W杯ロシア大会…総括して… | ショーエイのアタックまんがーワン

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タッグチームLiberteenの漫画キャラクター・ショーエイが届ける、笑えるブログ・ショーエイの小言です。宜しくお願いします。

どうも…ショーエイです。

フランスの優勝おめでとうございます。

応援しないと言って、エムバペ選手に期待していたので

嬉しいのですが・・・

正直、応援しないと言っていた分、

ベルギーが負けてクロアチアも負けたのは

残念です。

本気で応援していなかったので、

やっぱり優勝したのかな・・・?

 

先ず、準決勝のフランスvsベルギー戦ですが、

2対1の場面でメルテンスが登場したのは大きかったが、

その後でフェライニを下げた時点でベルギーの敗退は決定した。

 

フランスはメルテンスからのアーリークロスに

ルカク、フェライニのダブル・ハイタワーが突っ込んでくる状況に

かなり押されていた。

逆にカウンターは取らせない姿勢で挑んでいたので、

ベルギーが同点に追いつくチャンスはその攻撃しか無かった。

ベルギーは実は

ゲーム組み立てからの攻撃はあまり得意では無いのです。

アザールのドリブルは強烈でも、

細かいスペースでのパス回しはさほど繋がらなく、

決定的な崩しを齎すには役者不足と言えます。

一方でカウンターの様に流れと、パススペースが広がる場面では、

その連携は最上位になるというモノです。

フランスは運よく2点先制したので、

守りに徹してカウンター取らせない作戦に出た訳ですが、

結局、それが功を奏した感じに終わったのです。

そうした状況下で、中々枠に行かなかった

メルテンスからのアーリークロス…

あの攻撃をもっと続けていれば、

ベルギーが追い付く可能性は高かった。

でも、フェライニを下げてしまった時点で、

フランスのデシャン監督がほくそ笑んだ姿が

目に浮かんだ感じです。

 

クロアチアvsイングランドは、

正直最後は根気の勝負でした。

そうなると苦戦続きのクロアチアが有利で、

結局、イングランドは隙を与えてしまった。

 

決勝に関しては・・・

2点目のハンドPKを取られた時点で、

すでに決着が着いたと言えます。

スコアは4対2でも、あの2点目が無ければ、

その後の2点は頑張れたという試合です。

何故か・・・

クロアチアは疲労感が有るのは明白で、

モチベーションだけでアドレナリンを出して戦っていたのですが、

あの2点目が入った時点で、

疲労感が一気に押し寄せてきた感じです。

試合は最後までクロアチアは活発に動いていたのですが、

結局、ディフェンス面で後れを取り、

精神面でもカウンター覚悟で攻める姿勢が濃くなった。

それによりフランスにとってはやり易い試合展開に成ったと言えます。

 

今大会はコメンテーター達が語るように

セットプレーとVARなどによるPKでの得点が目立った大会です。

ただ、その理由は…

前回のブラジル大会ではディフェンスの組織力強化が目立った為と言えます。

キーパーと連動したディフェンスを

組み立てで崩すにはかなり難しい状態と考えられ、

意表を突くセットプレーでどれだけ得点できるか、

それがキーとなった大会に成った訳です。

その反面、クラッシクック10番と呼ばれる、

ゲームを作る選手がフランス、クロアチア以外に不在だった。

フランスにはポグバが居て、クロアチアにはモドリッチが居ます。

ベルギーのアザールにしても、アルゼンチンのメッシ、

ポルトガルのクリスティアーノ・ロナウド、そしてネイマールは、

ほぼセカンドトップ的な存在で、

味方からの絶妙なパスによって

切り崩すポイントを生み出す選手です。

そういう意味ではスペインのティキ・タカの様なパス回しでのゴールは、

スペイン、クロアチア以外からはほぼ見られなかったと言えます。

 

特徴的なのは、ペナルティエリア付近の1/5ラインで、

攻撃を探る感じが目立った。

これはブラジルも同じで、

ネイマールからウィリアン、そしてネイマールと繋いだ攻撃も、

1/5ラインからの仕掛けです。

一方で、モドリッチ率いるクロアチアは1/4からの仕掛けが

よく見られた・・・

モドリッチのポジションが下がり気味に見えたのは、

そういう意図があっての事かとも思えたほどです。

 

堅いディフェンスを崩すのに、

ペナルティエリアに固まられては、

それこそスペースが無くなる状態を齎します。

1/4ラインからならなば、

それだけボランチとディフェンスの縦距離が開き、

さらにトップも少し下がるだけで、

キーパーとディフェンスの間も開きます。

フランス戦で見せた

ベルギーのメルテンスからのアーリークロスは

その典型的な状態を感じさせます。

いわばディフェンスとキーパーの間にスペースが生じるから、

あのアーリークロスが脅威に成る訳です。

 

そういう意味でクロアチアの得点は崩してからの状態が

目立った感じで1/4ライン効果を考えるうえでは

参考に出来るのかも知れません。

 

ところで日本は日本独自のサッカースタイル

何てこと言い出している様ですが、

正直、そういう事は考えない方が良いです。

 

何故か…

日本のサッカー指導者の頭が・・・

日本人は変な型に嵌めようとして、

個性を潰してしまいます。

いわばドリブラーの様な個人技を潰して、

パスサッカー変調な指導に行きつくのが目に見えているからです。

ブラジルの選手が凄いのは、

個人技がしっかりしているからです。

個人技がしっかりしていると、

パスは何処にでも出せます。

最終的にはメンタルな部分で、

ゲーム全体を見渡す洞察力が有るか無いかだけですが、

パス変調のサッカーでは、

技術力が少なくなる分、

洞察力が養われても「出来ないプレー」が多すぎて、

機能性は劣ってきます。

逆に個人技がしっかりしてさえすれば、

洞察力さえ養えば何でも対応できるわけです。

 

ブラジルにはサンバとういう踊りが有ります。

サンバの動きは足首を柔らかく動かす為、

サッカーに取り入れた際には、

右足アウトサイドで左方向へパスが出せる程に成ります。

右足インサイドを使ってヒールで左に出すのとは訳が違います。

 

更に吸い付くようなドリブルで培ったパス技術は、

精度は基より、強弱の調整も自然と絶妙に成って来るのです。

 

日本人のサッカー少年はあまりダンスをしません。

というよりも日本の伝統的なダンス?

盆踊り?日本舞踊?

まあ、固い動きですね…

逆にアメリカ流のヒップホップ、もしくは

お勧めはマイケル・ジャクソン

意外とサッカーの動きにマッチングするダンスは、

日本でも学べます。

例えるならマイケル・ジャクソンのスリラー・・・

足を外から内に滑らせるような動きがある訳ですが、

実はこれを上手くできる様になると、

ボールも同じように滑らせて捌く動きが出来る様に成る訳です。

先ずは幼少期からこういう動きを覚えさせることから始めるのがベストです。

リフティングよりもこちらが優先です。

ダンスで体全体を柔らかく動かせれば、

自然と体が色々な動作に馴染みやすく成るが、

リフティングだけだとけん玉と同じで、

バランスの崩れた状態でのコントロール面で、

大きな差が出るのです。

 

因みにオッサン先生はマイケル・ジャクソンを中学生に成る前に習得し、

アメリカに行った際に、ブラジル、メキシカンと真面にサッカーし始めて

プロテストを受けるまでに成った訳ですが…

その際には、あのエラシコを延々と繰り返してドリブル出来たほどです。

今思えばスピードがあまり無く、スタミナも無かったのが欠点だったというのですが、

ボールが吸い付くというより吸着した様なドリブルが出来たと自慢してます。

吸着って…

まあ、日本に帰って草サッカーやってた状態で言えば、

スライディンス三方向から飛んできても全部避けきれたほどだそうです。

 

そしてパスの精度はかなり高かった様で、

味方の全力で走る足元にパスが出せた程だそうです。

それの何がと言えば、

浮いたボールであれば味方は誰でも簡単にボレーが打てた程で、

低いボールでもワンタッチシュートで枠に飛ばせた程だそうです。

更には360度右足一本でどこでもパスが出せた・・・

右アウトサイドで左にもパスが流せた…

オッサンが出来るのを知っているから

そういう芸当は日本人でも可能なのだと言うのです。

無論、ブラジリアンバーでサンバを踊って

ブラジリアンも魅了できた程なので、

サンバやダンスの重要性を熟知している点でも

多少はご理解いただけるかも知れません。

 

オッサン先生曰く・・・

マイケル・ジャクソンのスリラーとビートイットをマスターすれば、

サッカーのボールコントロールはお手の物に成る!!

 

 

因みにブラジル以外の南米では、

サルサダンスというモノが有ります。

 

動画の様に、適当に見様見真似で、

クラブで踊るような感覚で楽しむところから始めるものです。

子供にもなじみやすく、

足の柔らかい動きが自然と文化的に浸透していく訳です。

 

所が・・・

日本では・・・

以下の2件のレッスン動画を先ずご覧ください

 

とても丁寧ですが、

何だか敷居の高い踊りの様な印象に成ってしまいます。

 

これはサッカーの技術についても同じですが、

変に基礎を教える分、

楽しい動きから離れた形で身についてしまいます。

オッサン先生に言わせると

ダンスなんてのは見様見真似で始めて、

楽しく適当に踊っていれば良いわけで、

体が音楽のリズムに同調するように成れば、

それなりに踊れるように成って来る。

リズムが3拍子か4拍子でステップも自然と変わって来るわけで、

基礎を覚えなくても、楽しく音楽に合わせて踊れば、

基礎のステップは自然と沁みついてくるのです。

その上でプロ・ダンサーに成るのなら、

採点を意識して動画の様な基礎を改めて学べばいい。

 

こうした違いが体育教育の面で違いを見せる訳です。

 

前述の通り、リフティングから教えると言うのは、

日本では基礎から始める事を意味します。

基礎がしっかりしていてもリズムと同調した動きで無ければ、

動きに柔らかさは生まれません。

基礎を先に仕込まれると、

人間はその基礎に囚われて自由な心を奪われます。

その状態でリズムという表現力に移行しても、

心理学上、

頭の思考が邪魔をして楽しさが表現に伝わりにくくなるのです。

その逆の場合…

いわば楽しさという表現力を先に覚え、

後から基礎を固めた場合、

意外と思考はその基礎が表現を更に美化するツールとして、

考える方向に成るのです。

 

例えば…日本と海外の指導法の違いを見ても解ります。

日本では基礎から入る故に、

表現力が足らないとダメだしされ、

結構困惑します。

海外の場合、基礎がしっかりしていないから

雑な仕上がりに見えると指摘されます。

 

貴方はどちらの指摘の方が修正しやすいと思いますか?

 

話を戻せば、

サッカーの指導法が

日本独自のスタイルにと成れば、

前者の様な事に成るだけと言えます。

教育に於いても同じで、

日本は基礎(知識)に縛られる故に、

表現力に該当する論理的思考が伴わない・・・

そういう事です。

 

まあ、根本から子供の頃には表現力重視で、

色々な遊び・・・スポーツやダンスに於いても、

楽しませる事を優先して「教える」のではなく「遊ばせる」。

遊んでいる中に自然と向上心が生まれて、

逆に望んで基礎の重要性やその効果を実感できる。

遊びの中に自主性とその中で生まれる競争心を上手く取り込んで、

仕上げていく。

こうした思考が指導者側に浸透しない限り、

日本は天才を潰してしまうだけの国のままに成るのです。

 

日本は1億2500万人の人口で、

サッカー頂点に達するような選手は居ません。

一方で、ベルギーは1千万人でほぼ東京都と同じ、

クロアチアは4百4十万人と横浜と川崎を合わせた人口で、

アザールやモドリッチといったスターが誕生しています。

ブラジルに関しては、1億5千万人で、

ほぼW杯毎にスターが2~3人は登場します。

野球と違って表現力(テクニック)が最後にモノ言う世界で、

日本独自と言うには、片腹痛いような戯言にしか聞こえません。