先週の読書:「喪失の冬を刻む」 | 勝手に映画紹介!?

先週の読書:「喪失の冬を刻む」

 

今日の昼間、関係する記事をアップしたんだけど…“1か月間のネトフリ再加入”の期間が終了、まぁ、またちょっとしたらメンバーシップの再開をする予定なんだけどね、ひとまずは…たまってるWOWOWのエアチェックを消化せねば。WOWOW以外にも…録画してあるアニメやドラマを見なければ。えーと、今週は…金曜日よりも前に、余裕があったら「関心領域」を見に行こうかなと思ってたんだが、ちょっと無理っぽいかも?実は親戚で不幸がありまして…自分は特に、葬儀へ出席とかはしないんだけど、母親の送り迎えしなければいけなかったり…。

 

本当はね、先週…“あぶデカ”を見たついでに、ハシゴしたかったんだけど、ハシゴできそうな上映時間の組み合わせがなかったんだよなぁ。でもって…今週の金曜日からは「マッドマックス:フュリオサ」とジャッキーの「ライド・オン」が始まっちゃうしな、「関心領域」は気になるけど、配信かWOWOW放送待ちにしちゃおうかな?えーと、そんなわけで読書の話…先週は1冊ぽっきりしか読めなかった。せめて週2冊読了はキープしたかったんだけど…無理だった。そんなに忙しいわけではなかったんだけど…今週は頑張って、2冊以上読めるように努力します。

 

えーと、読了できたのはハヤカワ文庫の海外ミステリーで、デイヴィッド・ヘスカ・ワンブリ・ワイデンっていうやたら長い名前の新人作家の「喪失の冬を刻む」という作品。先住民の居留地で、ヘロインが蔓延しはじめ、処罰屋と呼ばれる…仕事人的に悪党退治している主人公が、売人を追い出そうと奔走するんだけど、色々とトラブルが起きる。映画でも「サンダーハート」とか「サイレンシング」とか居留地や先住民が絡んだミステリー、サスペンスがあるけど、ああいう作品が好きな人にお薦め。先週は1冊しか読めてないので、“推しの1冊”を選ぶのは割愛する。
 

 

 

2022年7月発行のデイヴィッド・ヘスカ・ワンブリ・ワイデン著「喪失の冬を刻む」…どうやら本書が長編デビューとなる新人のようだ。映画なんかでもたまにある題材、先住民たちの居留地を舞台にしたミステリーであり、ハードボイルド。自身も先住民である主人公は…同族の人たちから依頼があれば、対象の悪党たちに鉄槌を下す“処罰屋”、日本風に言えば“仕事人”のような仕事をしている。ある日、知り合いである部族評議会の議員から、“最近、居留地内でヘロインが蔓延している、その売人と見られる男を捜し出して罰してほしい”との依頼を受ける。

 

あまり乗る気じゃなかったんだけど…このままでは同族の人たちがヤクで命を落としかねないと考え、渋々とその仕事を引き受ける。なんだけど、その探している売人っていうのが、自分の元カノ(依頼主の娘でもある)が、自分と別れた後に“一時付き合っていた男”らしく、元カノが捜索を手伝うと押しかけてきてしまう。さらに話がややこしくなるのが…主人公には母親を亡くした年頃の甥っ子がいて、一緒に暮らしているんだけど…その甥っ子が、ヘロインでぶっ倒れて救急搬送!一命をとりとめるも、今度は薬物の所持、売買の容疑で警察に捕まってしまう!

 

甥っ子の件が…売人探しを引き受ける後押しにはなったんだけど、なかなか成果が出ず、そして甥の窮地も助けなければならず…というよう話。甥絡みでは、要所要所で驚かされるところもあるのだが…意外と展開はまったりだったかな?先住民たちの文化・風習は詳細に描かれており、彼らへの差別や迫害もしかり。主人公の事件に対する原動力なんかも、少なからずそういった自分の生い立ちが関わっている。最後の事件の黒幕に関するどんでん返し的なものは…この手の閉鎖的な田舎を舞台にしたミステリーでよくありがちな…“やっぱお前か!”だった。






 

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