どうも…ショーエイです。
残念なことに、金正恩はアホ首相及びアホな日本の与党より
遥かに狡猾で頭が良いようです。
既に、軍事より資金稼ぎに頭がシフトしている感じなのでは?
実は、北がリビアのカダフィーの件を挙げてきたので納得した事なのですが、
カダフィーは資産を相当保有していたらしい…
恐らく北の次の狙いはこの方面だと思います。
ポピュリズムの見解だと
北に資金を持たせるのは危険と
次に言いそうな話に成りますが、
では、どの道戦争という視野しか無い話に成るだけです。
資金稼ぎに目を向けて非核化の目的が達成されるのなら、
それで先ず良しと考えるべき。
そしてどれだけ資金を得たとしても
世界を支配する事は無理に等しいのですから。
日本人が経済的に大きな力を得ても、
支配できないどころかアメポチ状態から脱却できていないのと同様に、
北朝鮮も中国とロシアに逆らえない状態はより強まると言えます。
アホ政権ないしアホ与党は、北の問題で北以上に軍事的思考を強めようとしているが、
アホでは逆の好機を見逃してしまう間抜けな話と言えます。
【ポピュリズムの発想では常に戦争にしか成らないゲームです。】
いわばパワーゲームがポピュリズムの発想と言えます。
力でねじ伏せて相手を黙らせる…
まあ、聞こえは魅力的ですが
「腹が立ったから相手を殴って黙らせればいい」
と、単純な発想でしかない訳で、
しかも、やっている事は敵の足を引っ張ってるだけです。
戦争にしても同じで、破壊して相手の力を弱まらせ
自分よりも下に押しやる行為なだけです。
では、その自分自身は?
全く何の向上もしようとしない愚かな話と言えます。
えっ?軍事力強大で軍事技術が向上する?
まあ、銃買えば強くなるだけなんで…
出費の話では無く、
収入を増やす話の意味では向上していないという事は明白に成ります。
お金なければ銃すら買えない・・・そういう考え方です。
よく追う側は強く、追われる側は弱い…
ナンバーワンを維持できない論理はココに有ります。
そのナンバーワンを維持する為に、
敵の足を引っ張ってもがいているうちに、
他の第三者の実力者にその地位を追われる。
これをオッサンは「曹操(曹魏)の地獄」と呼びますが、
曹操は漢から奪い蜀呉に目を向けている内に、
司馬懿(その家系)によってそれを奪われた事を揶揄してそう言います。
大まかに歴史の流れはこれに近いと言えます。
いわば自分を向上させずに下ばかりを気にして弱体化していくというのが、
それを物語っています。
いわば経済を疲弊させて弱体化していく…
英国がロシア、アメリカが中国の足を引っ張っても何も進みません。
まあ、短期的には市場を損ねるといえ、
長期的にまた関係改善を繰り返すいみで
市場調整を試みると言う言い分だとしても、
何も経済規模は進んでいません。
パワーゲームではこういう話で終わってしまいます。
【追いかけっこの問題を解消する為にグローバリゼーションが存在する】
先ず相手が追いかけてくるより先に相手より力を付ける。
発想は足を引っ張るのではなく、
相手に力を付けさせないように先にポイントを押さえる。
例えば世界視野でこれを考える場合、
ロシアや中国よりも先に自分に与する味方を増やす。
ただし、ゲームは難しく…
金や軍事力で力によって押さえつければ、相手は離れていきます。
いわば、それより多くの金を出してくれる相手が現れた場合、
「マシな選択」という意味で、寝返る事を簡単に考えてしまうからです。
また、アホ政権の様に相手を悪者にして、
見せかけだけの「マシな方の選択」でも、
相手は同じように離れていきます。
相手を「利」するのではなく、相手を「理」するのがポイントで、
相手が魅力に惹かれる状態が勝利のポイントとなるのです。
???
簡単な話、「利」によって上下関係の生じる状態より、
「理」に適って相互が対等な状態にある方が魅力的です。
君主制や共和制より民主制が好まれるのもその一環です。
民衆にとって君主制や共和制では国と対等とは言い難いが、
民主制に於いては対等にかなり近いわけです。
民衆が君主制や共和制から民主制に寝返る事は考えても、
民主制から逆に寝返る事は考えにくい…
ただし、力によって覆される事は有りますが、
それを守れないのは民衆が愚かだったからとしか言いようが有りません。
【ポピュリズムは怠慢な考えに流され他国への魅力を阻害する】
英国がEUを離脱したのは、
ある意味英国のポピュリズムが英国の怠慢に流された…
英国がその他EU加盟国と同等であることを嫌ったという意味で考えられます。
英国民からすれば英国の力の復権は魅力的ですが、
他国からすれば逆に傲慢な考えにしか映りません。
日本が韓国に傲慢な姿勢で挑むことは、
日本人からすれば強さをアピールしている感じで魅力的に映るかも知れませんが、
韓国人からすれば好感は持てないでしょう。
故により対等に扱おうとする中国に魅力を感じる…
もしくは中国の市場の方が大きいため中国との関係に寝返るのは当然です。
米国にしても同じで、トランプの様な保護主義では、
他国は対等感が薄れてきます。
韓国人が日本人に好感を持てないと感じるのと同様に、
トランプが横柄に日本に何かを押し付ければ
(実際、押し付けられているのを政府が公表しないだけなのですが…)
トランプ政権のアメリカに対する好感は持てなくなるのは当然です。
ただ、中国とロシア、アメリカの中で「マシな選択」としてアメリカを選んでいる訳ですが、
EUがアメリカと距離を置いてより対等な関係を求めてきたら?
事は違ってきます。
外交戦略とはそういうモノです。
そういう論理で考えれば、
英米がロシアや中国の印象を下げて彼らの台頭を阻害している隙に
EUないしTPP加盟国が対等な関係構築でその勢力を拡大する事は
ゲームとして当然可能な話で、実はその好機といえる状態です。
これを元に、インドやブラジルといった人口の多い国、
アジアではインドネシア2.5億人、バングラディッシュ1.6憶人…
といった国々の市場を活性化させ取り込むことで、
英米、中国ロシア以外の第三の経済圏として存在感を示すことは可能に成ります。
足を引っ張るより、こうした動きで力を付ける事を考えるべきと言えます。
こうして考えれば北朝鮮が金もうけに走ることはさして問題では無いのです。
逆にそちらにシフトして中国の経済圏に入ってもらっても構わないと考えるべきで、
問題は、それ以外に協調する国々が存在しているのに、
それを取り込むことを考えていない無策の状態と言えます。
何だか・・・天下三分の計みたいな話だね…
ただ、三国志の様に戦争をするわけでは無く
国連内で民主的な主張が尊重されやすく成る意味では、
派閥を三つに分類して、連立または合意をベースに世界を纏める方が
よさそうという話です。
正直、今の日本は偏見であり英国の様な怠慢な姿勢がある為、
まとめ役としては期待できないと言えます。
逆に、EUが動くか、日本がTPPの一部として加盟国と連携して動くか、
先ずインドを制した側が有利に成ります。
インドをアメリカが取ればアメリカは更に大きく成れそうですが、
トランプが保護主義を唱えている限り、
アメリカ本来の魅力は無いに等しい状態です。
故により対等な関係と更なるインドの発展に協力すれば
自然と流れはそちらに向いてきます。
現状、中国はこういうゲームを視野に入れていると思われ、
ロシアは色々な足かせで動きが鈍い状態です。
アメリカはその足を引っ張る方へ注視していて、
アメリカ本来の民主的規範という魅力を、
パワーゲームで押し殺している印象を与えています。
そういう意味で第三の勢力を作る意味では好機と言えば好機なのですが、
ポピュリズムではそのタイミングを逃すだけです。
何故ならポピュリズムは未来の富より今の生活だけしか主張しないからです。