罪の余白 感想芦沢央原作、内野聖陽主演、国民的美少女コンテストグランプリ吉本実憂がダークヒロイン | 映画時光 eigajikou

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『罪の余白』

2015年製作 
日本映画
有楽町朝日ホールにて
完成披露試写会で鑑賞

10月3日(土)ロードショー公開







↓『罪の余白』予告動画


監督・脚本:大塚祐吉
原作:芹沢央
製作:安達禎文
河内功
プロデューサー:二村慈哉
撮影:アイバン・コバック
照明:守屋火実弥
録音:沼田和男
美術:村上輝彦
衣装:野村明子
音楽:鈴木ヤスヨシ
音楽プロデューサー:花崎雅芳
主題歌:金魚わかな

出演:内野聖陽  安藤聡
吉本実憂  木場咲
谷村美月  小沢早苗
葵わかな  笹川七緒
宇野愛海  新海真帆
吉田美佳子  安藤加奈
堀部圭亮  西崎真
利重剛  宮崎知良
加藤雅也  高山満

野性時代フロンティア文学賞に輝く
芦沢央の同名小説に基づくサスペンス。
高校に通っていた
愛娘の死の真相を探る父親と、
その同級生でカリスマ的な美少女との
心理的な攻防を描く。
可憐な容姿の内に
邪悪な素顔を秘めた女子高生を、
第13回全日本国民的美少女コンテストで
グランプリを受賞した吉本実憂が怪演。
『フレア』の俊英、大塚祐吉が演出を務める。
(ぴあ映画生活より)

罪の余白 (角川文庫)/芦沢 央




久しぶりに試写会が当たったので
行ってきました。

アメーバマイスターという
アメブロの女性ブロガー向けの
会員制度があります。
アメブロの1ヶ月のPVが1000PV以上、
ツィッターのフォロワーが100人以上、
フェイスブックの友達が100人以上、
のどれかに当てはまればなれるという、
あまりハードルは高くない条件です。
登録するとメッセージで事務局から、
商品プロモーションやプレゼント、
アンケートなどの案内が来ます。
実は殆ど読んでないのですが(^o^;)
この映画の試写会の応募案内が来たので、
ダメ元で応募しておきました。
私は試写会ってなかなか当らないし。
で、応募したことすら忘れていたのですが、
先日当選しましたと知らせが来まして。
完成披露試写会だから舞台挨拶もありました。
私は舞台挨拶はミニシアターなどの
映画代金だけで入れるものにしか行きません。
あるいは今回のような舞台挨拶付の試写会に
当った場合です。
基本的にケチなんで。(^^ゞ

舞台挨拶は
主演の内野聖陽、
ダークヒロインの木場咲役吉本実憂、
小沢早苗役谷村美月、 
大塚祐吉監督でした。



トークでは吉本実憂が演じる木場咲が、
邪悪な女子高生でコワイ。
という事を強調していました。
内野聖陽と吉本実憂は撮影中は
フランクに話したりしないで
距離を置くようにしていたそうです。

公開前なので勿論ネタバレはしませんよ。
この作品は観る予定はなかったのですが、
試写会当たったから観ることができたわけです...

正直なところ私はつまらなかったです。ヽ(;´ω`)ノ
タダで見せてもらったけどユルシテネ(;´▽`A``


いろいろ突っ込みだすとキリがない感じで...
これサスペンスとしてどうなのよだったので!?
原作の評価を検索してみたら、
アマゾンのレビューなども結構好評なんです。
で、原作の内容を調べたら、
映画は木場咲の人格を
かなり脚色してあるようです。
物語は謎解きミステリーではなく、
基本、父親の復讐です。
心理サスペンスなのですが、
吉本実憂をダークヒロインとして
ド~ンとフィーチャー。
「悪魔、邪悪」と謳っているけど、
う~ん...中途半端な人物描写です。
父親は行動心理学者なのに
行動にそれが全く活かされてなくて??
(原作では活かしているようですが)
谷村美月が演じる小沢早苗は、
原作では若くして助教授になった
アスペルガー症候群ぽい
クールビューティーな37歳のようですが、
映画では勉強できることだけが取り柄の
イケてない若い女性で、
コメディーリリーフ的な存在です。
新海真帆、笹川七緒ら
同級生たちの描写も浅くて存在感がありません。

原作は原作。
(読んでないし、
読みたい気持ちもありません。)
映画は映画として別物として
評価すべきなのだろう...
俳優の芝居が下手とかはないんですけど、
ドラマ全体にリアリティーがなく、
緊迫感を味わうことはできませんでした。
私はこのような感想になってしまいましたが、
ご覧になろうと思ってみえる方は、
こんな記事は無視して、
ご自分の目で確かめて下さいネ。
なに書いてやがるんだ、
面白いじゃないか!
と思われるかもですし。

私の近くに座っていた人たちが、
内野聖陽のファンクラブの人みたいで、
福岡から来たと話していた人がいました。(ノ゚ο゚)ノ
内野聖陽さんと吉本実憂さんのファンの方は、
2人が熱演しているので観て損はないと思いますョ。





生内野さんカッコ良かったです!


吉本実憂さんはしっかりした
受け答えをしていて、感じ良かったです。
とても細くて顔が小さくて可愛らしかったです。
劇中に青いベタ(闘魚)が出てきます。
衣装は青いベタに合わせたのかな?




『渇き。』も
『ソロモンの偽証』も
観ていないのですが、
8月に観た『共犯』
(台湾の若手チャン・ロンジー監督)
同じ学校の女子生徒の死体を
通りがかりに見つけた男子3人。
彼女の死の真相を探る彼らに
新たな事件が。
設定がリアル。
LINE、インスタグラムなど
今日的なツールと
隠された日記、秘密の森の
アナログ世界が融合し
ミステリーに引き込む。
切なさがたまらなくて、
お気に入りの作品です。







image
舞台挨拶が始まってからは
写真撮影ができず、
自分で撮ったのはこれだけ。
上の舞台挨拶の写真はネットのニュースから。









ドリュー・バリモアとネコヾ(=゚・゚=)ノ