どうも…ショーエイです。
ジョージ・ブッシュと言えば、どちらかと言うとジョージ・W・ブッシュを思い浮かべる人も多いと思います。
ある意味、彼の存在が有った故にパパ・ブッシュの事も知っていた人も多いかと思います。
パパ・ブッシュ事、ジョージ・H・W・ブッシュは一期しか大統領を務めていない分、
2期務めた息子程印象に残らない感じに思われるかもしれません。
しかし、そのたった一期の期間に多くの実績を残した人物であることは覚えておいて欲しいと思います。
先ず一つ目が冷戦終結。
まあ、ロシア(ソビエト連邦)のゴルバチョフ書記長(当時)によるペレストロイカが大きな切っ掛けですが、
それを期に冷戦終結を宣言し、グローバリゼーションの礎を築き上げた人物と言えます。
更には湾岸戦争…
実際、戦争をしないに越したことは有りませんが、
サダム・フセインのクエートへの侵略行為は国際法上許しがたい行為で有ったため、
この戦争は当然やるべきモノでした。
無論、後に息子がこの戦争犯罪人であるサダム・フセインを追い込む戦争へ踏み切った事も、
戦犯者を許さないという意味では問題視されるべき戦争では無かったとも言えます。
ただ、この湾岸戦争の優れたところは、
先ず世界各国が参加して国連軍ともいえる多国籍軍を形成した事。
これによって国際社会の団結がサダム・フセインの様な権力者の無法行為を
抑止する意味を与えたという事です。
更には、当時の統合参謀本部議長であったコリン・パウエル氏(後の国務長官)
彼の功績によるところが有りますが(国防長官だったチェイニーは無視します。)
彼とパパ・ブッシュは味方の被害を最小限に止める戦い方で、
湾岸戦争を成功に導いたと言えます。
また、短期間(3か月程度)で戦闘状態を解除し、
無駄にダラダラと戦争を続けなかった点は
パパ・ブッシュの英断だったと言えるのでは無いでしょうか。
こうした冷戦終結、多国籍軍を組織した湾岸戦争。
彼の時代の風が国際社会の今の秩序を築き、
更には国際協調の重要性を考えるきっかけと成ったと言えます。
オッサン先生はあまりパパ・ブッシュの名前を上げませんでしたが、
実際にはパパ・ブッシュの起こした流れを保って、
国際社会はより強固な結びつきで、
一つの地球を形成していくべきだと考えている様です。
そういう意味では世界の歴史にとって素晴らしい先生だったと
言えるのではと思います。
パパ・ブッシュの冥福を祈ってこの曲を載せておきます。
Voices That Care
湾岸戦争のときに湾岸戦争従事兵士支援テーマソングとして贈られた曲です。
そして今の馴れ合いの時代に平和ボケした人たちに、
もう一度、今の時代がどう誕生したのか、
そして且つての時代よりどれほど国際社会の結束で守られているのか・・・
これは日本人のみならず、アメリカ人も、韓国人も世界中の人に考えてもらいたいです。