕事がニアミス?訳あってゾーヤの前から姿を消したジェントリー、ゾーヤもまた行方をくらませており…お互いに居場所をまったく把握できていなかったんだけど…もしかして現場でバッティング?と思わせて、なかなか引き合わせない…グリーニー先生の意地悪(笑)上巻のクライマックスは、ジュネーヴ行きの列車内で、ゾーヤが警護することになった重要人物と、その人物が所持する情報を巡り、ジェントリーほか複数の組織が入り乱れて争奪戦を繰り広げる。ちょっと「007/ロシアより愛をこめて」や、伊坂幸太郎の小説「マリアビートル」を映像化した「ブレット・トレイン」を彷彿。ジェントリーとゾーヤ…今度こそ再会か?ってところで…下巻へ続くとなった、マジ引っ張るなぁ。ゾーヤがアル中、ヤク中になってて、けっこうハラハラさせられる。敵には“オバサン扱い”された挙句、彼女が映った画像情報を見たジェントリーには“謎の男”と認識される始末で…さぁ、下巻でどうなる?進行形のロシア、ウクライナの戦争を背景にしており…今まで以上にスリリングな感じだな。


マーク・グリーニー 暗殺者の屈辱〔上〕(早川書房・文庫)