フェイクニュース…トランプの言うのとは違う意味… | ショーエイのアタックまんがーワン

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タッグチームLiberteenの漫画キャラクター・ショーエイが届ける、笑えるブログ・ショーエイの小言です。宜しくお願いします。

どうも…ショーエイです。

日本社会の無神経さに尽くあきれ果てる今日この頃です。

まず、無神経なニュースの表現。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171213-00000075-san-m_est


産経新聞のニュースですが…

パレスティナ側が今我慢しているという事を考えず、

まるで侮辱しているかのような内容。

「長年にわたるイスラエルへの抵抗の結果が出ないことによる「疲れ」。」

と、「言う声もある」と表現しているが、

大事なポイントを押さえていないのが問題です。

 

実際にトランプは宣言こそすれど、

移転の法執行延期にはサインをしている。

パレスティナ側からすれば現状では米国の一時的な感情の隆起で、

大統領が変われば事態は変化すると期待しているだろうこと。

それゆえの我慢なのではと見る方が、

パレスティナの人たちも報われるという事です。

 

「疲れ」という暴力集団的な言い方している事は、

その彼らの我慢に対する侮辱にしか成らない。

いわばトランプの宣言から

今後、イスラエル寄りの見解が主流となってで事態が変わらないのなら、

彼らに残される道は命がけの抵抗と成るからです。

 

根本的な問題を考えると、

元々はパレスティナ人の土地に英国の占領統治が始まり、

その流れからユダヤ人に土地を譲渡した事。

第二次大戦後、各地で民族独立が成功した流れとは裏腹に、

ユダヤ人の独立が保護され、

パレスティナ人は占領統治下からの実質的な独立が阻まれた。

事の怨恨はココに始まると言えます。

 

第三者の公平な目線で見れば、

イスラエルの独立もパレスティナの独立も同じ意味で尊重されるべき。

ただ、複雑なのは土地が重複しているという事。

無論、ユダヤ人の独立国家であるイスラエルは

現状であれ今後も尊重されるべきものであるが、

重複する土地に於いてはパレスティナ人の人権も尊重されるべき。

 

一見、イスラエルの法律上、

他民族、多宗教の存在を認める形で尊重されていますが、

参政権、選挙権などではユダヤ人が多数派を占める状態で調整されています。
WIKI記載の人口データによると。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A8%E3%83%AB

 

2013年のイスラエル中央統計局のデータでは、総人口は802万人である。そのうちユダヤ人が604万人(75.3%)、アラブ人が166万人(20.7%)、その他32万人(4.0%)となっている[221]。アラブ人の大半はムスリム[222]、2009年のデータではアラブ人の78%がムスリムである[223]。なお、イスラエルでは1970年に改正された帰還法により、ユダヤ人の定義をユダヤ教を信仰しているか、母親がユダヤ人のものとしている。イスラエルは移民国家であり、出身地ごとに欧米系をアシュケナジム、アジア・アフリカ系をセファルディム、オリエント系をミズラヒムと呼び[224]、同じユダヤ人でも異なる人種の場合もある(ユダヤ人も参照)。

 
という分布に成りますが、
WIKI記載のパレスティナ人の人口を見ると…

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%8A

パレスチナ自治区の人口は約330万人で、西岸地区が3分の2、ガザ地区が3分の1を占めるとされる。これは、900万人強いるとされるパレスチナ人の全人口の3分の1にあたる。

自治政府は1995年の暫定自治拡大合意に基づき、1996年に行われた立法評議会選挙によって正式に発足した。

 
と有り、実際には604万対496万人の人口比率に成る感じです。
ただしWIKIのパレスティナに関する統計データは年号が無いため
古いものの可能性も有り、人口比率は1:1に近いと考えても良いかもしれません。
 
さて、イスラエルの法律では他民族多宗教が認められていると記しましたが、
法律の内情はWKI参照の概略で
イスラエルは建国宣言で「ユダヤ人の国家」(Jewish State)と規定されており、ユダヤ人の定義は、「帰還法」(1970年改正)により、「ユダヤ教徒もしくはユダヤ人の母親から生まれたもの」と定義している。同時にアラブ人の市民権なども認めており、ユダヤ人「のみ」の国家というわけではない[92]。ユダヤ教の教義に基づく安息日の労働を禁ずる法が存在し、教育に関する法ではユダヤ教文化を重視することが盛り込まれている[91]
 
と、なっています。
一方で議会制民主主義を採用しているとあり、
イスラエルがパレスティナ人を「対等な国民」と認めた場合、
ユダヤ教主体の政治体系が崩壊してしまうという事が考えられます。
この矛盾とも言うべき点は、よく知っておくべきポイントです。
日本人に限りませんが、多くの人がこの矛盾点を全く知らない事が、
第三国の世論を複雑化させている所です。
 
民主制、宗教の自由を認めているからイスラエルは悪くない!!
 
仮に知っていた場合は、
イスラエルはアパルトヘイトの様な政治体系を持っているから、
悪い国家だ!!
 
まあ、こうした両極な考えを導き出す意味で矛盾点とさせてもらいます。
 
とはいえイスラエルのユダヤ人主体=単一民族国家という
アイデンティは無視されるべきものでは無いし、
国連憲章に於ける内政不干渉という点でも、
その状態を維持したいという政策には
その不当性を主張できないという事も有りますし、
そこはイスラエルの主張を理解しても良いと思います。
ただし、国連憲章に於ける、
全ての人類の対等な人権(略)という意味においては、
一国家内でのパレスティナ人の権利は
不当に扱われているという事が言えます。
そこでイスラエルの主張を尊重する意味においては、
パレスティナは独立国家として扱い、
彼らは彼らで国家を形成する状態を認めるしかない。
現状の結果はこういう事です。
 
では、なぜ未だに拗れているのか…
これは全てイスラエル側の横暴が原因です。
これはハッキリと言えることで、
よくニュースでイスラエルによる
ヨルダン川西域への入植というようなものが流れます。
入植とは、
ある意味イスラエルが開発に着手したという意味で理解すれば良いと思いますが、
例えば住宅地、リゾート開発と考えれば資本主義的な意味で
悪事とは言いにくい事に成ります。
米国の一部の人がイスラエルのこの行為を悪事としない点は、
資本主義的な発想で適切と感じているからだと思われます。
とはいえそれによって土地の権利等はイスラエル側に属することになるので、
パレスティナ側からすればそれは侵略行為で土地を奪われたことを意味します。
これがイスラエルの横暴とするポイントです。
いわば一国家内の出来事故に、
現j段階では国際法上侵略行為に成りませんが、
パレスティナの独立が認められてしまうと、
この入植行為は侵略行為に成るからです。
 
イスラエルは自治や独立した政治権利を認めているから、
パレスティナ人は国家として国の方針に従えという、
非対等な考えを押し通しています。
こうしたイスラエルの主張に、
貴方がパレスティナ側の人間だったら納得できますか?
 
イスラエルはこうした権利を押し通したいが為に
パレスティナ国家の独立を認めません。
しかし、一国家としてはアパルトヘイト同様に、
パレスティナ人に対等、特に国家としての政治的権利は
存在しません。
故に、イスラエルの横暴な権利主張は認められない事と成ります。
国際社会がパレスティナ独立に前向きに考えるポイントはこういう事です。
 
今回、トランプがエルサレムへの大使館移転を宣言したのだから、
国連を含むその他の国際社会は、
逆にパレスティナを独立国家として承認する方向で対抗すべきです。
その上で東エルサレムをパレスティナの首都と認定すれば、
基本的には双方に対等な処置に発展したと言えるでしょ。
 
パレスティナ問題を含むアラブの問題は
とても複雑ですが…
複雑なのはお金が絡む話だからという事も
忘れては成りません。
 
ユダヤ人の全員が全員、横暴な考え方という訳でも有りません。
それは日本人全体がアホで田舎者という意味では無いのと一緒です。
でも、一部の力を持った人間が調子ぶっこいて、
力押しの考えに終始すると、
それで全体の印章として定着してしまうのも事実です。
 
日本の学歴社会の構図も似たようなもので…
東大卒の人脈が相互に金を動かし合って、
国内を牛耳る状態に成っている点は言うまでも有りません。
世界で言うなれば、世論で言うほど濃くは無いが、
ユダヤ人同士が融通を利かせてコミュニティーを
形成している点でも同じです。
 
で…彼らは優秀なのか?
金を持っている、金を回せる・・・
学歴というモノは先輩後輩の関係も含めて、
ある種の同類同士の信用の担保です。
そういう担保の上で金を回し合って、
技能に優れた人材を雇って利益を上げる。
何も無い人間が銀行から資金を調達するには限界が有ります。
所が、こういうコミュニティー同士は、
ゲーム上で攻略法を教授するギルドの様に、
投資ファンドを組んだら資金を投入してやる・・・的な感じで、
大きな資本を集められます。
無論、それはお勉強を頑張った人たちの利得なので、
これを僻んでも無駄な事ですが…
それで彼が優秀か?
そこは別です・・・いわば頭は普通の人レベルで、
ギルドに守られた普通のゲーマー…
まあ、裏社会で言えば大きな組織に
組み込まれて守られている組織員で、
必ずしも喧嘩無双ではないような感じです。
ガチの喧嘩ならプロの格闘家の方が強いわけだから…
 
ただ、そういうコミュニティーに守られる故に、
虎の威を借るキツネに成れる。
資本主義社会の実態はこういう事です。
これはアメリカでも同じで、
そういう意味ではユダヤ人のコミュニティーは強い。
 
こういう力関係が社会を複雑化させ、
普通レベルの頭脳で
最後は意固地に成ってパワーゲームに発展してしまうがゆえに、
解決できそうな問題も解決が難しくなる。
その代表的な問題がパレスティナ問題です。
 
まあ、キリスト教徒では無いが…
金持ちが天国へ行くのは、ラクダが針の穴を通るより難しい…
そういう皮肉が見える世界です。
 
因みにこの皮肉は不可能ではないトンチでも有るので、
頭を使えば天国(善道)への道は開かれるという意味です。
※トンチを突き詰めれば不可能では無いが…
実際はそれをやると更に皮肉られるという
とんでもないオチが有るようです。