どうも…ショーエイです
約1っか月ぶりの投稿ですが…
アメリカのマケイン共和党上院議員が亡くなりました、
ご冥福をお祈りします。
日本の人でこの方をご存知の人はあまり多くは無いと思います。
まあ、オバマくんと大統領選を争った人という位な印象かも知れません。
彼はベトナム戦争で捕虜となって生還した経歴の持ち主で、
アメリカでは英雄の一人として見られていた人です。
性格は真っすぐな人で、
逆に権力者に対しては厳しい姿勢を見せた人でも有ります。
ロシアやイランなどに対しても正直筆者とは反対の立場で、
妥協しない人だったと言えますが、
こればかりは色々な先入観が錯誤するので、
彼の実直な性格を物語る意味では理解できる考え方だったと言えます。
正直、人間関係というのは非常に難しいです。
自分には許せることでも、他人は許せない事が有る。
他人を信じ切ると裏切られることも有るので、
人を疑ってみる…
利用し利用され合う中で、
足元を見たり、足を引っ張ったりと
個々の理想は常に覆される。
そういう色々な考えが入り乱れて社会は成立しているのです。
ただ、こうした環境で腹の探り合い…
いわば日本の外交でよく言われるカードゲームの様な交渉をするのは
実は一番愚かしい話です…
無論、アメリカ人でもそういう交渉のやり方をする人間は居ます。
しかし、実際こうした腹の探り合いは
相手が余計に警戒する様な行為でしかない事を気付くべきです。
では、世界基準で最も有効的な交渉術は…
利害の一致と契約です。
いわば自分の利益と相手の利益が噛み合う所が
実際の落としどころで、
それでこそ円滑なビジネスが成立するのだという発想です。
一方の足元を見据えて自分が如何に有利な方向で話を進められるか…
まあ、こういうビジネスだとほぼタイミングを見計らって足元みられた側は裏切ります。
またこういう交渉をする人間は必ずどこかで裏切ります。
故にそういう相手とは賢い人は取引をしないのです。
トランプマンのやり方は足元を見る側の方法で有り、
更には契約すら無効にしてしまう様な事をします。
トランプマンはこういう手段の下で
「アメリカを再び偉大な国にする」と言っている訳ですが、
マケイン氏はこれに対して「アメリカは常に偉大であり、今も尚偉大だ」
と反論したそうです…
マケイン氏は取引する相手を慎重に見極めようとして、
取引成立まで猜疑の目を向ける人でしたが、
一度成立したものに対しては実直に守ろうとする人だったのでは思います。
そういう意味では利害の一致と契約を大事に考えた人だと言えます。
そしてこれこそがアメリカンスピリットで有り、
アメリカを偉大にしているのだと言いたかったのかもしれません。
ジョン・マケインという人物の情報は
日本では色んな方向で錯綜しており、
今一つかみどころの見えない人物に成ってます。
米ロ関係の縺れから、
ロシアが制裁対象として彼を選んだ時、
彼自身がとても驚いていたそうなのですが…
まあ、クリミア問題であれだけロシアをバッシングすれば
そういう拗れは生じるかもと思えます…
ただ、今となってロシアに対して彼を弁護するならば…
マケイン氏はクリミアの件で
一目置いていたプーチン氏に裏切られた様な気持ちに成ったのではとも言えます。
いわばディールをするに相応しいと思っていた人物が、
何故クリミアを併合したのかと困惑したんだと思います。
まあ、ロシアにとっても色々許せない事情が有った訳ですが…
結局未だにこの部分は未解決な状態の様です。
ある意味、国家機密に関する部分で隠蔽された情報が有るゆえに
双方に見えていない部分が存在しているわけで、
それ故に一政治家の視点が困惑している状態に有ると言えます。
まあ、一般の人には余計に解らない事情に成ってしまう訳ですが…
前後の流れや、不可思議な状況を精査すれば見えてきそうな話なのになと
オッサン先生は不思議に思っているそうです・・・
まあ色々な考えが入り乱れての社会ゆえに
国益で考える人間も居れば、相手への猜疑で考える人間も居るなど
ややこしい思考が事を余計に引っ掻き回しているだけなのかも知れません…
でも、結局そういう中で何が一番の利害に成るか明確にすれば、
ややこしい思考も整理がつくのではと思えるのです。
まあ、戦争と平和と言った部分でしょうが・・・
と、は言え
足元見て自身の優位性を保とうとする人間が
戦争を態々呼び寄せようとするのも事実です。
ねえ、イスラエルのネタヤニフくん!!