輸入盤Blu-ray X-CROSS(エクスクロス 魔境伝説 2021年9月28日発売) | 勝手に映画紹介!?

輸入盤Blu-ray X-CROSS(エクスクロス 魔境伝説 2021年9月28日発売)

X-cross [Blu-ray]


ずいぶん前にAmazonで見つけて価格動向を窺っていたブルーレイソフト「X-cross(輸入盤のエクスクロス 魔境伝説)」…最初に見かけた時は確か700円台だったかな?もう少し安くなったらポチろうかなと思っていたら、一度、2000円近くまで金額が跳ね上がってしまい(誰かがポチると、一時的に金額が高騰するのがAmazonの傾向)、この金額じゃ、無理して買う必要もないなって思ってたんだけど、まただいぶ金額が安くなって、700円台→600円台と下がってきた。よし、これが500円台になったら今度こそポチろうと決め、577円になった時にオイラはポチった。

 

ちなみに、オイラがポチった後も、珍しく金額は高騰せず、値段は下がり続けて現在、10月30日の夕方時点で569円になってました。どこまで下がるか?まぁ、オイラはもう買っちゃったので、関係ないんだけどね…このまま400円台、300円台になったら、ちょっと悔しいかな。なんか、Amazonに負けた気がするよね(笑)えーと、もともとの映画は2007年12月と、なんともう15年も前の作品なんですね。リアルタイムで劇場鑑賞していて、その後2008年5月にリリースされたDVDを中古で安く入手して、今でも所有している。日本盤DVD持ってるけど買っちゃいました。

 

日本だとDVDどまりで未ブルーレイ化なんだけど…アメリカだと2011年にも一度ブルーレイ化されていて、マケプレ扱いだけど旧盤ブルーレイもAmazonで購入可能です(旧盤の輸入盤BD→X-Cross [Blu-ray])。ってことは、オイラが入手したのは再販の廉価版ということみたいですね。旧盤は所持していないので、仕様等に変更があるのかは不明。とりあえず今回入手した円盤は、リージョンA、国コードなし、日本語音声、英語字幕ON/OFF可。映像特典は日本盤DVDと同じ素材のメイキング(細部未確認)と予告編、TVスポットのみ収録されてましたね。

 

一部の映像特典とコメンタリーはさすがに未収録だった。ある意味、本編よりも面白い、日本盤DVDの最大の“売り”がオーディオコメンタリーなんだけどね、残念ながら入ってないのよ。何が凄いって、あのコメンタリー…映画にまったく関係がない人が、どうでもいいこと喋ってんのよ。誰が喋ってるのかというと、“マイブーム”という言葉の生みの親で有名なみうらじゅんと、“空耳”でおなじみ安齋肇の両氏。当時、お二方が“勝手に観光協会”という活動をしていて、その番外編的な企画で、劇中に登場した“架空の村”を紹介するっていう体のコメンタリーなのよ。

 

映画もかなりバカ映画だったけど、そのさらに上をいくおバカなコメンタリーでしたよ(もちろん誉め言葉です)。まぁ、だから輸入盤ブルーレイを入手しても、日本盤DVDは処分できないという結論でもあるわけなんですけどね。そういえば…なぜか輸入盤のジャケ、本来の主人公、主演である松下奈緒と鈴木亜美を差し置いて、脇役の小沢真珠がクローズアップされているという。表だけじゃなく、ジャケ裏、ディスクまでもね。確かにこの映画での小沢真珠の役回りは、「13日の金曜日」のジェイソンや、「悪魔のいけにえ」のレザーフェイスみたいなところもあるから。

 

久しぶりに本編を再鑑賞したけど、やっぱりバカだった。当時も確か指摘した記憶があるんだけど…松下奈緒と鈴木亜美の温泉入浴シーンのバスタオル着用は、ちょっとテンション下がるよね。いや、脱げとか見せろとか言ってるわけじゃなくて(見せてくれるなら、見たいというのが男の本音だろうけどさ)…映画なんだから、カメラワークや編集で、バスタオルを巻いてないように見せるくらいの工夫はしてほしいなという。急に、入浴シーンだけ“いい旅夢気分(テレビの紀行番組)”感が強くなるよな。でも、あらためて見ると…普通のシーンでもけっこうフェチってた。

 

わりと鈴木亜美の太ももに執着してたりな(笑)、あと役柄、設定であり、メイク・作り物なんだけれども…便所に閉じ込められた鈴木亜美(当時はそれなりに売れてるアイドルだったはず)が汚物まみれになるって、やっぱり相当に攻めてるよな。やっぱ、オイラ…深作健太の映画好きだよ。一時期、押井守の脚本で映画企画が進んでたけど、それがとん挫して以降、あまり映画業界で名前を見なくなっちゃったな。調べたら、今は舞台・演劇の方で活躍しているらしい…そろそろまた映像の方に戻ってきてくれないですかね?と、せっかくなのでラブコールしておこう。

 

一応、当時、劇場で鑑賞した時の感想と、その後、DVDを入手した時のオーディオコメンタリーの感想が、過去の記事で残っていたので、それらを合わせて、一部訂正、再構成して最後に再掲載しておく。無理やり手直しを加えたので、文章の前後がおかしいところもあるかもしれないし、情報やネタが古かったり、間違ったりしている部分もあると思いますが、今から14~5年前に書いた文章だというのをご納得をいただき、おおらかな気持ちで接していただけるとありがたいです。もし、映画に興味を持っていただけたなら、今だと輸入盤BDがAmazonで格安ですぞ!

 

 

 
 
 
 
2007年12月08日投稿:エクスクロス 魔境伝説(2007年)
 
2008年06月01日投稿:エクスクロス 魔境伝説のDVDを中古GET!?コメンタリーがおもろい…
 
上記2つの投稿を抜粋して、一部訂正加筆を加えて再構成した文章です

 

 

付合っていた彼氏の浮気で傷心の水野しよりは、しよりとは全く正反対の性格で自由奔放な火請愛子に誘われ阿鹿里村というに秘境の温泉地へやってきた。しかし、入浴中に2人は喧嘩をし別行動をとる羽目に。一足早く宿に帰ったしよりは、部屋で不気味に鳴り響く謎の携帯電話を見つけるのだが、取った電話から“今すぐ逃げろ、足を切り落とされる”という叫び声が聞こえた!直後、本当に武装した村人たちがしよりに襲いかかってきた!一方…愛子はしよりに隠れて誰かと連絡を取り合っているようなのだが、彼女にもまた、別の殺人鬼が近づいていた…。

 

これは映画化決定になるかなり前から原作小説を読んでいた。B級洋画のスプラッターを見ているような、バカげた設定ながらも、原作小説を読んでる時のイメージとしては、もうちょっとシリアスなものを想像して読んでいたんだけど…映像化されたら、かなり笑える映画になっていた。いや、決して貶しているわけではなく、誉めてます。この題材、邦画で成立させるなら…このくらいハジけた作品じゃないと、逆に興ざめしそうだもん。深作健太はその辺をよーく理解しており、余分な部分は極力排除し…とにかくスピード感と過剰なアクションでガンガン攻める。

 

説明不足な設定、ビジュアル的にもつっこみどころがいっぱいあるけど(小沢真珠のでかいハサミとか)…その辺は深く追求しないのが、この映画を楽しむコツ。どうしても細かいところを知りたい人は原作を読むなり、この物語の前日談的な別ストーリーの小説があるので、それを読んだりすればいいんじゃないかなと。ヒロイン2人の視点がめまぐるしくコロコロと変わるけど、この辺は原作の雰囲気をよく出していると思う。原作を読んでなくても、ミステリー慣れしているような人なら、仕掛けがわかっちゃうような内容なんで、とにかくテンポの速さは重要だよね。

 

全体的に暴走しすぎだが、でも、前半で真相に直結する伏線なんかもちゃんとあるのでミステリーとして、意外とフェアに作ってあるとこは感心。ヒロイン2人のW主役ということだろうが…完璧に軍配は鈴木亜美の方だ。彼女が戦うことになる、小沢真珠扮するゴスロリ殺人鬼とのアクションの数々…ジェイソンVSフレディよりも数倍、迫力のあるバトルだった。クソまみれになりながらも、チェーンソーを振り回し、回し蹴りをきっちり決める鈴木亜美に、これからもアクション女優として活躍して欲しいと期待してみたり。あと森下能幸の怪演(なぜかババァ役)が最高。

 

本作は劇場公開後にリリースされたDVDもお薦め…そう、なぜかオーディオコメンタリーが、映画に全く関係ないみうらじゅんと安齋肇が担当してるんですよ…“勝手に観光協会 阿鹿里村編”として。自分たちの自己紹介も、マイブームのみうらじゅんと、空耳アワーの安齋肇とか言ってたし。この2人、本当にこの作品を見るのは初見なのかな?2人して、けっこうトンチンカンな解釈してる部分も多く面白い。画面を見て、色々な映画の影響を受けてるよね?って話…人間が磔にされてるシーンで、杉本彩の「花と蛇」とか、「変態村」のジャケットそっくりとか言ってた。

 

さすがに携帯電話=「着信アリ」、トイレ=「トイレの花子さん」って安直、適当すぎるだろ!(笑)他にも普通の人以上に、凄いところにツッコミもいれるし(旅館の部屋にあったドビンで話が盛り上がってる、自分の本の宣伝始めるし、車の免許を持ってないので、ツタヤの会員入る時はパスポートを提示するとか、ギャバ嬢の電話番号の話とか…けっこう言いたい放題のめちゃくちゃコメンタリー。映画の中でシーンがプレイバックすれば、律儀に同じ内容のコメンタリーをするとかね、芸も細かい。でも入浴シーンに食いつくのは、見ているオイラとけっこうシンクロした。

 

作品中に、何度もX印に光る、携帯電話の光をようやく最後で気づく安齋肇とか、遅すぎだろう。「XX エクスクロス」というタイトルを見て、“復活2時間遅れ…”って、それはロックバンドの“X JAPAN”だろ!意外とネタ新しいね、わりと最近なんだ、このコメンタリー収録したの(2008年3月の“X JAPAN 攻撃再開2008 ~破滅に向かって~”という東京ドーム公演で開始時間が2時間遅れるトラブルがあった…DVDのリリースは2008年5月だった)。それから、もう一つタイトルで…XXはチョメチョメと読むとか、なんか(当時でも)懐かしいことも言ってましたよね。

 

主人公たちを助けるパソコン少女、ショコタンの登場シーン…“漫画描いてたの?”ってツッコミ入れてたけど、オイラ的には“ブログじゃね?”と…コメンタリーにさらにツッコミを入れる。あと、作り手としては、満を持して登場させただろう、物部昭の正体のアノ人(声は声優の小山力也なのに、顔出しは別人)…2人には全然、ウケてませんでしたよ。なんか今まで最高にコメンタリー盛り上がってたのに、そこだけ微妙な空気が流れてた。エンディング曲がせっかく洋楽なんだから、無理やり空耳やってくれよ、安齋さんとか思ったけど…けっこう真面目に音楽評してた。

 

ホラーなんだから、エンディング後に、まだ何かあるだろ?と疑う2人…でも何もなくて、映画を一度見ているオイラとしては何もないのを知ってるので“ないよ!”と教えてあげたいくらい。だから、コメンタリーはなんか唐突に終わった感じでちょっとだけ虚しい印象を受ける。やっぱ、このバカ映画には、このくらいバカな特典、コメンタリーで正解だね。普通だったら、主演女優と監督によるちゃんとしたコメンタリーも2本立てで入れるべきだと思うんだけど、そこまで予算なかったのか?他の映像特典も収録されてるが、コメンタリーに比べるとどれもインパクトは薄い。

 

 

監督:深作健太
出演:松下奈緒 鈴木亜美 中川翔子 小沢真珠 池内博之 岩根あゆこ 森下能幸 小山力也

 

 

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