勝手に映画紹介!? -1015ページ目

スパイダーマン2(2004年)


今日、近所のレンタルDVDの半額デーだったのですが、ものの見事に全部レンタル中になっていた「スパイダーマン2 」。もう皆さん、ご覧になりましたか?自分は先週発売になったセルDVDを買ったのですが、購入した人も多いですよね?最近は、同じ映画でも、ソフトの種類がたくさんありますよね…どれを買いました?通常版の他に…1作目とカップリングになってたり、オマケがいっぱいついて金額がバカ高かったり。ホームシアターを本格的にやっている人の為に、不要な映像特典や日本語音声を省略し、高画質・高音質と品質重視のSUPERBIT まで。まぁ、自分は、オマケにはあまり興味がなく…思いっきり“音”を楽しみたいので、唯一DTS 音声が収録されている、のSUPERBIT を購入したのですが…。

さすがSUPERBIT 、さすがDTSといった感じか…、SUPERBIT 収録のドルビーデジタル5.1chと比べても、一歩抜きに出たという印象を受けたのですが、拘りのAVマニアの方、いかがだったでしょうか?もちろん、派手なアクションシーンの迫力もさることながら、生活臭漂う、生々しい音に臨場感を感じます。冒頭、ピーターがピザ配達の遅れを取り戻すために、スパイダーマンに変身して、注文先のオフィスへ向かうが、案の定、約束時間の間に合わず、配達のピザが無料サービスになってしまうというマヌケなシーン…届き先の受付嬢が“クチャクチャ”とガムを噛んでいるのですが、DTS 音声だとその“クチャクチャ”が、より一層、嫌らしく、ねちっこく、耳障りに、聴こえてきます。

こんな細かい音一つでも、映画の場面の無常感というか、やるせなさが余計に際立っていました。また、ピーターの住むボロアパートで、部屋の中を電車が走ってるのではないかと錯覚してしまうくらいうるさい、“外を走る電車の騒音”なんて、微妙なニュアンスもよく伝わってきます。画質の方は、プロジェクターなどの大画面で見ているわけではなく、一般レベルのTVにD端子でプログレ再生している程度のものなので、専門的な解説はできませんが…わりとこざっぱりとした、落ち着いた印象を受けました。

色合いはけっこう自然な感じに仕上がっている。「スパイダーマン2」の通常版は見ていないので、なんとも言えませんが、当方が所持している1作目の通常版と比べると…画質の違いは一目瞭然、暗闇の中を失踪するスパイダーマンのシルエットも、スーツの色までハッキリと確認でき、スパイダーマンが豆粒のような大きさから、だんだんと大きくなり画面に迫ってくるようなシーンでも、かなり小さい段階から姿かたちが鮮明に確認できる。

ある程度、音と映像を楽しみたい方なら…1000円も違わないので、最初からSUPERBIT を買った方がいいでしょう。珍しく、通常版と同時発売してくれましたし…通常版を買ってから、後日SUPERBIT を出されると、非常に腹が立ちますよね(笑)

あまり、DVDの質などに興味のない方にはつまらない文章になってしまったかもしれませんね…。映画の内容の方は、既に色々な方が語り尽くしてると思うので、あえて控えめにしようと、最初から思いました。前作よりも更に、ダサくて、かっこ悪いスパイダーマンシリアスなのか、お馬鹿なのか…マジメに大馬鹿をやってるのか?あの究極のかっこ悪さが…他のヒーローものでは味わえない、サム・ライミ版スパイダーマン独特のかっこよさであり、魅力なのだと思います。前作に比べてハッピーエンドすぎるエンディングが鼻につきますが、それも良しとしましょう。今回もなんか未消化な部分があるので、きっと続編はあるだろう…信じて。


監督:サム・ライミ
出演:トビー・マグワイア キルスティン・ダンスト アルフレッド・モリーナ ジェームズ・フランコ


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DVD スパイダーマン 2 [SUPERBIT(TM)]



劇場版ラーゼフォン 多元変奏曲(2003年)


先日も書いたのですが、無性にアニメ映画を見たくなる冬休み(12月)…率先してアニメ映画を紹介してみようと思っています。今回は2003年に劇場公開された「ラーゼフォン 多元変奏曲 」…DVD発売からも1年近く経過しちゃったな~なんて思いながら、先日、久しぶりに見直してみた。

まず、自分とラーゼフォンの出会いは、かなり遅かった。メカデザイナーで有名な出渕裕氏(機動警察パトレイバー 機動戦士ガンダム逆襲のシャア 0080 ポケットの中の戦争)が初監督するらしいという情報はアニメ誌でチェックしていたので、作品の存在は知っていたのですが、深夜アニメだったので第1話の放送を見逃してしまったら見る気がなくなってしまって、それっきりになっていたのです。だから、劇場版になるまで、まったく「ラーゼフォン」の存在なんて忘れ去っていたのです。

しかし、運が良かったのか悪かったのか…劇場公開に合わせて、アニメのネット配信を行っているバンダイチャンネルでTV版ラーゼフォンの第1話無料配信 (今現在も無料で見れますので、知らない人はぜひ!ハマっても責任はとれません)を見てしまったのがいけなかった…。劇場並のハイクオリティな映像で繰り広げられる迫力の戦闘シーン…1話を見せられただけで「ラーゼフォン」の虜になってしまったのは言うまでもなく、慌ててレンタルビデオ屋に走って、一気に全話見まくって…その勢いで、公開したばかりの劇場版を観に行ったのでした。

ぶっちゃけちゃいますが…正直、“エヴァンゲリオンのパクリじゃん!”みたいな雰囲気はあります(パクリは失礼なので影響を受けているとしておきましょう)。突然巨大なロボットに乗るハメになった少年…実は決まっていた運命だった~みたいなパターンの展開であったり、謎を小出しにするくせに、ラストは多くは語らず???だったり(笑)活発な年上女性とちょっと可愛い同世代の女の子(との同居)…寡黙な司令官etcキャラクターの設定なんかも何かと類似点が多い。

でも、出渕裕と、庵野秀明の違いは如実に出ているのは確かです。それは、出渕裕の方がロマンチストだということです!作品やキャラクターに反映されている恋愛論にしろ、理想の女性像にしろとにかく、見ているこちらが赤面するほど、大昔の純情少年そのものといった感じなんです。エヴァンゲリオンの場合、現実的であり、かなり屈折していましたよね…リアルというか、生々しすぎるというか…それが魅力的でもあったのですが、ラーゼフォンにはそういった生々しさは感じられなかった。そして更に、作り手の求めている女性への憧れが強く出ているのが…劇場版なのではないかと、自分は受け取っている。

この劇場版、基本的にはTVシリーズの継ぎはぎという(一昔前の)アニメ映画のお約束なのですが、新作カットの挿入や編集により印象はかなり変わっています。特に、TVシリーズでは一つの核になっていた、大きな謎を冒頭でさらけ出してしまっている点。このことにより、作り手が拘ったラブストーリーという意図が受け止めやすくなっているし、キャラクターの心情も明確に伝わってくる。

キーワードを小出しにして視聴者を“ツインピークス”状態に陥れるTVシリーズならではの演出も魅力的だが…2時間の映画になった時は、やはり理解のしやすさを優先させた方が作品として成立するのでしょう。ということで、TVシリーズよりも納得しやすいと感じました(映画版の監督を担当した京田知己監督曰く…全部解明していないのに、納得した気分にさせちゃう、だそうです)。ただ、あくまでTVシリーズを全部見てから、映画版を見た人間の意見ですので、1本の映画として独立して見た時は、どうなんでしょうかね?

やはりTVシリーズを全て見たうえで劇場版を見るという順番をお薦めしたいです。これに、プレステ2で発売されたゲーム「ラーゼフォン 蒼穹幻想曲 」などをプレイすると、それぞれTV・映画・ゲームと微妙に異なった世界観が展開されるにも関わらず、それぞれの謎の部分を補完しあって…自分なりの解釈がしやすくなると思います。 


総監督:出渕裕 監督:京田知己
出演: 下野紘 久川綾 坂本真綾 桑島法子 川澄綾子 中田譲治


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DVD ラーゼフォン 多元変奏曲 初回限定版
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天国の本屋~恋火(2004年)


2004年11月25日発売、レンタル開始の新作DVD「天国の本屋~恋火 」を鑑賞した。レンタルDVDで、山積みされている返却されてきたばかりの“ここのソフトも借りれますコーナー”から、見つけてきたソフトなので、ジャケットも見ずに、新作タイトルってだけで借りてきてしまい、全然予備知識なしでの鑑賞だったので…ファンタジーだとは知らずにビックリした。天国って、本当に天国の話だったのね…。天国での出来事と、現実世界(地上)での出来事を交互に描き、同時進行させて進めていく…不思議なラブストーリー。もともとは別々の原作だったものを、映画用に一つにまとめたということだが…。

竹内結子が主人公だったことは何かで読んで思えていたのだが、最初の方は、全然出てこないのでちょっと焦った。玉山鉄二扮するピアニストが、現実世界で楽団をクビになり、自棄酒飲んだ後に目を覚ましたら天国にいたなんて、ところからストーリーがはじまるのだ。原田芳雄が演じてるヤマキさんという怪しいオッサンに、知らないうちに連れてこられたらしいのだが…。

「ここは天国だよ」なんて、劇中のキャラクターが会話していても…映画の中のピアニスト同様に、こっちも信じていなかった…(内容しらなかったんだからマジです)。作品が進み、玉山鉄二が天国だと認識しはじめてから、本当にそうなんだ~と、鑑賞者の自分も納得し始める。やっぱ映画って予備知識なしで見始めると新鮮ですね(笑)

竹内結子は、天国と現世で一人二役を演じていた。現実世界では元気溌剌オロナミンC…じゃなくて、活発で現代的な女の子を演じている(しかもかなり図々しい女だったな)。若い頃に亡くなったその女の子の伯母さんというのが天国での役どころ。伯母さんを演じてる時(外観は死んだ時の年齢だが、中身は天国でも年齢を重ねているという設定)は、本当に大人っぽくみえ、一瞬、同一人物が演じてるのか自信がもてなかったほど…この人、竹内結子に似ているな~なんて思っちゃったり(笑)

それだけ、演技が上手だったってことですかね。微妙な仕種とか、妙にオバチャンくさくて…けっこう笑えた。ただ、竹内結子って…映画に出ると、生きてるんだか死んでるんだかわからん微妙なキャラの役、似たような役がやたらと多くないですか?竹内結子はもちろん、香里奈や新井浩文などの若手もそこそこ演技が上手だし、原田芳雄や香川照之などベテラン陣の素晴らしさは相変わらず。アレっと思える、意外な人までちょこっと出ててビックリというか、懐かしい…。

二つの話がシンクロしていく過程は非常にミステリアスで感動的で、面白いのだが…クライマックスが、なんかとってつけたような印象に感じたのは自分だけか?もったいぶったわりに、さっぱりとしたラストのようで、ちょっと物足りなかった…。


監督:篠原哲雄
出演:竹内結子 玉山鉄二 香里奈 新井浩文 大倉孝二 斉藤陽一郎 かとうかずこ 香川照之 原田芳雄


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DVD 天国の本屋 ~恋火



ドミノ(2002年)


この土日限定でTSUTAYAが旧作ビデオ・DVD半額キャンペーンをやっていたので、覗きに行って来た。相変わらず人気のある作品は準新作扱いで安くしていないところがセコイ…。こういう時は、マニアックな作品を借りるに限る…。

そんな借りてきたDVDの一本が香港映画で劇場未公開の「ドミノ 」。ちょっと前に見た「スー・チーin ヴィジブル・シークレット 」とかぶってしまうが…スー・チーが出ているホラー映画だ。オチが簡単に見破れてしまうのは難点だが、88分という短い時間の中で、三本のエピソードが交差しながら一つの物語を形成していくという点が、なかなかテンポがよくまとめられていて、飽きずに見れる。

毎年7月に、 9人が変死を遂げるという噂の広まるオフィスビルで…実際に連続して自殺事件が発生する。度々ビル内で目撃される全身真っ白の女の正体は…。前半はカレン・モク扮するOLが、相次ぐ同僚の自殺に遭遇。その原因が、女子トイレにあることを主張するが、誰も信用しない…そんな時に、上司から夜勤を命じられてしまう。斧を持ったカレン・モクが「シャイニング 」ばりにトイレの扉をぶっ壊すシーンなど、なかなかの迫力。

後半はゲームクリエーターのスティーブ・フォンと同じゲーム会社に勤めるスー・チーの恋愛を絡めたホラーになっている。「私には霊が見える」(スー・チーちゃんこの前もそんなこと言ってたな…)そんな彼女を、霊媒師の力を借りて助け出そうと奔走するが…。この二つのエピソードをまたぐように、ジョーダン・チャン扮する、二代目ダメ社長が遭遇する、恐ろしい出来事を…かなりコミカルに描かれていて笑いをさそう。

また、一番ビジュアルにも力を注いでるみたいで…派手な特殊メイク(でも安っぽいけど)もいっぱい出てくる。目玉がポロリと取れて、コーヒーの中に入ったり、吐瀉物が蛆虫になったり、なかなか悪趣味でB級ホラーファンが喜びそうなシーンもある。そういえば、唯一ベッドシーンもこのエピソードにはありました(露出はないけど)。

画質や音質がイマイチだが(本国では5.1chでちゃんと制作されてるのだが、日本版DVDは2chステレオだし)…雰囲気は出ていて、レンタルDVDなどで見るならけっこう楽しめる作品。カレン・モクっていつもは綺麗に見えないのだが、今回は髪型が似合っていたのか、けっこう可愛らしかった。

ジャケットは未公開作品らしい、ハッタリで…首吊りシーンはあるけど、実際にスー・チーとカレン・モクが首を吊るわけじゃない。


監督:マルコ・マク ボウイ・ラウ
出演:スー・チー カレン・モク ジョーダン・チャン スティーヴン・フォン

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DVD ドミノ



クライング・フリーマン(1996年)


日本のコミックを韓国人が映画化した「オールドボーイ 」が大ヒットしていますが(この間、虎ノ門 で珍しく井筒和幸が★三つでベタ褒め してた)…フランス人が日本の名作コミックを映画化した…あの「クライング・フリーマン 」が遂にDVD化され、12月10日に発売される。自分も、もちろん予約済み(なんだけど、ショップの店員さんがメーカーに発注し忘れてて…入荷が遅れそうな気配)で、非常に楽しみにしている。

監督、主演は「ジェヴォーダンの獣 」のクリストフ・ガンズ監督とマーク・ダカスコス。脇にチェッキー・カリョ、マコ(岩松)などハリウッド作品にも顔を覗かすベテランをはじめ、日本からは加藤雅也、島田陽子とインターナショナルな顔ぶれが勢ぞろいしている…アクション大作(?)制作は日本とフランスの合作になっています。

自分がはじめて見たのは、WOWOWで放送されたものだった。ビデオに録画したのだが、テープがのびまくって、ノイズ入りまくるまで繰り返し見た映画の一つ。真っ暗の画面に鱗のようなものが映っている…刀が画面に現れ、続いて英語でCRYING FREEMANの文字が…。超ドアップの人肌をスクロールしていくと、龍(ドラゴン)の刺青が映り、その刺青が次第に生き物のように蠢きだす。刺青から飛び出したCGのドラゴンが画面に迫り来る…こんなオープニングクレジットだったような気がする…(違ったらゴメンナサイ)

殺しの現場を目撃された、チャイニーズマフィアの殺し屋“フリーマン”…組織には目撃者の暗殺を命ぜられるが、彼女と結ばれてしまう。組織を裏切り女を選んでしまったフリーマン…マフィア組織は敵対するヤクザのボスの殺害をフリーマンに命じるが、同時に、同行する仲間にフリーマンの命を奪うように命令を下していた…。

フリーマンの宿敵の一人となる日本人ヤクザを、加藤雅也アニキが熱演してます。島田陽子とブチューっと激しい口づけ交わしちゃって、“この熟女殺し!”。男でもアニキの魅力にシビレまくりっす!もちろん、主役のマーク・ダカスコスも負けちゃいません。ベッドシーンでは背中の龍の刺青が、なんともエロティックに動き…(ふんどしみたいな)パンツ一丁で、敵を倒すところなんてマジでセクシーですよ。

ヤクザの葬式に殴りこみをかけるシーンなんて、「男たちの挽歌」でも見ているような気分にさせるカッコよさ。スナイパーをバックアップに従えた、組長襲撃シーンも良かったな~。ハリウッド映画なんかにくらべると、全体的にショボさはあるが…B級以上、メジャー大作未満なところが、この映画の魅力なんじゃないでしょうか。「ジェボーダンの獣」を見て、マーク・ダカスコスがかっこいいと思った人は、ぜひ見ましょう!


監督:クリストフ・ガンズ
出演:マーク・ダカスコス ジュリー・コンドラ 加藤雅也 島田陽子


【DVDの購入】
DVD クライング・フリーマン



ゴジラ FINAL WARS(2004年)

【鑑賞日:2004年12月4日】

ついに公開、ついに完結…「ゴジラ ファイナルウォーズ 」を、初日・初回で早速鑑賞して来た!うーん、ゴジラも好きだし、アクションバカの北村龍平作品も大好きなんだけど…正直、天丼とカツ丼を一緒に頼んでいる感じで、両方完食できるのかと、期待半分、不安半分だった北村ゴジラ。真相はいかに…。

初っ端、スクリーンにデカデカと東宝マークと“TOHO SCOPE”の文字(最近の東宝クレジットじゃなくて、昔のヤツ)、続いて“本田猪四郎と円谷英二に捧げる…”云々の文字…って、おい、思いっきり「キル・ビル 」じゃねーか!?そうなんですよ…、これは“特撮版キル・ビル”だったんですよ。そ・し・て…いきなり海底軍艦 ・轟天号VSゴジラの壮絶な戦いがおっ始まる。コックピットには中尾彬&上田耕一の艦長・副艦長コンビのツーショットだ!?中尾さん首相続投ならずも(前作前々作 参照)、今度は轟天号の艦長に抜擢だー!

こんなハイテンションなオープニングはプロローグに過ぎない。これは、過去にゴジラを封印したという記録をふりかえっているだけで、話は現代に飛び、ドン・フライ艦長にバトンタッチされた新轟天号とマンダの因縁の対決へと場面はスイッチしていく…。ドン・フライ以下…外国人キャストは全員、声優による吹替えが行われているのもお約束でニンマリ。しかもドン・フライは、シティーハンターの海坊主やシュワルツェネッガーの吹替えでお馴染み玄田哲章だし。

ハリウッド映画は、オープニングのクレジットを専門のクリエーターが手がけることが有名だが、その中でもトップクラスの職人、カイル・クーパー(「セブン 」や「ミッション:インポッシブル 」のOPが有名)が、今回のゴジラのオープニングを手がけている。オマケに、お馴染み伊福部テーマはそうそうに退場させ、キース・エマーソンのギンギンのロックミュージックがうるさいくらいに耳に流れ込む。映像はメチャクチャかっこよく編集されているが…音楽は個人的にイマイチ。自分の頭の中では映像に合わせて伊福部テーマがこだましているのは言うまでもありません。

ふー、こんなに熱く語っても、まだ最初の数分しか語りきれてないです(笑)“特撮キル・ビル”であることは数分の映像で理解できるのだが…これが北村龍平作品だというのを忘れてはいけなかった。今回のもう一つの主人公である、地球防衛軍の特殊組織M機関、彼らの殺陣など、思いっきり「リベリオン 」のガンカタ入ってる。TOKIO松岡VSケイン・コスギの“マッスルヒート ”バトルを皮切りに、銃、チャンバラ、バイクと…これでもかーの人間アクション。仮面ライダー観に来たんだっけなんて錯覚に陥る(笑)ゴジラ縁のカメオ的出演者もさることながら…脇役はしっかり“チーム・ヴァーサス- ”(北村作品常連俳優)。

オマケに監督自身もラジオ(榊英雄のHave Some Funを乗っ取ってるし)のDJ役で、「あずみ 」(北村龍平監督)の小橋賢児とボケまくり(笑)とにかく、東宝特撮からハリウッドアクション、ハリウッドSFまで…詰め込みすぎなくらいオマージュ&パクリの数々。どこまで元ネタを見つけられるか、子供向け作品ということをすっかり忘れて、大人の映画オタクの為の映画になっている。

全体的に特撮シーンも北村龍平映画になっている。とにかく、物凄いスピード感ある特撮だ。前々作の「ゴジラ×メカゴジラ 」も軽やかだったが…それ以上に華麗に怪獣たちが動き回っている。まるで怪獣というより、戦隊もののヒーローのようだった。オマケに“シェーゴジラ”を思い出す、マヌケなギャグも満載。しかーし、一番の見所である10体以上の怪獣とのバトルは、なんだかダイジェスト的に見えてしまい、人間アクションの方に重点を置きすぎたのか、“ゴジラ”の最後を見に行ったのに…肝心な“ゴジラ”の存在感が薄れていたように感じる。

ただし、ハリウッドゴジラ(命名・ジラ)を一撃でブチのめすあたりは、爽快の一言。金子修介監督の「ゴジラ モスラ キングギドラ大怪獣総攻撃 」の劇中セリフにあったハリウッドゴジラに対する“ニセモノ”発言以上に…ブラックで笑えた。樋口真嗣の平成ガメラ(とくにパート3)には及ばないが、一つ一つの特撮の出来は、上出来だったことは付け加えておきます…。

老舗東宝の天丼もおいしかったけど…北村印のカツ丼はやっぱり味が濃いかったです。だからといって天丼はもう入らないから、最後に口直しのデザートが出てくれば(なにか、FINALに相応しいインパクトがもう一つ欲しいってとこか)、本当にFINALとして最高だったのだが…。


北村龍平に物申す!ここが物足りない“ファイナルウォーズ”

1.菊川怜はなんとかならなかったのか…演技下手すぎ。
2.小美人の出番少ない!モスラの歌が出てこない!
3.伊福部マーチをちゃんと使え!せめて最後くらい…。
4.ケイン・コスギのセリフも吹替えにしちゃえよ(笑)

後から、まだまだ追加するかも…



↓上映前にしっかりCMが流れてました…欲しいけどたけーよ!?




2005/04/22発売【予約受付中】
DVD GODZILLA FINAL BOX




こんなのも、出るんですかっ!

サントラDVDオーディオ
ゴジラ FINAL WARS オリジナル・サウンドトラック 5.1ch リミテッド・エディション

サントラCD
ゴジラ FINAL WARS オリジナル・サウンドトラック




ジャンプ(2003年)


2004年11月26日、発売・レンタル開始の新作DVDソフト「ジャンプ 」(2003年制作 2004年劇場公開)を鑑賞した。佐藤正午の同名小説 を映画化したもので、お笑いタレント、ネプチューンの原田泰造主演映画。原作小説は未読です。

「五分で戻ってくるわ」と、コンビニへ出かけたまま…自分の前から消えてしまったガールフレンドを探す一人の青年の物語。仕事をとるか、女をとるか…はたまた…。推理劇のようなミステリアスな幕開けだが…実は恋愛や結婚なんてこんなものなのかもしれないという、現実的で生々しいものを浮き彫りにさせてくる。所詮、恋人も夫婦も他人なんだな。わかっているようで、何もわかっていない。

原田泰造演じた主人公は、恋人のことを心配するフリをしながらも、自分のことしか考えていなうようにも感じる(おまけに優柔不断で酒にも弱い)。主人公の上司にしろ、ヒロインの父親にしろ、この映画に出てくる人たちは、みんな自分勝手な人ばかり。そもそも、恋愛=身勝手なものなんてわかってるんだけど、この映画で優柔不断男を振り回す女性たちは…更に身勝手の極みだと思うのは、自分が男だからだろうか?

自分が現実で、こういった局面に直面しないとも限らないリアルさがあるが、できれば回避したいですよね(笑)失踪した彼女について交番に相談にいくと、「年間10万人も日本人が失踪している」と…彼女が一人や二人消えたくらいで警察に来るなよと冷たく突き放す警官のセリフが、他人のことなど興味なしという世間の冷たさを物語っていた。

物語なので、ちゃんとあっと驚く(言いすぎだな…ちょっと驚くかもに訂正)結末を用意してあるし、映画としても無難にまとまっていると思います。


監督:竹下昌男
出演:原田泰造 牧瀬里穂 笛木優子 光石研 鈴木砂羽 唯野未歩子 寺島進 平泉成 伊武雅刀 中井貴一


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DVD ジャンプ



獣兵衛忍風帖(1993年)


今日は調子にのって連続で書いてます(笑)またまたアニメ映画の紹介!?昨年、2003年にWOWOWでTVシリーズが放送、DVDでも発売もされている「獣兵衛忍風帖 」をご存知でしょうか?いや、このTVシリーズは知らなくてもいいんです。タイトルが同じだけで、全く別な作品になってしまっていたので(笑…TV版も嫌いじゃないんだけど)今日、紹介したいのは…TVシリーズ「獣兵衛忍風帖」の元になった、川尻善昭監督版 のオリジナル版なのです!確かOVAとして制作されたものなのですが…当時は単舘ながら、劇場公開もちゃんとされています(確か、「うしおととら 風狂い」と同時上映だった記憶が)。

徳川幕府の転覆を画策する忍者集団の陰謀に巻き込まれていく、牙神獣兵衛の活躍を…、十八番のたたみかけるようなノンストップアクションでキッチリ見せます!川尻監督作品の「魔界都市 新宿」や「妖獣都市」がそのまま忍者映画になった感じですね。チャンバラ、忍術、妖術、バイオレンス、エロ…見応えタップリの極上エンターティメント作品です。キャラクターデザイン・作画監督を担当している箕輪豊のハイクオリティな作画も見逃せません!

これこそまさに、大人のためのアニメーション作品です!この作品は日本よりも海外での評価、知名度が高いですよね。アニメ版マトリックス…「アニマトリックス 」の“プログラム”という一編を川尻・箕輪コンビが手がけていますが、DVD収録のそのメイキング映像なんかでも紹介されているので、ご存知の方も多いかもしれません。まだ観ていない人は、騙されたと思って一度、観ちゃってください!損はさせません!!!

山ちゃんこと、山寺宏一の声が相変わらずクールでかっちょいいです!森山周一郎、青野武、永井一郎といったベテラン声優さんの演技がまたいい。TVシリーズではキャストも一新されていたので、正直ガックリしました(山ちゃんから小山力也になってた)。噂によると…川尻監督の手で再度映画化が企画されているらしいので、その時はぜひ、山寺宏一に獣兵衛の声を演じてもらいたいですね!

ちなみにTOPの写真は、定価12472円(税抜)もしたLDジャケットの写真です。自分はLDしか所有していないのですが、今はDVDでも簡単に入手できます(廃盤だったのに、昨年再販されました)


監督・原作・脚本:川尻善昭
出演:山寺宏一 篠原恵美 青野武 郷里大輔 関俊彦 森山周一郎 永井一郎


【DVDソフトの購入】
DVD 獣兵衛忍風帖







【川尻善昭監督作品DVDの紹介】



DVD 妖獣都市 SPECIAL EDITION
DVD 魔界都市〈新宿〉
DVD アニマトリックス 特別版
DVD バンパイアハンターD
DVD 鉄腕バーディースペシャル
DVD 火の鳥 宇宙編
DVD CYBER CITY OEDO 808 コンプリート・コレクション





劇場版 サイボーグ009 超銀河伝説(1980年)


冬休みも近づいてきましたが、この時季になると無性にアニメ映画を見たくなりませんか?自分が子供の頃は…レンタルビデオも今ほど安くなかったし、DVDなんて影も形もなかった時代ですから…映画といえばTV放送で楽しむというのが常識でした。特に、春・夏・冬休みになると…午前中の早い時間や夕方に…2時間枠くらいで、アニメ映画をよく放送していたのを思い出します。やっぱり劇場用のアニメ映画になると…TVアニメと違って、内容も作画の質も高く、子供ながらにクオリティの高さを実感したものです。その名残なのでしょう…世のお子さんたちが●休みになると、自分もDVD・LDコレクションを物色してアニメ映画を頻繁に見ちゃうんです。

ということで、12月はアニメ映画をたくさん紹介してみたいと考えています。で、冬休みと言えば、自分はコレなんですよ…「劇場版 サイボーグ009 超銀河伝説」。最近も新作がTV放送されてましたが…009の好みも世代によって分かれるところですよね?自分はやはり子供時代に再放送でお世話になった、井上和彦が009を演じているバージョンが一番好きなのです。そして、この「超銀河伝説」も…そんな井上009が大活躍する劇場版なのです。子供時代、冬休みにTV放送されたのを見て、かなり面白かったと記憶していた作品なのです。

で、数年前…ひょんなことからこの映画のLDソフトを入手して見直してみたのですが、はっきりいって…えーーーーーっ、この映画って、こんなに“タルイ”(かったるい)作品だったっけ?って思ってしまいました。うーん、20年以上も前の作品としては…キャラクターの作画などもクオリティが高く、すぎやまこういち氏の燃える音楽に、すっごーく衝撃的な展開あーーんど、見事に笑撃的なオチ(爆)と見どころは次から次へとあるのですが、なにかイマイチのれないんですよ。おかしい。

で、よーく考えて、ようやく答えが見つかりました。そうです、自分が見ていたのは、TV放送されたものだったという点が大きかったのです。つまりオリジナルの長さの映画を見るのが、LDソフトを入手した時がはじめてだったのです。その昔、TVで見たのは、120分程度の放送枠で放送されたものだったので、オリジナル130分の作品を相当カットして放送していたのです。だから、もっとスピード感のある作品をイメージしていたのですが…やたらとダラダラとした描写が多くて、若干退屈に思ってしまったのでした。

全体的な内容と、最後のオチはある程度覚えていたのですが…細かい部分は、LDで見直すまでかなり記憶が曖昧でした。まぁ、若干作品の長さに苦痛をおぼえましたが…嫌いになったわけではありません。009たちに助けを求めてきた宇宙人の子供が、のび太くんの声(小原乃梨子)で…「あっ、のび太じゃん」と思わず声を出しちゃったり、宇宙船で宇宙に飛び立つシーンとか、今見ても充分カッコイイ!

でも、助けにきた宇宙人の宇宙船を改造して、さも自分達の秘密兵器よろしく操ってみせる…009たちメンバーはある意味図々しい。図々しいといえば…タマラっていう王女様も自分勝手なキャラだったなぁ。後々考えるとツッコミどころがいっぱいあって…違った意味で楽しめる(笑)最近のTVシリーズなんかより、こっちの方がやっぱり好きですね!自分はLDを所持しているのですが…最近DVDも発売になりましたので、見直した方も多いのでは?


監督:明比正行 原作:石ノ森章太郎
出演:井上和彦 杉山佳寿子 白石冬美 肝付兼太 山田俊司 はせさん治 小原乃梨子


【DVDソフトの購入】

DVD サイボーグ009 超銀河伝説




気まぐれな狂気(1997年)


24 -TWENTY FOUR- シーズン3 、皆さんハマってます?レンタルショップへ行くと…驚くほど綺麗に、みんな“レンタル中”になってますよね。この間なんて…巻数もバラバラ、ビデオとDVDもごちゃ混ぜなのに、とりあえず残ってる24のソフトを全部抱えてるオバチャンを目撃しました。そこまでして、見たいのか…。結局、競って借りても最終巻が出るのは、セル版BOXの発売と同じ12月22日…自分は一気に見たいので、セル版DVDを予約してありますから、この24の争奪戦には参加していないのですが…。シーズン1、2もBOXを購入した立場から言わせて貰えば、やっぱり通してで見た方が、面白さが倍増するのは、間違いない!?

そんなことで…24を借りれなかった人、借りるのを我慢している人にお薦めなのが、我らがジャック・バウアー…じゃなかった、キーファー・サザーランドが劇場作品の初監督に挑戦したバイオレンスアクション映画「気まぐれな狂気」がお薦め!当時の広告に“「トゥルー・ロマンス」より過激!「レザボア・ドッグス」よりクール!”などというキャッチフレーズが使われていたほど、タランティーノ作品に酷似(というか、タランティーノもパクリなんだけど)…おいしいところどりな内容。ついでにヴァンパイアの出てこない「フロム・ダスク・ティール・ドーン」の前半部分みたいな感じも混ざっています。

刑務所帰りの男が、恋人との幸せな生活を夢を見て…チンピラ仲間にそそのかされ、かつての自分のボスから麻薬を奪おうと計画する。しかし、計画はそんなに上手く運ばない。仲間の一人が、押し入った倉庫で発砲!殺した相手の一人が、潜入捜査をしていた警官だったことから…直に現場にパトカーが現れたのだ。途中、人質をとりながら…麻薬捜査官とマフィアから逃亡をする彼らの運命は…。派手な銃撃戦やカーチェイスもあり…ラブストーリーや裏切りなど仲間同士の葛藤(ネタバレになるので詳しくは説明しないが)もスリリングに描いている。

キーファー・サザーランドは、短気でクレージーなトラブルメーカーのチンピラを演じている。完璧なヒール役で、どちらかというと、主人公であるヴィンセント・ギャロに観客の感情移入をうながすための引き立て役といった存在。しかし、警官隊にもマフィアにも、二挺拳銃で向かっていったり…何かとトラブルを大きくする重要な役目なので…活躍する場面はいっぱあいる。キーファー・サザーランドの悪役を楽しんでください。

「トゥルー・ロマンス」のクリストファー・ウォーケンそっくりな役どころだが、マフィアの追手として登場するマーチン・シーン(チャーリー・シーンの親父)の貫禄もなかなか。


監督:キーファー・ザザーランド
出演:ヴィンセント・ギャロ ミケルティ・ウィリアムソン キーファー・サザーランド ケヴィン・ポラック 


【DVDソフトの購入】
DVD ソフト気まぐれな狂気