ダンガルきっとつよくなる、 いぬやしき、東映映画 広島仁義人質奪回作戦を見て | 東映映画と殺人事件を追いかけるブロガー

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やくざ映画全般、時代劇、馬鹿映画、空手映画が大好き。写真は竜虎一代より鶴田浩二と佐久間良子

皆さんこんばんわ。

高血圧痛風ステテコ親父です。、自身、長いブログを読むのも書くのもすこぶる苦手であり何か自分に合った記事の書き方はないものか?模索しておりましたが、これはというフォーマットがみつかりました。

これからはこんな感じで簡潔にいこうと思います。単純さは大事ですからね。それから、昨日初日に孤狼の血見てきました。詳しくは次回記事にしたいと思います。

 

 

ダンガルきっと、つよくなる☆☆☆☆

 

この映画の良さは、見る人の生理を壊さない、その心地よいリズムにあるとおもいます。急がず慌てずです。奇をてらわず正攻法なのも好感が持てます。ラストの聴覚に訴求する点も実に映画的でありました。

バーフバリ王の凱旋といいインド映画は侮れませんね

 

 

アンロック陰謀のコード☆☆

 

B級映画に徹すれば面白くなるにの、なまじカッコつけて普通に撮っているのでに出来も普通です。展開も悪くないですが山場が弱いのが難点です。ノオミラパスのアクションはアトミックブロンドを期待しましたがイマイチでした。マイケルダグラスのねちょねちょした英語が聞けたのでプラス15点です。

 

 

いぬやしき☆☆☆

 

全体として可もなく不可もなくといったところでしょうか。レデイプレイヤーのようにバタバタしていなくて見やすいのは好感が持てます。

佐藤健が意外にハマっていましたね。犬が可愛かったのでプラス20点です。

 

レディプレイヤー☆☆

 

個人的に全く合わない映画でした。とにかく目まぐるしくて画面の情報量が多いため変換するのに時間がかかり、ハッキリ言って疲れます。

シャイニング等のオマージュも、だからなんなの?と冷めきっていました。もうこういう映画は二度と見なくていです。ブラックライダーのポスターがあったのでプラス5点です。

 

 

本日の東映映画

広島仁義人質奪回作戦

1976年 監督牧口雄二

 

 

 

さあ、やってまいりました。

右翼、左翼、やくざ、在日、同和、部落、売れるならなんでもOKというその節操のなさと、ゆるゆるさがたまらない東映映画。今回もご紹介してまいりましょう。今回は広島仁義人質奪回作戦です。

メロドラマのあるやくざ映画

やったりやられたりと基本物騒なのが実録やくざ映画なのですが、

本作はメロドラマの要素が全体の四割ほど占めている珍しい映画となっています。勿論観客の期待するドンパチはお約束として用意されていますがメロドラマがキッチリ作り込まれてるのは極めて異例です。

その描きかたも雑ではなく、情緒も有りわりと丁寧です。


製作公開された1976年12月4日は1973年1月に始まる実録やくざ映画から4年が経ち、既に息詰まっていました。実録やくざ映画の最後といわれるのが1977年2月の北陸代理戦争となりますから、そのほんの数ヶ月前の実録末期の映画となります。東映は1977年1月に全く新しいやくざ映画として日本の首領シリーズをスタートさせることになります

 

松方弘樹の死に様が絵になる

 

お約束はキチンと描かれていて最期はハチの巣になって死んでいく

松方弘樹は絵になります。やくざ映画はこうでなくてはいけません。

変化球は大事ですが決めるところ、押さえるところは外さないのがポイントですね。監督の牧口さんは実録やくざ映画は本作のみしかありませんが、この演出をみていると映画全盛期に監督昇進していれば数多くの傑作映画を撮れていたと予測されます。以下は監督作品です。

 

 

 

おわり