どうも…ショーエイです。
泰明小学校のアルマーニ制服の話…
いろいろ意見が出回っている状態で、
何よりと思います。
公立故に、という意見もあり、
最もという点では同意しますが…
そもそも論点が薄い状態な点が気に成ります。
公立で、制服でなく標準服として採用という言い訳…
それが良いか悪いかを論議しても、
平行線を辿るだけです。
逆に、論点をこの校長が教育者として
不適切であること示すほうが良いと思います。
制服では無く標準服と言ってしまえば、
金持ちは標準のアルマーニでは無く、
ヴァレンティノやプラダ、グッチなどを着て行っても問題ないという話。
そもそも制服というシステムは、
貧富の差を浮き彫りにさせない為のシステムです。
生徒全員が同一基準の服装で学校生活を送る為、
表面上の格差が見えにくい状態にするものです。
すでにご意見も出ている様に
公立で有る以上、制服に関しては
こうした配慮を用いるべきと言えます。
逆に私立なら、その企業イメージを優先させる意味で、
別段構わないし、
公立と異なり、保護者や生徒に選別の選択権がある訳です。
腹立たしい言い分は、
憲法上の教育を受ける権利にたいして
標準服という立場で回避しようとしたこと。
しかし、
第二十六条 すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。
公立である以上、この最低ラインを保護するべき場所でなければ成らない。
ひとしく教育を受ける意味では、
学校が格差を齎す行為で、その均等を崩す行為は違憲です。
これは私立では無く
公立という意味で絶対に崩しては成らないモノと考えるべきです。
標準服としても、
メディア上にご意見が出されているように
イジメ問題に発展しかねない状況は考えられます。
公立(公共の福祉)の立場で、この不均等を齎す事は、
第十四条 すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。
この条文にも違反する行為であると言えます。
いわばアルマーニの標準服を着れない子供は、
学校内で社会的な身分の差別が生じても構わないという事を意味します。
よって泰明小学校の校長は、
教育者としては不適切な人間であり、
人権問題など道徳的な教育が大事な子供たちに、
違憲となる教育方針で、
不道徳な社会を斡旋する人物であると断定します。
日本の裁判制度では、
イジメで子供が死なない限り、
実損が発生していないという点で、
こうした違憲行為を訴えても棄却されてしまいます。
これは文部科学省を含み、その他官僚たちも同じで、
事件に発展してから考えるという方針です。
これを彼らはこれを法の劣後という論理で、
法律が事件発生の後付けで生まれる状態が
当たり前だという事で予防にたいして全く対応しません。
嘘だと思うなら、彼らに聞いてみられると良いです。
ただし、子供が虐めで死んでからでは遅い話で、
そういう事態が想定される場合、
側線して対応するのが適切な行政です。
日本人はあまり裁判をしようとしないから、
こうした行政のいい加減さが解っていないのも事実です。
そもそも憲法上の権利喪失が実損として認められない
この国の社会システムは、
司法、立法も含めてシステム上違憲状態と言えます。
もう一度、憲法14条を読み直してみましょう。
すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。
9条の話でもそうだけど…
憲法上守られるべき、国民としての権利。
また、憲法で保障された国と国民との契約(約束事)
これらが侵されたら、
それは国民一人一人にとって明らかな損失なのです。
それを民主的にという論理で異論を唱えるのなら、
それは憲法改正で対応すべきで、
それが為されない以上、国の契約違反は明確と考えるべきです。
法の劣後性って当然の様に考えてるみたいだけど、
そもそも、後手後手に回るこの国の思考…
そんな事で適切に先を見越した対応が出来る訳無いじゃん!!