イランとの核合意破棄の決定。 | ショーエイのアタックまんがーワン

ショーエイのアタックまんがーワン

タッグチームLiberteenの漫画キャラクター・ショーエイが届ける、笑えるブログ・ショーエイの小言です。宜しくお願いします。

 
どうも…ショーエイです。
今朝がたトランプマンはイランとの核合意離脱を表明しました。
トランプマンは所詮、アホでしたね…
 
ただ、これで離脱が決定された訳ではなく、
米国議会がこの表明案を議決しなければ外交上の決定として成立しません。
そこで各国の首脳がどういう態度を取るかで流れは大きく異なってきます。
 
いわば、トランプを恐れるか、
それとも米国の民主制を信じるか?
 
ポイントは先ず今年の中間選挙です。
現在は共和党が上下院でマジョリティを取っていますが、
どちらかの党をサポートすると言う話より、
トランプの決定に従えば負けるという状態を齎す事が大事に成ります。
 
トランプの横暴な行為を恐れて
今回のアホな決定にEU各国そして英国が
妥協する、もしくは狼狽して何の反発もしない状態を齎せば、
トランプの保護主義に屈したイメージを与えてしまいます。
いわば米国民にトランプの保護主義と圧力が
功を奏するイメージを与えてしまう事に成ります。
 
逆に、欧州各国が一方的な決定に激怒し、
トランプの保護主義に徹底的に対抗する姿勢…
米国の関税処置に対して、
対抗関税を敷く意思を表明するくらいの
強い姿勢でアピールすれば、
トランプの政策が米国の孤立を促す行為になると
米国民に印象付けられます。
正直、これは博打では無く、
各国が強い姿勢で挑めば、
100%の勝算が有ると確信する話です。
 
まず外交上の孤立化が鮮明に成った時点で、
現状のマジョリティを得ている共和党が、
トランプの暴走を抑止できていない状態を
米国民がどう見るかというポイントを抑えます。
 
今の流れで共和党は、トランプの保護主義で、
米国の圧力が功を奏する点に掛けている感じに捉えられます。
無論、各国がトランプ如きの話に怖気づいて、
強い米国のイメージが上手く機能すれば、
共和党はトランプと共に米国を強くしたイメージに乗っかれます。
所が、トランプの行為に各国が反発し、
保護主義に走るトランプ政権の米国を孤立させる動きに転じると、
米国民はトランプの傲慢さが
逆に米国の権威を失墜させているように映ってきます。
 
米国民に各国の米国に対するイメージがどういう感じなのか…
今後の米国自体の経済活動を見極めるうえでも、
大きな興味を惹くポイントと成ってきます。
 
無論、トランプの保護主義に対抗する意味で反発する訳で、
米国との関係性を損ねないように、
米国民に如何にトランプ政権に対する不信感を
訴えるかが決め手と成ります。
 
世界の流れがトランプに対する不信感で纏まれば、
共和党自体も流石にトランプの言いなり状態を
危惧しない訳には行きません。
その流れによって
イランの核合意破棄という提案を、
米議会で食い止めてもらうように考えるべきです。
 
無論、その結果は米国民が中間選挙で判断する訳ですが、
少なくとも共和党はトランプの暴走に
歯止めを利かせるられるという印象は示せるはずです。
 
フランスのマクロン大統領が米国議会で演説し、
議会に理解を求めた意図はそういう意味を考えていたとも思われます。
結局、大統領が表明しても外交上の条約などの破棄は、
議決で以て成立させなければならにとういう
米国憲法の仕組みを理解しての事と思われます。
 
ただ、心配なのは英仏独が再交渉への妥協を示す事です。
そういう事は現在一切示さずに、
米国議会の良識による判断に委ねるとして、
逆に中間選挙に於ける共和党のポイント稼ぎに
宛がう形が最善と言えます。
 
かといって中間選挙で共和党が勝てるかと言うと、
実際はかなり厳しい現状は考えられます。
結局、トランプの暴走を初期状態では食い止めていたが、
最近では全く機能せず、
トランプとの協調が目立ちがちに成っています。
その結果、ライアン下院議長の今季引退表明なども
内部の事情を反映していると考えられます。
 
仮に、このままトランプの流れに乗れば、
確実に民主党が躍進を果たす事態が考えられ、
共和党は完敗という可能性すらあると思えます。
そうした中で上手くポイントを稼ぎ、
せめて上下のどちらかはマジョリティを維持する、
もしくは大敗を避けるという為の
イメージ戦略は必要かとも思われます。
 
仮に共和党がトランプの言いなりに動いても、
欧州側の強い反発姿勢は逆に民主党へ寄与していきます。
どうちらかの政党を天秤に掛ける訳では無く、
米国の横暴な姿勢は断固として許容できないという部分で、
各政党の駆け引き材料として意識させると言う話です。
 
さて、北朝鮮がこの流れをどう利用するか…
6月の米朝交渉を中間選挙の結果が出るまで、
曖昧な形で引き延ばしてくる事も
外交戦略上見えてくる点ですが…
金正恩があえてトランプにポイントを与えて
恩着せがましくそれを利用しようとするのか、
彼の駆け引きにと展望に於ける才覚が
それによって決定づけられるとも言えます。
 
まあ、トランプの様な人間にポイントを与えても、
いずれは信用を損ねる話に成るだけなので、
自分の存在をどういうポイントでアピールするか…
彼の思考の真意も垣間見られる交渉に成ると言えます。