https://ja.wikipedia.org/wiki/ノビチョク
ノビチョクは1993年まで開発されていたとされ、
2002年までには米国国防省はその実態を把握したと考えられます。
無論、米国が把握したであろうその情報はロシアも知りうるはずなので、
証拠の残らない神経剤としての機能は疑われるべきです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/セルゲイ・スクリパリ
被害者のセルゲイ・スクリパリ氏は、2010年7月にアメリカとのスパイ交換で解放されています。
同氏が機密を持っていたとするならば、7年も経った以上、既に米国および英国に情報は渡っているはずです。
そう考えると何故今ターゲットに成る必要性が有るのかという疑問が生じます。
③ロシアからすれば①②を考慮すればロシア関与のメリットは何もない点が見えるのに、
何故、態々疑義を持ち掛けられなければ成らないのか?
という意味での無視だったと言えます。
ロシアを弁明するというよりも、先ずロシアが関与するメリットが無いでは無いか!!
それでロシアに説明を求める意味が逆に不明。
ただ、メイ首相は神経剤「ノビチョク」の処分管理責任に対しての問い合わせを行ったともある為、
それに対してはロシア側は協力する姿勢を見せるべきであったと言えます。
(どこで話が拗れたかを推測するに、英国側がロシア関与を鼻から疑ったため、そのポイントの話が逸れたとも考えられます。)
④では、誰が一番得をする?
A 先ず、犯行動機のポイントは「ノビチョク」を用いて英国のロシアに対する疑義を持たせること。
被害者がロシアに対して自作自演で行ったと想定した場合、
その行為はほぼ自爆テロ同様で、娘を巻き込んでまで起こすという点も考慮すると、
根拠は極めて薄く成ります。
B そこで次に考えられるのはウクライナ政府です。
ロシアに対する欧米の圧力強化をもくろむにあたって、
その様な工作を行っという事は十分に根拠として考えられる点と、
旧ソ連製の神経剤「ノビチョク」が旧ソ連のウクライナに残存していた可能性も考えられます。
C ISISの工作の可能性、またはその他テロリスト。
こちらが一番濃厚と見るのが適切かもしれません。
いわば兵法の「離間の策」です。
弱体化したテロリストが息を吹き返すには、米ロの対立が一番望ましく、
冷戦状態に成れば、敵の敵は味方という感じでどちらかと連携しやすく成ります。
それ故にこうした工作を仕掛け、あわよくば第三次大戦の様な状態に成れば、
欧米やロシア、また中国も中東へ目を向けにくくなると言えます。
その状況下で、イスラエルを狙うのが最終ターゲットではと言っておきます。
D イスラエルが逆にシリア・イラン問題に絡めて、欧米とロシアの更なる亀裂をもくろんでいる可能性も否定できません。
ただ、そうならばイスラエルはアホ政権同様に何も見えていないアホとしか言いようがないケースです。
まあ、あくまで現状の推理ですが、
ロシア政府による犯行はかなり薄いと思えます。
ただ、今後の証拠など次第では勿論、事情は変化してくるかもしれません。
まあ、ロシア政府に疑念を持つのは構いませんが、
正直、一番得をするのはどの道テロリストたちです。
そして次に得をするのは軍需産業です。
欧米の人も、日本人も平和からかけ離れた人間が利する方へ支持が向かうのは、
逆に自分の首を絞めていく事だと気づいた方が良いのではと思います。
折角、サッカーのW杯がロシアで行われるのだから、
無事にそのイベントを盛り上げる形で、すこし寛容に考える方が、
本当の平和のために寄与するのではと思いますが…
まあ、ダメなら戦争のW杯でもしますか?