どうも…ショーエイです。
日本が2-1で勝利した試合。
疑惑のゴールとして物議を醸しだす話ですが、
そもそもがFIFAが設定したルールが可笑しいだけの話。
結論から言えば、物理的にアウトでも、
ルール上審判の心理面を考慮すればフェアな判定と言えます。
先ず、VAR無しで人の目視で判定した場合、
あれは完全にアウトに成ります。
VARを用いても紙一重触れていたなんて画像も
微妙過ぎる。
そもそもボールの端がラインに掛かっていれば良い
というルール自体が無理があるという話です。
サイドラインの判定でも同じで、
今回の様に目視では確認できない様なレベルでは、
毎回物議を醸しだすルールにしか成らないという事です。
最低でもボールの一部が
ラインを越えて地面に接地した時点で
アウトオブプレイにルールとして設定するべき話なのです。
目視で一応判別できるギリギリのラインは、
その部分で許容するしかない。
空中に浮いたボールの場合、
一部か半分ラインを越えたらで良く許容する範囲を与え、
今回の様に最終的に審判の判断にゆだねるという事で
良いと思う。
全部越えなければというのは目視判定としては無理で、
VARでも今回の様に難しい話に成ります。
寧ろギリギリに設定すれば
どう見ても出てたという風にしか見えない話なので、
そういう部分を考慮して基準を見直すべきと言えます。
日本人にとっては良かったでも、
敗北決定したドイツからすれば
ナニコレ?に成るのは当然で、
このルール自体が意味不明と言っても良い話です。
では、実際にはどうだったのか…
これ出てました、完全に…
まあ・・・なぜ出ていたと断定できるか・・・
ハイライト部分の0:56と0:57の時間帯を
チェックして見てください。
写真の画像は0:57付近で、
三苫選手がボールに触れた瞬間とされてます。
この時点では紙一重にラインに触れています。
ところが…0:56の触れる手前ではボールの軌道が
それよりも外へはみ出しています。
また写真の状態を確認するに、
三苫選手の左足が触れてボールが少し変形した状態です。
この時点で紙一重という事は、
触れる手前は紙一重でラインを越していたことに成ります。
ボールの直前の軌道から、
その後浮いた状態で蹴りだされた事から、
三苫選手の足は若干ボールの脇を上から踏む感じの
タッチだった事は明白です。
※テクニック知る人なら見れば解ります。
ビデオをスローで見ても少しボールが潰れた感じが伺えます。
写真はこの潰れが発生した時のもので、
その手前はもう少しラインより外にボールが有ります。
いわば写真は足がボールに触れ少し潰れた状態に成って
少しライン際に押し出した状態と見なすものです。
ただし…こんなの普通の人がビデオでスロー再生して
見てても解らないレベルと言っておき、
審判があの短時間で判断するのは難しい事です。
先ずサッカー選手でも相当なテクニシャンで無ければ、
三苫選手のあの軌道のクロスが
一度踏みつける感じのタッチだったと
気付くことすら出来ないとも言っておきます。
まあ、上記の写真検証が物理的な結果です。
なので…写真だけ見せられて出てないと感じるのも
仕方のないレベルとは言っておきます。
【本来ならばボールはアウトで良い…主審の下心に感謝】
物理的な事実を検証すれば完全にアウトに成るが、
心理的な部分を考慮すればゴールに傾くのは仕方ない。
そういう判定であり、これはサッカーでは認められたもの。
主審といわず審判団全体の下心とは、
悪い意味ではなく、寧ろ中立的に見ていた場合、
判定基準が難しすぎるため、
ゴールを認める方が試合として面白くなると判断した。
逆に言えば、
スペインのボール支配率がこの判断を引き寄せた
と、言えるのです。
VARだけの判定ではアウトだったのは事実で、
それでもゴールとして強調したかったという心理が、
ビデオ判定の審判団の中にあったのも事実です。
70%以上のボール支配率を保持する状態にあったスペインに
このギリギリの判定が齎す逆転劇は、
寧ろその後の試合に影響しないレベルとも考えた。
逆にそういう状態にあった故に、
ギリギリだから日本のゴールを認めて、
その後の試合展開が過熱する状態を期待した。
ボロボロなまでにスペインにボールを支配されながらも、
何とか1点を守り抜き、
前半開始直後に1点を取り返した状態で、
この問題の状況が発生。
普通ならばこれはノーゴールでという状況も、
何か日本が必死に取った感のある状態に、
何とかそのゴールが認められる可能性に傾いた結果が、
このゴール認定に繋がったという話でもあります。
中立的に判断する場合、
こういう心理は当然の如く働きます。
いわばシーソーゲームな状態が一番望ましい。
また圧倒的な状態に見えた試合の流れで、
少しでも劣勢側が勝利できるチャンスを期待するのは、
寧ろ中立的に判断する場合、
どうしても頭に過る下心です。
また、VARを用いても試合を長期中断する事は出来ない。
なので少ない情報で速やかな判断が
求められる状態にあって、
最終的に主審も
下心が働いて
ギリギリを認めたのは仕方のない事です。
勿論、試合後様々な形で正確に分析すれば、
恐らくこれが物理的に外へ出ていたことは立証できるでしょう。
しかし、それだけの時間を試合中に求める事は、
寧ろサッカーの試合自体を
ダラダラとさせるだけの事に成る為、
こうした人間の目では難しすぎるルールを
設定しているFIFAの基準を
呪うべきという話で今後に繋げるべきです。
この問題を公正な立場で検証すると、
上記の様な内容に成ります。
これが60:40の支配率で展開されていた試合なら、
恐らくノーゴールの判定に成った。
また後半開始直後で無く、
試合終盤の出来事だったら、
これもノーゴールの判定に成った。
何れの場合もギリギリの状態で求められる判定故に、
フェアジャッジを考える上では、
当然の心理と言っておきます。
逆にスペインにとって悲劇に成りかねなかった判定は、
スペインが強すぎたことへの副作用として考えるべき。
内容的には日本が2-1の状態を守り切るかというのは
奇跡に近い所だったわけで、
ある意味、三苫選手の疑惑のタッチが齎した、
田中選手のゴールより、
その後の日本のディフェンス陣が守り抜けたという事を、
称賛するべき話と言っておきます。
根本的にこういうケースで考えるべき事は、
物理的に正確であったかどうかの話では無く、
その判断が公正であったか否かを語る局面でしか無いと言えます。
ただし…日本人は審判が認めたから
ゴールで良かったで終わる間抜けな議論で終始するのではなく、
何故審判がこのギリギリを認めたのか、
今回はこれでスペインに勝利したけど、
こうしたゴールが認められる状態は
ルールを策定する意味で合理的か否かを議論するべきです。
その上で現状のルールによって
今回はこのゴールは認められたとする認識が、
日本人を賢く導くメディアの有り方と言っておきます。
ただ単に認められて良かったと報道するだけのレベルに
正直呆れてしまうだけの事です。
こういう知能ゆえに…
アメリカが馬を鹿と言えば、鹿だというのです。
因みに堂安選手のゴール。
実に良いゴールでした。
あの状況の中で
あのポイントでシュートを打つしか無かったところで
シュートを打ったことが大事です。