https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180214-00000048-jij-n_ame
先ずは、このニュース。
トランプマンはまた変な事を言い出しているように見えますが、
そもそもの原因はアホが齎した結末です。
国内のニュースでは連携連携と良い様に報じているモノの、
米国からすれば…特にトランプマンからすれば、
アホが虎の威を借るキツネの態度で世界に挑むがゆえに、
弱みを虎に握られたような外交に成っていると言えます。
ただ、アホはそれで応じるだろうが、
本来ならば、軍事負担をしてほしければ国連軍に…
という事は言えます。
米軍は
アメリカの大統領が最高司令官で有り、
アメリカの意向で動く軍隊です。
その軍隊を何故他国が支援しなければ成らないのか?
米軍が活動しやすい様に基地を提供して、
その借地料として同盟国としての
防衛任務を担ってもらっているのが
現状適切な見解で、
主権の意味で対等な関係である以上、
そこは妥協しては成らない点です。
本来の国と国としての対等な外交とは、
自国の主権ははっきりと守り通すべきもので、
不当な強制に対しては、その他のオプション…
例えば中国やロシア以外にも、
TPP連合としての同盟強化など、
米国へ逆にプレッシャーを掛けていくべきモノです。
それ故に、アメリカに軍事費を納めなければ成らないのなら、
日本から出て行って下さい。
これが主権国としての主張です。
特にアホが虎の威を借りて強気な態度を示そうとするがゆえに、
トランプマンからしてみれば
日本は格好の餌食に成ってしまうのです。
では、国連軍ならば?
国連軍の一部隊として米軍を駐在させるのなら、
その負担は担っても構わないと思います。
ただし、その部隊を動かす権限が国連安保理ないし、
国連事務総長または総裁という大統領的なポジションを作って、
それに付与させることが条件と成ります。
無論、安保理の議決には拒否権を持つ国も存在します。
ただし、国連軍を動かす場合、
拒否権発動は無効化される等の交渉は行っても良いと思います。
いわばNATOないし米軍を主体として国連に権限移譲をするのだから、
ロシアと中国は、純粋な採決に従うべきという感じにするのです。
ロシアと中国からしてみれば、現状、拒否権を発動しても、
米国の独自判断で戦争を起こせてしまう状態から、
少なくとも国連での採決で今後その軍隊の動きが変わるという状態は、
決して悪い事とも言えません。
そういう動きとしては、
国連内での議論も活発化し、
票決取りの交渉次第では、
今までの米国の活動を抑止できるかも
という期待は増します。
また、この流れから国連を
議論と票決が主流の民主的な組織へと
変えていく切っ掛けにも成ると考えられます。
こういう状態を上手く構築した後に、
米軍主体の国連軍への軍事負担を加盟国が担う事は、
主権を脅かす意味とは異なった負担に成るはずです。
米国が財政赤字で苦しんでいるのなら、
現状の影響力を誇示しつつ、
一部を国連軍へ編入させる機会ととらえるべきと思います。
まあ、トランプマンは現状評判が良くありませんが、
もしこうした国連軍の構成を成し得たならば、
米国民から米軍を国連に売り渡したという批判とは裏腹に、
歴史的な偉業を成し得た大統領と言う評価は得られることは
間違いありません。
このまま暴力的な大統領で終わるよりも、
歴史に一石を投じた大統領として名を残すことを考えてみて欲しいです。
まあ、期待はしませんが…
この国連軍というモノをどう組織するかは
色々な議論がでると思いますが、
ある程度、米国の影響力は残しつつ、
ロシアと中国を納得させる交渉を始めても良いのではと思います。
無論、初期段階では、
PKOと同様に
国軍の編成規模はその国の決定が優先される状態で構いませんが、
国連軍として編成されたその部隊の指揮命令系統は
国連組織の決定に従うという部分を徹底させます。
そしてそこで掛かる費用は、国連加盟国によって負担されるとし、
米国が赤字分の軍隊を、
国連に負担させるために編成する事も可能な状態にします。
ただし、国連に編成された部隊は、
米大統領の指揮下から外れ、
あくまで国連の負担よって賄われている部隊として扱う事は
絶対条件に成ります。
いわば駐日米軍を国連予算(日本全額負担の様な形)で賄うとする場合、
米国が年度予算編成によってその負担分を吸収しない限り、
国連がその部隊の活動管理を行うという事で、
米国大統領の都合だけで、
編成部隊への命令は出せないという事も含みます。
米国が赤字財政で困っている現状、
負担を強いられる国々がこうした提案を
米国に突き付けるタイミングとしても、
ちょうど良いのではと思います。
無論、米国もすぐに承知することはないと思いますが、
提案が出されて国連加盟国内で徐々に議論が深まれば、
米国もその議論を徐々に注視していく状態に成ることは
十分に考えられる状態と思います。
まあ、米国からすれば、
国連負担で米軍兵器が売れていくのなら、
決して悪い流れでは無いとも言えます。