日本の平和ボケ…防衛力が抑止力になると勘違い | ショーエイのアタックまんがーワン

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タッグチームLiberteenの漫画キャラクター・ショーエイが届ける、笑えるブログ・ショーエイの小言です。宜しくお願いします。

どうも…ショーエイです。

現代の国際社会で戦争を抑止できる条件は、

交易の有無です。

軍事力はほぼ関係ないです。

特に軍事大国同士の話では。

 

中国が迂闊に台湾へ軍事行動出来ない理由は、

交易という意味で、国際社会の信頼を失うからです。

ただし、国際社会の支援を受けて

台湾が独立を宣言するとなると、

中国にとって今度は政権維持の意味で

中国共産党の権威に関わる問題と成る為、

これには軍事行動を確実に起こします。

 

中国が台湾問題を内国問題としているのは、

台湾の独立問題で外国が関与したら、

内政干渉として軍事行動の大義とする意味も

込めているからです。

 

日本人は平和ボケしすぎてて、

こうした問題に平気で関与しようとします。

台湾を守る為と言っていても、

台湾の独立派がその日本を当てにする状態になって、

行動を起こせば、

その姿勢が中国との戦争を刺激する意味に成るわけです。

 

台湾の軍事力だけでは中国本土にかないません。

なので中国と戦争するには、

米軍などの支援が必要に成ります。

仮にそうした支援が受けられる保証が出来れば、

中国本土相手に武力的な独立を進める可能性は、

十分に高く成るわけです。

 

戦争を適切に理解している人間なら、

そういう事で戦争に発展する事は望みません。

その上で現状維持=台湾の自治の保証を、

中国に求めている姿勢なのです。

 

ここでの戦争は、

台湾が独立なら、中国が戦争を仕掛ける、

台湾の自治を武力的に脅かすなら、

米軍が側線して中国に戦争を仕掛ける。

という流れで米中はお互いが一線を越えないように、

という事で合意している状態です。

 

なので中国は台湾の独立を刺激する、

各国の台湾とのやり取りを警戒するのは、

寧ろ戦争になる状態を避けるいみを持っている訳です。

 

日本人の議論の中には、

こうした国際情勢への配慮が全くありません、

また、こうした事情で確実に戦争に成る事も、

全く理解していない訳です。

 

この平和ぼけ丸出しの日本を見ると、

本当に恥ずかしい話なだけで、

マッカーサーが残した言葉、

日本人の民主制の理解度は、

12歳程度と言う言葉から

全く成長していないというレベルなのです。

 

軍事力が抑止に成るなんて話、

全く合理的でないのです。

日本が軍備を増強すれば、

中国もそれを警戒して増強する。

基本、戦争なんてやってみなければ勝敗は解らないから、

日本人が強気な様に、

中国人も強気で考えるだけの話です。

 

その反面、グローバリゼーションによる経済的な繋がりは、

全く別の意味で戦争抑止として機能しているのです。

トランプがいくつか忘れたけど…

戦争を終結させたと豪語できたのも、

この貿易、経済の繋がりを盾に

双方に働きかけたからで、

この国際社会の繋がりは、

領土問題より遥かに国益として大きな意味を持つわけです。

 

逆に、ロシアが戦争に踏み切れたのは、

既に経済制裁によって

国際経済から遮断されていた状態だからです。

 

ある意味、経済制裁をどこかで緩めるなどの調整をしていれば、

ウクライナへの軍事行動は抑止でき、

対話の状態を継続できた可能性も有るわけです。

 

オッサン先生に言わせれば、

軍事的な意味で戦争の抑止は成り立たなくなるのは、

26年前のミレニアム時代に気づいていた事で、

戦争を抑止するのに一番効果的なのは、

グローバルに経済的な繋がりを維持する事と、

見抜いていたからです。

そこに文化的な交流、

スポーツイベントによる愛国心の対峙、

などが加わる事で、

其々の国の人々がその環境に依存し始めて、

その社会との決別を拒む世論が

大勢を占めるに至るという事です。

 

日本人はいわばこうした現代の流れを、

全く学んでいない訳で、

未だ冷戦時代の名残を、

常識として理解しているだけなの学問で

止まっているだけなのです。

 

日本が英国の様に落ちぶれるか、

米国の様に復活出来るかは、

日本人が今、世界に取り残されている状態を、

はっきりと認知できるかに掛っている話です。

 

まあ、イノベーションという言葉を知りながら、

結局は無難を求めて、

イノベーションを殺し続ける老害が蔓延る状態では、

中々難しい話だと思うけど…

若者が

バカビッチ早苗という老害を支持しているようでは、

末期症状も良いとこかもしれません。