どうも…ショーエイです。
ワンピースを悪く言うと荒れそうだから、
無難に悪く言わない…
そういう日本の風情に嘆きです。
ワンピースの奥深さとは、
マクドナルド味を奥が深いと言っているに過ぎない。
その上で、マクドナルドの人気を以て正論の様に振舞う。
まあ、流石にマックの味を奥深いと言える勇気のある人は居ない訳で、
可笑しな比喩に感じるかも知れませんが、
マクドナルドの味に多くの人が嵌る理由は、
その味の中毒性によるものです。
中毒性だから毒性があるという意味では無く、
化学調味料によって
どうしても人が欲する味を上手くもたらしているのが
その実です。
こうした意味で考えると料理としての奥深さは無いですが、
ビジネス戦略としての奥深さは実に巧妙です。
ワンピースも同じで、
読み手に中毒性を与える手法で人気を博していると言えます。
ある意味、作家の上手さも有りますが、
寧ろ集英社及び少年ジャンプ編集部の戦略的な部分とも言えます。
では、内容は?
ちょっと頑張ってワンピースを見ているのですが…
正直、疲れる…
今、サンジとビッグマムの政略結婚の所なのですが、
先ず、ルフィーは100%死んだ
ナミは少年誌では描けない想像を絶する結末が、
本来の終着点で、
作者の裁量で無事な設定に成っているだけの話です。
そこでブルックとビッグマムの決闘シーンが出てくるのですが、
ブルックがビッグマムに吐いた名言に驚愕です。
「死ぬことを計画には入れないでしょう」
何か名言ポイ事言ってますが、
「最悪、死ぬことは計画に入れておきましょう。」
そうで無ければ味方が大量に死ぬわけだし、
既にリアルな流れで考えれば皆、死んでます。
ある意味、本願寺顕如やら大日本帝国の作戦と同じで、
「死ぬことを計画に入れずに突っ込め!!」
っていう事?
それがリアルな話で、
どれだけの戦死者が出た事か…
更には、自決して果てた市民まで沢山いた事を、
全く考えていない言葉に聞こえます。
これのどこが奥が深いのかな?
意味を浅くとらえて「良い言葉」としている時点で、
読み手が読み方が浅いだけの代物とも思えてしまいます。
まあ、所詮は少年漫画なので
その辺は深く追及するつもりは有りませんが、
大人がこの程度の内容で
「奥が深い」なんてことを言っている社会は、
寧ろ情けの無い話です。
マクドナルド同様に、
ワンピースの中毒に嵌っているだけ
にして下さい。
ついでに…
ワンピースの最後が仲間との絆「One Piece」で終わらないとした以上、One Pieceに掛けて、One Peace=世界平和のオチに向かうしか無くなっているようです。
それを実現させる為の世界政府の暴露情報、又は天井人だっけ…
支配階級を転覆させる情報となる。
ストーリーの筋書き上、最初にワンピースを見た人間が持ち帰る事も、実現する事も出来なかったモノで無くてはならず、何らかの大きな力であった場合はその筋書きが崩れてしまいます。
よって原作者が豪語する大きな宝とストーリーの集大成としては、
上記の暴露情報=革命という流れが妥当。
また、ルフィーの父親が革命家という立場もあって、ワンピースに記された内容が革命を成功させるカギである点も推測できる。
これ外したら…ほぼ愚作に成る感じに思えるのと、
これ以上で話の集大成を纏められるのなら、
流石だという話です。
恐らくはテンジョウビトの恥ずかしい出生の歴史が記された一つの破片でオチにする感じも有りますが、
一点、このストーリーに欠ける部分は、
テンジョウビトが如何に世界政府を支配下に置いているか問ういう点。
ユダヤ人を揶揄した感じなら、金と経済力による権力支配で、
実際に何かを暴露されても大きく崩れる要素は有りません。
それ故に世界政府とテンジョウビトが結びついているテンジョウビトが持つ何らかの信頼がストーリー構成上確り記されないと、
所詮はという終わりに成るとも言えます。
オッサン先生が一番構成上スゴイなと考える終わりは、
テンジョウビトモ、他の種族の人も元を正せば同じ種族がルーツで、
進化論に掛け合わせて人類皆、One Pieceの遺伝子から的な内容かな…
そしてそれが元でテンジョウビトの神格性が崩れ去り、革命の大混乱が発生する感じ的な…そうするとワンピースはまだ続けられるぞ…
最後の聖戦的なエピソードで…
ダラダラなげぇーよ!!
まあ、何故ワンピースに腹立ったかと言うと、
以前、持ち込みに行った時の担当編集者が、
ワンピースの担当編集を経て、
今では原作者の事務担当みたいな感じに成っていたからで、
驚きなのは、ホンマでっかTVの特集の時、
その人がTVに見事に映っていた事。
持ち込みに行った際に、彼はワンピースの話で、
「ワンピースとかは奥が深く、その深さを理解しないと・・・」
と、偉そういに言っていた話で、
その時、「馬鹿かコイツ!!」と内心思っていたにもかかわらず、
事を敢えて荒立てるのを避けて、
黙っていただけの事をオッサン先生が思い出したからです。
オッサン先生からすると・・・
少年誌程度の意味は、
一回流し読みする程度で理解できるレベルで、
まあ、大抵の書物はその程度で十分なのですが、
それを憲法の条文のf如き、
何度も読み返すごとに別な意味が見えてくる様な
そんなレベルで言われても…
兵法書やら法律文章などは、
色々な文脈と組み合わせると、
また別な意味が浮かび上がる訳で、
そこに書かれた一文が齎す保護法益などの
社会的目的を考えると奥が深いと言えます。
小説などは感情移入しなければ、
全ては結果待ちの話で、
最終的に答えは後で着いてくるもの。
作家からすれば感情移入する人を錯覚させるのは
そんなに難しい事では無いのです。
何故なら人間の嘘と本音はその人にしか解らない事だから…
寧ろ大事なのは明確な動機の部分で、
小説の答えが出た時にその動機=バックグラウンドとの辻褄が
明確に合致するかいなかという点だけです。
故にそういう見方でストーリーを追っている人にとっては、
小説は難しいモノでは無く、
その内容を楽しめるか否かだけの代物です。
ワンピースの様に中毒性の有る作品を楽しめているとする人は、
それで良いだけの事で、そこは否定しません。
しかし、その奥深さを語ろうとする人は、
本当に間抜けな人に見えるだけなので、
君らが理解してる程度のレベルは、
他の人も理解できる程度のレベルで、
その上で好き嫌いが分かれるだけのモノと、
ちゃんと理解して欲しいです。
オッサン先生に言わせれば、
ワンピースを理解できないのが問題では無く、
ワンピースを理解した程度で粋がっている奴の性根が、
正直キモイだけなのです。
原作者は子供向けに構成を考えて、
楽しめる様に務めているのに、
信者のアホみたいな妄想のせいで、
単なるアホが読む教科書のようになっているのは、
残念な事です。
ここまで言って更にトドメを差しておきます。
このブログを読んでおられた方はご存知かも知れませんが、
1974年W杯決勝を勝った西ドイツのベッケンバウアー選手の言葉。
「強い方が勝つのではない、勝った方が強いのだ!!」
浅い読みの人々、特に日本では、
勝った方が強い=勝てば官軍の意味でしか捉えてません。
逆に、それだけの意味だったらこの言葉が哲学として美化されないと言えます。
それよりも相手が、ヨハン・クライフ率いるオランダで有った事から、
相手の本来の強さに敬意を示し、
その激戦の末に勝ったという総括的な意味として伝わるがゆえに、
その言葉の美しさを与えるのです。
そいう事から哲学的な意味としては、
「強い相手だからと臆するな、勝負は最後に勝ちを拾った方が勝者(強い)に成る」
というチャレンジャー精神に纏わる意味に成ります。
それを日本人は「勝った方が強い」だけを強調して、
結果往来の意味でしか考えていないという情けの無い話に成るのです。
いわば、弱い相手でも勝てば強いという事でも使われ、
哲学的に考えても、当たり前のことを過剰に言っているだけのレベルなのです。
少年漫画は楽しめれば良いだけ。
奥深い話は青年誌の方で頑張って下さい。
※当ブログで日本人をバカにしているというよりも、
寧ろ、ネット上や電波上でバカをひけらかしている人間の自尊心を挫き、寧ろ真面な考えの日本人の発言が受け入れやすい様にと願っております。
いわば、馬鹿は黙って人の意見をロジックでまず考えろ!!
ロジックさえ確りしていればオッサン先生も自分の足りなさを馬鹿に出来るという事らしいです。