どうも…ショーエイです。
これを書き始めている時点で、
日本対クロアチア戦、前半40分です。
先ず2流という表現は、
優勝を狙える国が1流。
優勝を狙える実力無く、頑張って勝ち進むのが2流。
参加するだけは3流です。
別段、悪い言葉では有りません。
現状の日本にとっては…
スペインに限らず、1流の国はボール回しが上手いです。
この基本は誰が見ても理解できると思いますが、
何故、こんな違いが出るのか?
それはスペースカバーの意識の違いです。
スペースカバーの意味くらい解ってるよ!!
まあ、そういう素人さん多いと思いますが、
その言葉通りで理解している知能ゆえに、
日本代表と同じ程度です。
ここはハッキリ言っておきます!!
スペースカバーの意識は、
「味方に対する心遣い。」
勿論、日本にもそれが解る選手は居ます。
それが長友選手なのですが…
他の選手はクソみたいに理解してません。
なのでボールを支配出来ない、
又はボール回しが遅いのです。
まあ、そういうレベル故に、
前に蹴りだして
ラッキーに誰かが合わせてくれるのを期待する攻撃は、
妥当といえば妥当です。
達人の領域を知らない人には、
全ての動きが計算されて見える。
しかし、実際は違います。
達人の領域では、
迂闊に飛び込めばそこは死地となり、
その隙を逃せば勝機を失うという感じです。
ゲームの組み立て時点では
実は隙を伺う動きなだけです。
勿論、選手として
この領域を感覚的に理解してる選手は
天才と呼ばれる限られた人に限るのも事実です。
なので基本的にはサッカーの試合では、
隙を逃すのが常で時間が進みます。
※因みにテレビゲームとして天才一人が操作した場合、
恐らく圧倒的な試合に成ると言えます。
ただ、ディフェンスも隙を作らずに守るのは至難の業なので、
どれだけ相手が隙を見せる状況に追い込むかが
勝敗を決める部分なのです。
その中でボール支配の上手い側が本来有利に成るのです。
【ボール回しは意識の違い】
先ずは足元のテクニックに関して言えば、
日本の選手もそれほど悪くは無いです。
ただし、これは久保選手がゴミに成った点でも有りますが、
ボールを貰える位置に動く意識では
実は使い物に成らないのです。
これは寧ろディフェンスに読まれるからと言っておきます。
ティキ・タカと呼ばれるスペインサッカーの組み立てを、
精神的に分析すると、
ボール保持者をサポートする動きに徹するという事です。
サポートという表現は解りにくいと思いますが、
実は論理的に理解させるのは難しく、
練習による刷り込みと、
実績による安心感でしか選手に教える手段は有りません。
難しいのは、
孫子の言葉、
「彼を知り、己を知らば」
を完璧な意味で理解しろという事と一緒です。
他の言葉で言うなれば、
「自分がされて嫌な事は、他人にするな!!」
という言葉の逆応用、
「自分がされたい事を他人にしてあげる」
という表現に成ります。
こうした意識を持ってプレイすると、
ボール保持者がここに居てくれると
助かるという場所が見えてきます。
【パスが来ることを期待して動くのではないという違い】
スペースに走るという一般的に言われる動きは、
走り手がボールを貰える位置に動くという意識で成立します。
正直、プロなら誰でも出来ます。
しかし、そのスペースにディフェンダー対応するのも
プロなら出来る話です。
日本人が戦術的に愚かな部分はここで戦うところ・・・
日本人だけとは言わずに
まあ殆どの国がこのレベルで戦っていると言えますが…
これをスピードであり、
パワーや高さで押し切ろうとするわけです。
結構、一般的にこうしたチームが多いのですが、
戦術的には昔のイングランドのロングボールに退化している。
ティキ・タカという言葉で表現するパスサッカーのベースは
味方が居て欲しい場所に動く点です。
そしてそこは空間的
にセーフティポイントに成る場所であることも大事です。
この基本的な違いは、
パスを選ぶ、プレイを選ぶのは
ボールの持ち手の選択で有るという点です。
その中で仕掛けるという隙をつく動きは
持ち手の動きに合わせるという感じです。
しかし、その殆どの場合、
ボールの持ち手は
簡単に仕掛けていく事が無いのも、
これも大事な意識です。
なのでセーフティポイントでパスを受けつつ、
仕掛ける形と隙を伺い続けるのです。
ディフェンスが崩れそうな形を見つけるのは
選手の才能なのでボールをキープできても、
ここで攻撃力に大きな差が生じると言えます。
今のスペインと、優勝した時のスペインの差は、
こうした判断力の部分にあると言えます。
それでも、
仕掛けは殆どセーフティーポイントを利用して
パススピードを上げるだけなので、
美しく繋がっていくのです。
その中で相手ディフェンスは崩れやすく成り、
シュートを打てる場所に誰かが入り込めば、
大きなチャンスが生まれるのです。
【普通の人には解らない大きな違い】
最近、万の言葉を用いても
理解できないアホには理解できないので、
高飛車にこういう言い方をします。
先ず、サッカー選手はエゴイストの塊という
精神状態を説明しておきます。
サッカー選手と言わずに、
スポーツ選手で成功する人はそういうものです。
どれだけ人が良くても
自分の力で打開する意識の無い人間は、
勝負の世界で大成しにくいです。
これは政治の世界でも一緒かも。
そのエゴイストの集団に統制を齎すには、
マラドーナの様なボスザルを用いるか、
選手全体が
エゴイスティックに仕掛けられるシステムに
組み込むかの
何れかが大事に成ります。
【普通のシステムではエゴがぶつかり合うだけ】
よく味方同士で動きに関して喧嘩することがあります。
そもそもそれ自体がアホな話です。
いわばどちらの主張も正しく、
ただ噛み合わないだけ。
なのでマラドーナの様なボスザルシステムで、
俺中心にプレイしろが一番纏まりやすく成ります。
メッシは現状こうした戦い方をするべきとも言えます。
※性格的に…難しいのは見て取れる。
寧ろゲームを作らないロナウドの方が、
こうした形を狙っているようにも見えるが…
ロナウドの自分が点を取るだけの形では、
そこまでの組み立てで機能しないのも事実です。
しかし、セーフティポイントに動くように
組み込まれたチームだと、
エゴを発動するボール保持者が
全体を見極める責任が発生するため、
他人に要求する部分は少なくなるという事も言えます。
寧ろ、セーフティポイントの見極めの出来ない選手は、
チームから外されるだけです。
【日本人が海外で評価されない部分は
こういう意識の低さから】
日本人は人が良いから向いているはず…
いいえ…日本人は社会的に臆病なだけです。
心優しい人はアメリカにもヨーロッパにも居ます。
勿論、日本にも居ます。
割合はどの国も一緒です。
ただ、日本人は表立って自己主張する人が少ないだけ。
それ故に穏やかに見える。
ルールを守らないと社会的に浮いた存在になって
恥ずかしいという意識があるだけで、
他人を気遣う意味でやっている人は少ないのも事実です。
逆にルールが無ければ
他人を平気で締め上げて楽しむ有様は
ネット上の特に無記名な状態での荒れ模様で解ります。
企業の有りようも、他人が求めるサービスより、
結局は利益重視の姿勢のみ。
気遣いのあるサービスを目指しているのなら、
消費者が求めるような製品をガンガン生み出す
イノベーションを持ち合わせていると言えます。
今の日本には無いですね。
人をサポートする意識と言うのは、
エゴイストだから出来ないというのではないです。
ある意味、エゴイスティックな言い方からすれば、
他人を最大限に活用する。
お人好しに言えば他人を気遣うという意味なるのですが、
結果としてやることは同じです。
ただし、両者の違いは、
エゴイストは
他人を最大限に活用できるように配慮しつつ、
自分を活かす場所で自分を主張する点で分かれます。
その自己主張を発揮するためにイノベーションであり、
クリエイティヴィティを用いるのです。
※ここは解りづらいかも‥‥
【一流は気遣いを武器に使う。】
人を気遣って何に成るの?
自分の為に自分が頑張れば良いんじゃない。
これが日本人の意識に浸透している事です。
なので…味方を殺してしまうのです。
気遣いは優しさでは無い。
ただし優しさを持ち合わせないと気遣いは出来ない。
なので一流にしか使えないのも事実です。
先ず、人は一人で出来る事は限られている。
サッカーなら一人で11人相手に戦うのも無理がある。
そうした中で味方を最大限に活用しなければ成らないという事。
味方の能力を最大限に活用するには、
精神的、能力的に気遣いを与えて、
その人がフルに活きるようにした方が
効率が良いという事です。
誰もが解っているようで解からないから
ティキ・タカというスタイルは一流なのです。
ある意味、これ出来る事が一流のチームと言える。
サポートの動きに全体が徹するから、
いつでもその個々の能力が時折奇襲攻撃として機能する。
また、メッシ、イニエスタ、シャビが存在した
全盛期のバルセロナは理想的。
メッシがドリブルする際にも、
味方がどう走って相手のディフェンスを引き付ければ
そのドリブルのコースが空くのかまで気遣うプレイ。
ここでエゴイスティックな話を言えば…
そのディフェンスがメッシのドリブルのカバーに向かったら、
自分が逆に空くという事。
気遣う気持ちが有る故に、
こうして生じた空間も上手く活かせるのです。
気遣いの無い動きは、
メッシが自分にパスしてくれる場所に動こうとする。
ただしそこにはメッシのドリブル突破を気遣う意識が無い分、
メッシの判断に難しい状況を齎している事すら気付かない。
いわばメッシのドリブルコースに
余計なディフェンスを与えているだけで、
自分だけがフリーに成ろうとする動きな分、
メッシからのパスコースのラインも潰してしまっている。
勿論、強引にパスは出せなくも無いが、
実はそのパスが通るまでの間に、
ディフェンスのカバーが反応する事も計算出来ない。
故に決定打に成らないケースと成るのです。
それでも運良ければ入るのがサッカーですが…
あくまで運次第なのです。
※現状、または以前からアルゼンチン代表が
メッシのドリブルで上手く機能しないのは
こういう部分が欠落しているから。
いわば、気遣いあるプレイはメッシが最大限に活きるプレイ、
ドリブル突破でコースが空きやすいように、
先ずはコース上のディフェンスを
自分に引き付けるという気遣い。
その上で相手ディフェンスの動きを見極めて、
今度はメッシがパスしやすい場所に位置取る。
(この時点でほぼ空間が生じる)
その上でシュートのチャンスが生じれば決めれば良いだけ。
その決定打を決めきれないのは
その選手の能力が伴っていないだけという話に成ります。
これはドリブルに限らずに、パスでも同じで、
いわばワンツーを決めるポイントでも成立してきます。
ワンツーが決まりににくいのは、
パスを出したあと、ディフェンスがくっついてきて
パスコースを塞ぐからですが…
ティキ・タカでパスをつなぐことで、それを攪乱すれば、
その一本のワンツーが通る隙が生じるのです。
そこへ結びつけるのは、ある意味相互の気遣いで
ポジショニングを上手く取るという基本が
ベースになるという事に戻る話です。
正直、現代サッカーでこうした気遣いの動きが、
日本で全く語られていない時点で、
国民も2流、選手も2流という事でしか無いのです。
先ず、日本はドリブルの意味すら理解してません。
今現在の時点で試合は終わりました。
PKで負けた件は…後で説明します。
見ててもコース読めた…
ドリブルは単純にテクニックで抜くだけと
考えている人多いと思います。
味方と敵の位置取りから見えるコースです。
これはパスも同じです。
クロアチア戦、三苫選手が
良い感じで内に切り返して放ったドリブルが有りましたが、
ああいうコースを如何に生み出すかは味方の動き次第です。
逆にディフェンスはそういうコースを作らせないよう守るのが、
メッシ選手やネイマール選手の対策と成ります。
なので…コースの無い所にいくら切り込んでも、
ラッキーチャンスしか生まれないのです。
無駄とは言いませんが…
でも…スペイン戦の疑惑のゴールも含めて、
ああいう形でも勝てば良いという話なら、
攻撃を諦めてもっとディフェンスシステムの強化に努めた方が
良いのではという話です。
まあ、そのディフェンスも周りを気遣うプレイで、
最終的にはキーパーを気遣うように守る意識が大事なのですが、
足を出し過ぎです。
では、PK戦に関して…
先ず、日本には剣道というものが有るのに、
その精神教育が全く伝わっていない。
PK3発も外れた点はこの部分の差です。
ヨーロッパには勿論剣道なんてものは有りません。
しかし、どこでどう伝わってのかまでは、
言いにくいのですが、
武術的な瞬発力を高める話は有るのかも。
先ず、キーパーがどこで反応しているのか…
蹴る瞬間です。
逆にヤマを張って動くキーパーは良く決められます。
最初に覚えておくことは、
全てのシュート、
または武術で言うなれば全ての攻撃を防ぐことは出来ない。
いわば力いっぱい
ギリギリで放たれたシュートを止めれないのは、
どうしようも無いと割り切るのです。
その上で蹴るギリギリまで精神を高め、
ボールが飛ぶ瞬間に反応する。
そういうキーパーが今大会多く、
PKが止められるシーンが目立つ中で、
日本の選手のコースは蹴る直前で見やすかった。
いわば蹴り足がコースを差した状態で蹴ってるから、
そういうキーパーには読みやすかったという話です。
正直…レベルの低い盛り上がりで
スペイン戦の後、日本を応援する気無くなった。
クロアチアはスペインやドイツより
戦い易い相手だったのに、
コスタリカ戦も含めて、
こういう所で負けるのはどうしようも無い。
真面に組み立てから点が取れない副作用と言えます。
【理想的なベスト4】
エムバペ、ロナウド、メッシ、ネイマールが出そろう中で、
新旧のスターが最後の雌雄を決するのが、
この20年の集大成と成って良いのですが…
先ず、
問題はオランダのディフェンスをアルゼンチンが崩せるか…
そしてオランダの攻撃を
アルゼンチンが守り切るだけの強さが見れない点。
もう一つは、メッシが
ディエゴの様にアグレッシブに組み立てられるか…
メッシはもっと自分に戻す様に要求するべきと言えます。
アルゼンチンがメッシを中心に、ボールを彼に集めて、
その上で組み立てる形を作れれば、
オランダを倒す事は可能だが、
そこが出来ないとオランダのディフェンスに阻まれ、
オランダが上手く得点して負ける感じになると思う。
クロアチアとブラジルは、
恐らくブラジルが有利。
イングランドとフランスは、見た感じ互角。
ただし…キーマンは多分エムバペでは無く、
グリースマンに成ると思う。
トップ下として今回グリーズマンは実に良い動きをしている。
寧ろ賢い組織のイングランドは
エムバペ対策は出来ていると言える分、
グリーズマンの組み立て次第で、
エムバペかデンベレが活きる場面が出てくると言えます。
ただし、今回のイングランドは特殊なシステムで、
ハリー・ケーンがセンターフォーワードの位置で
ゲームを作っている点。
POST&GOとでもいうスタイルかな…
このシステム…嵌ると真ん中のディフェンスが釣りだされて、
→の向きの攻めに対して、<この形に成りやすいです。
<こういう真ん中が守るゴールより凹んだ形に成ると、
サイドからのインへ入る形が守りにくく成る為、
真ん中変にカウンターチャンスが生じやすくなる。
これに対してフランスはケインのマークをボランチに預けて、
<こういう状態を作らずに、
常に>こういう方を意識できるかが勝敗を分けるポイントになる。
ポルトガルとスペインに成るのかな…ちょっと微妙だけど…
スペインはパスサッカーの伝統を引き継いでいるが、
隙を確実に突く突破力は今の世代には薄い。
日本戦で1点しか取れなかったところが、
実は微妙さを感じさせます。
ポルトガルはチームワークがあまり良くない。
ロナウドがあの年齢でゲームメーク出来ない状態は、
正直致命的です。
なのでスイスに負ける可能性も有ります。
寧ろロナウドがイングランドのハリー・ケーンの様な、
センターフォワードからのゲームメイクを出来るなら、
ポルトガルは大きく変われた可能性は有る。
その才能は有るはずだったが・・・
順当に考えると…実はオランダが一番バランスが良い。
寧ろ今のオランダは昔のドイツの様にも見える。
個人的にはメッシに優勝させてあげたいが、
アルゼンチンがオランダに勝てる状態にあるようには感じず、
もしオランダに勝てたならという所です。