どうも…ショーエイです。
ハッキリ言って、一期目のトランプは酷かった。
ところが現状、二期目のトランプは全く別物に見えます。
一期目のトランプは、
政敵である民主党の政策を
全て否定することに翻弄していた感じです。
その為、ある意味ビジネス的な表現で言うならば、
良い商品と悪い商品を分別することなく、
全てを廃棄しようとした。
前職がオバマくんだった事も有って、
良いものまで捨て去ろうとうる一期目のトランプの姿勢は、
米国民の反感を大きく買った感じに成ったのです。
二期目のトランプは寧ろ
政敵である民主党を意識せずに、
極力冷静に見極めて対応しようとしている。
と、言うのも、
バイデンのやってきた事が酷すぎた為、
自然とそれを是正するだけで十分なのだからです。
現状、二期目発足してのトランプは、
寧ろトランプの人柄の良さが表に出ている感じとも言えます。
表面上は生真面目で、
実際は臆病な政治家が多い中、
トランプは雑な感じがにじみ出るが、
人を見極める度胸が見て取れる感じです。
ヨーロッパの政治家に限らず、
日本、アメリカを含めた多くの人は、
自分たちの安全の事ばかりに気を取られて、
ただ単に安全を脅かす存在に恐怖するだけで、
それに備えて戦う事しか思いつきません。
これがどういう事かと言えば、
結局は平和的に解決する思考では無く、
戦争を前提とした結束を
強化する発想しかしない訳です。
これが抑止力に成ると強弁を張る訳ですが、
愚かにもその抑止力を越えて、
寧ろ圧力として用いる為、
敵になる側を刺激し、
戦争と言う形を現実化しているだけなのです。
臆病な人たちは、
この結束を緩めれば相手に隙を与えてしまう。
なんて事が過るでしょう。
結果として敵と定めた相手は、
敵でしかない為、戦争の脅威を永続させるだけなのです。
もし敵を信用して騙されたら…
油断して敵に隙を見せたら…
まあ、臆病な人ほどこういう考えに先走るのです。
一方で度胸のある人は「お人好し」では有りません。
一見、敵と友好的な関係を築こうとしたり、
敵との交渉で譲歩したりしているように見えますが、
それは敵と見なしている相手が、
お互いに敵では無いと認識するための必要な作業で、
仮に敵が裏切った場合、
「全力で戦争しますよ」
という姿勢でも有るのです。
臆病な人間は、
いざという時に全力で戦争する決断は中々出来ないのです。
バイデン政権やNATO諸国の政治家がその典型で、
第三次世界大戦を恐れて、
ウクライナへの支援で留まったわけです。
一方のロシアは戦略的な問題は別としても、
多大な犠牲を伴っても
全力でウクライナに戦争を仕掛けてきた訳です。
仮に欧米が核戦争も覚悟で、
ウクライナ防衛に動き出していたら、
戦況はロシア不利な状況で終わっていた可能性も有り、
彼ら欧州の政治家や、日本の石破君がいう意味での、
国際社会の結束による抑止力というメッセージは、
明確に響いたかもしれません。
そういう意味では、
全てが臆病者たちの失態を、
今更臆病風に吹かれた状態で吠えても、
何の効果も無く、
ただ単に普通の人たちが、
臆病な論理で一般社会では当然とも言える
法的な抑止力(逮捕)が外交上で通用すると勘違いしたまま、
社会を危険な状態へと誘っているだけなのです。
勿論、ロシアの本気に本気で立ち向かった戦争は、
確実に核戦争へ発展するとも言えるわけで、
本気で立ち向かう決断は容易では有りませんが、
臆病者はこの決断を出来ない相手と
見透かされてしまっているのも事実です。
さて・・・ここで…
ロシアのプーチン大統領を
怖いと感じてる人は多いと思います。
本気で戦争をしてくる相手だから当然ですが、
それは皆さんが無法状態で
マフィアに脅えているだけと同じです。
警察も機能しない国際社会で、
マフィアに脅えて反マフィアを唱えて、
市民団体で対抗するという論理で議論してるだけなのですが、
結局はマフィアと戦争する流れに向かっているだけです。
まあ、相手がマフィアならば、
それも有りですが、
相手は核兵器を持つ大国です。
全力で戦うという事は、
核兵器に核兵器で対抗する覚悟も求められます。
その決断を出来ますか?
相手は核の報復が有る事を想定した上で、
状況に応じて平気で核を用いる訳です。
無法状態な社会では、
マフィアにはマフィア同士で秩序を話し合う。
一般の人がマフィア相手に話し合いをするのは、
大変な度胸が要ります。
言葉一つ間違えば殺されます。
政治権力に胡坐を掻いているだけの政治家は、
内弁慶が殆どで、
自分の権力の及ばない相手と対等に話すことは出来ないです。
相手が同じタイプの普通の人同士なら、
まあそこは普通の人同士のレベルで対等には成れるでしょうが、
威圧の強い相手だったり、大国の当主だったりした場合、
当然の如く脅え切ってしまいます。
普通の人は道徳なんてものが通用すると思って、
キレイごと並べて話をしようとします。
「戦争なんて何の利益にも成らない」
と、言った具合に…
道徳を共有できる普通の人同士なら、
何も考えずに当然として理解できるかも知れませんが、
ところが…別の視点でものを見る
マフィアのような人を相手に
普通の人は道徳でものを語って、
結局はその「敵」の位置づけを
そのまま相手に突き付けてしまうのです。
いわば…マフィア相手に道徳心を説いて語る事は、
「あなたは悪い人で善良な心を理解していない。」
そういう会話をしているに過ぎないのです。
普通の人は人道を説いて説得しているつもりでしょうが、
その行為そのものが、
先ず相手を馬鹿にした姿勢であり、
人道に反するから
あなたは社会の敵だと伝えていることに成るのです。
相手は自分が社会の敵であることを認識している訳だから、
寧ろその警告はマフィア側にとって
「宣戦布告」という捉え方にしか成らないのです。
日本のメディアに限らず、欧米のメディアも、
論調は「ロシアは悪い国」という表現で伝えてます。
先ず、この時点で話は一切噛み合いません。
「暴力反対!!」と唱えて、
マフィアの暴力が止まる訳も無く、
無法地帯なら寧ろその市民とマフィアで泥沼の戦争に成ります。
マフィア同士ならお互いの利益を理解し、
お互いが「利害」を説くことで、
道徳の言葉と同じ意味の
「戦争なんて何の利益にも成らない」
を伝えられる訳です。
まあ、マフィアと表現してますが、
ビジネスの話では寧ろこれは基本中の基本です。
ビジネス上では法律上の契約が担保されえますが、
無法地帯ではマフィア同士の力関係が物を言います。
いわば約束を違えた場合は全面戦争という事です。
外交上では無法地帯と同じ条件故に、
大国同士がマフィア的な話し合いで事を収める方が、
話が通じやすいという事です。
バイデンはロシアを悪者呼ばわりして、
ウクライナのNATO加盟に肯定的な立場で挑んだ。
ここを理解して、
ロシア側がこの表現をどう感じるか…
道徳という概念を語るのなら、
適切な形でロシア側に立って物を考えて見てください。
ロシアを悪者=敵視した上で、
中立で緩衝地帯であるはずのウクライナを、
NATO側に取り込もうとした…
そういう流れに成るわけです。
戦争、軍事の観点でこれを伝えると、
NATOが「調略」によってウクライナを取り込んだという事で、
日本の戦国時代の表現で言えば、
城が一つ奪われた事にも成るわけです。
中立であってもウクライナにはロシアの軍港が存在した為、
ロシアの安全保障上の拠点に成ります。
武力で無くとも、城が敵方に寝返ったという事態は、
敵がそこまで侵攻してきたという形に成る為、
自国の安全保障であり防衛ラインを堅持する意味では、
あらゆる手段で奪還しなければ成らない事態に成るのです。
戦国時代では無いのだから・・・
そう考えるのも間抜けな話で・・・
バイデン政権のブリンケンも同じ程度で甘く考え、
結果としてウクライナの戦争を引き起こしたのです。
バイデン政権が「敵」という姿勢で
ロシアと対峙したなら尚更で、
寧ろ拠点を奪われて何も出来ないというロシアを見たら、
西側諸国の人々は
プーチン大統領を「お人好し」、「間抜け」と
嘲笑って喜んだ事でしょう。
道徳を理解するなら、
こういう行為を人道的と言うのでしょうか?
悪者=敵だから当然とするなら、
その時点で意識は戦争している状態と気付くべきです。
トランプはゼレンスキーとの対談で、
「自分は中立だ!!」と表現した。
多くの人はロシアよりと考えるだろうが、
寧ろ中立的な見解では、
NATOがこの戦争をウクライナ調略によって、
またもっと遡れば、グルジアに政治的な調略を仕掛けたことで、
ロシアとの関係性を悪化させ、
ウクライナの調略によって戦争行為を決定づけたと成るわけです。
なのでトランプが「中立」と言ったのは、
自国の責任も認めた意味での「中立」に成る為、
その言葉通りの立場であると言えます。
ここでトランプの良い所は…
バイデン政権の失策として、
自分が担うアメリカの責任では無いと、
適切な形で切り替えられるところで、
米国の政治責任として考えないところと言っておきます。
これは日本人が
太平洋戦争の戦争責任をいまだ引きずって
当時の東條政権の失政だと割り切って考えられないのと、
逆の現象でも有るのです。
合理的な意味で考えるなら、
昔の失政を断罪できない姿勢は、
そのまま断罪を肯定した姿勢に見られるわけで、
何故、自分の政治はそことは違う点をアピールしないのか、
その辺も不思議な話ですが…
頭の悪い人は日本の過去の過ちを認める事は
日本人そのものの資質が疑われるなんて考えて、
寧ろその非合理的な思考の方が馬鹿にされることを、
考慮していないのだと感じるだけなのですが…
いわば、トランプは他人は他人、
自分は自分で割り切って、
まだ正直あやうい部分は多々あるが、
自分が正しいと思う事を
スピード感以て動ける部分は、
冷戦時代の錯覚を老害として引きずったバイデンより、
遥かに優秀に見えるのです。
また、二期目のトランプは
自分の思い込みの頑固さより、
状況を見極めて修正する姿勢が見られる分、
バイデンより遥かに科学的と言っても良いでしょう。
寧ろ科学的な感じが強すぎて、
色々な実験と検証を優先させるところも有り、
そこに危うさを感じる部分が有りますが、
今の所、修正や調整も
柔軟にやろうとする姿勢が見受けられる分、
良くも悪くも一つ一つの結果は、
今後の参考でありサンプルとして、
活用できる形で残っていくと思われます。
正直、ここからの4年間、
トランプの運営が成功するか否かの話で期待するより、
トランプの政治上の実験がどのような反応を示すか、
眺める時間として考えると、
結構、面白い時代と考えれるのですが・・・
経済的な打撃はおおくの人の生活に直結する為、
そこだけは何とか耐え抜ければという所です。
カナダとメキシコに掛けた関税も、
以前に締結したFTAの範疇で
調整するという話し合いで纏めたところなど、
ある意味柔軟な姿勢が見受けられ、
ただ単に無謀な事をやっている感じには
今の所見えません。
寧ろ・・・
トランプの頭の中は適当な知識で、
感情的に先行して手を打つという部分を
理解した方が良いです。
その上で交渉する側が
条約などの材料を揃えて、
トランプに教えるというより伝える形で、
理解を促す様にすれば、
トランプも納得する形に成ると考えます。
1期政権の時は、トランプに「媚を売れ」と伝えました。
結果はその通りの政権でした。
信じない人は昔の記事を読んでみてください。
1期目発足した頃の記事に記してます。
まあ、何故そういう解析をしたかと言うと、
当時のトランプは大統領に成れた事を
寧ろ浮かれている状態にあったため、
王様気取りなのが鮮明だったからです。
2期目は1期目終了で多くの味方に裏切られた事も有って、
人材も全く異なる感じで発足してます。
今回の目的は
歴史に名を残す大統領になる
という事なので、目的が崇高です。
トランプは役者でも有るので、
演じる目的が定まればそれらしく演じる力が有ると感じます。
なのでその崇高な目的を崩さずに
演じきってくれれば安心なのですがと今は伝えておきます。
また、周りにはイーロン・マスクは勿論、
科学的な思考で動くタイプの人間が多いようで、
ここは以外にも合理的な議論が活発化してる感じも有ります。
寧ろ、以前の様に「媚を売る」人間は、
トランプでは無く、
寧ろトランプの周囲が敬遠する感じに成っており、
そうした懐柔策は通用しにくく成ったと言えます。
先ずトランプ本人ですが、
彼には元々、合理的な議論の中から、
最良を判断できる能力は高いのだと見受けられます。
逆に1期目の様に周りがポンコツばかりだと、
議論の質も悪く、何が最適か感じ取る題材すらない状態に成る。
トランプに対して何を基準に考えるか、
そいう所も含めて議論しないと、
支配なのか、調和なのか、
どういう手段を決断の優先順位にするかで迷走するのです。
ここは殆どの人が見失う部分でもあり、
圧力が効果的なのか、調和が有効的なのか、
そして手段を間違えればどうなるのか…
科学的な議論なくただ単に選択を迫られれば、
直感でしか考えられなくなるという事です。
その上で科学的な議論の元、
トランプが計算できるように情報が提供されれば、
トランプはその中で最良を導き出せる能力はあるという話です。
歴史的な例で言うなれば、
漢の高祖、劉邦の様な存在。
何となく雰囲気も似ているかな…
史記を記した司馬遷は「頭が悪い」と評したが、
まあ、実際の劉邦はその評価とは違うだろうと言っておきます。
劉邦には
蕭何、張良、韓信という優秀な参謀が居たという様に、
現状、トランプ政権にも優秀な参謀が多く居るのだと思います。
偉大な大統領に成るには、
必ずしもその大統領の英知を証明する必要はない。
劉邦を例に挙げるなら、
優秀な参謀と共に英知ある形を作り出せば、
その英知はその主君の功績として結集されるのです。
多くの愚者は、
自らの存在感に固執するため、
英知をまとめ上げることに失敗する。
一期目のトランプは自分が偉大なのだと証明しようとして、
英知を纏める役割の重要性を知らなかったと言えます。
しかし、現状の様に、
多くの英知を他から取り込んで、
英知ある形で纏め上げられるのなら、
その裁量に寧ろ評価が集まる。
企業の様に製品を生み出して
利益を上げる事を目的とするなら、
自らにアイデアと発想を持つ人間が望ましいが、
複雑な利潤や人間関係が交錯する政治の世界では、
様々な意見から最良を導き出す能力の方が、
重宝されるのです。
そういう意味では、
織田信長や諸葛孔明より劉邦や劉備玄徳の方が、
人の上に立つ人間として優秀と言っても良いのです。
トランプがどういう失言をしようが、
いい加減な事を言おうが、
全く一向に気にもしないですが、
崇高な目的だけは失わずに居てくれればと願うだけです。
仮に邪な目的を望んで、
米国合衆国憲法にあだなす様な事をすれば、
彼が結集した英知は、全て個々の英知として評され、
彼の名声は地の果てに追いやれることだけは、
知っておいた方が良いと警告だけはしておきます。
凡夫として終わるのか、
英雄として終わるのかは、
目先の地位に拘るか、
歴史的な価値を残して終わるかの決断で
変わるという事です。
さて…マフィアと表現して、
多くの人は小物のギャングやチンピラを想像するでしょう。
相手が小物の無法者だったなら、
寧ろ簡単に内部崩壊という手段が使えます。
マフィアと表現するのは、
寧ろカリスマ性のある義侠者という意味で、
単なる無法者とは違う意味で伝えてます。
単なる無法者は自己の利益のみ優先して、
力で胡坐を掻いているだけ故に、
その存在に反感を持つ人間が
その側近を含めて多数存在します。
なので内部の人間を懐柔して崩壊に導くことも可能です。
ところがプーチン大統領の