
どうも…ショーエイです。
これは最近気付いた事なんですが…
公正明大という言葉…
これって相当難しい事なんだという事。
個人個人としては「自分は公正明大だ!」と思うでしょうが、
意外と私心が入りがちなことに中々気付かないものです。
それは自分の権利や利益を守ることに執着してしまうが故で、
無論、それは人間として当然主張していい事だからです。
ただし、この時点で私心が入り込んでしまっている事に、
普通気付くことは無く、
それ故に個人の主張の不公平さに気付かないものなのです。
先ず、南シナの問題を語るに当たって、
結論から述べますと、
「南シナ問題は、中国を含め関係周辺国で自然保護に向けた条約を話し合わなければ成らない。」
と、いう事です。
何故、今さらココなのか?
それは国連海洋法を元に「公平」に判断すると、
領土問題ではラチが開かなくなるからです。
岩が突出しただけの場所を島にしてしまう行為は、
国連海洋法は元より、国連として、
日本の「沖の鳥島」を前例として認めてしまったという事例が存在します。
日本人の私心でモノ言えば、
「あれは元々島だから問題ない」
と成りますが、中国はそれを認めていません。
確かに検証すると「岩」です。
しかし、国連で沖の鳥島の200海里を領海として認めた以上
あれは島です。
だから「島」であって岩では無いという主張も正論に成るのですが、
それでもそれは日本人の私心です。
日本のこの主張と権利を取り下げる事が出来ない以上、
中国が岩礁を埋め立てて「島」と主張する事に、
一定の理解を示さないのは、逆に中国に対して不公平に成ります。
かといってその行動を拡大する中国の姿勢を好意的に受け取るわけにも行きません。
しかし、国連が沖の鳥島の前例を覆さない限り、
中国の行動が完全に不正であると断定する事も出来ないのです。
※因みに岩礁の岩が満潮時海上から出ていて、その範囲が人間の居住可能なスペースで有るか否かという議論は、状況証拠という点で埋め立てが完了して証明する証拠が不十分となった場合、国際法上は判決断定をしてその公平さを相手に納得させる事は難しいと考えます。
国内法とは違い、拒否権に罰則も無いため、公権力よりヤクザ有利な裁判と考えた方が賢明です。
しかし、国連としても日本に権利として認めてしまった以上、
簡単に取り下げるという行為は無責任な話に成ってしまいます。
実は中国の駆け引きのポイントはここに有るわけです。
故にアメリカも実はタジタジに成ってしまう所なのです。
日本政府がこのような事情も知らずにシャシャリ出る事は、
本来、迷惑な話で、
実際は日本国が南シナ問題を複雑化している被疑者である事を認識しなければ成らないのです。
そういう意味でアメリカが何とか日本の領有を守ろうと苦慮している事を、
少しは理解した方が良いのでは無いでしょうか。
では、南シナ問題をどう解決するか?
ハーグ裁判所に提出された領土問題に関するフィリピンの主張では解決しません。
領土問題で事を進めてしまえば、中国は自国防衛の名目で同地域への軍拡を進めてくるだけです。
国際法的にも圧力によって自国領が脅かされているという主張も公平に判断すれば認めざるを得ない理屈となるわけで、それはフィリピンやベトナムまたその他の国々も同様の主張が許されるからです。
また、領土の主張は現状、実効支配優先と成っていて非常に不安定です。
これを如何なる論理で覆そうとも、双方が納得を示さない以上、
最終的な解決は武力闘争と成ってしまうからです。
故に、公平かつ安全性を重視すると、
現状の実効支配=領土で話を進めていくしか無いのです。
中国の行動をセコイとかズルイと感じるのは中国以外の国々が持つ感情なのですが、
法的観点から言えば、
ある意味、優秀な弁護士を有したブラック企業的な行為成るのです。
では、これに歯止めを掛ける手段は…と、言うと…
知恵を絞るしか無いのですが…
領土問題は現状維持でとりあえず事を治めて、
同地域の自然保護を元に周辺国が一致する事を目指すのです。
その上で、同地域のUNESCO無いし、
国連自然保護地域という名目に結び付けて、
人工的な自然破壊の禁止を義務付ける訳です。
サンゴ等の岩礁は自然保護という名目にふさわしい環境であるのは、
現状も言われていることです。
しかし、保護区画という名目が存在しなければ、
開発を各国の裁量で行うことに異論は通じません。
ところが一度国際法上で自然保護の必要性を決定したのなら、
国際法を盾に主張を続ける中国も従わざるを得なく成ります。
ここで、日本人の悪い癖なのですが、
「それでも中国が従わなかったら?」
と、言うのですが…
アホですか?と言い返すだけです。
国際法上、公平と考えられる方法で手を尽くし、
その上で従わなかった場合、
中国の主張は国際法上「完全に」孤立するわけで、
制裁処置等がそれだけスムーズかつ明確に進む事を意味します。
現状、中国の主張に一理でも残されれば、
主張の正当制は欠け、国際社会の分断化を齎す可能性も意味します。
ウクライナ問題を例に挙げれば、
欧州の主張の正当性が欠落していたがゆえに、
ロシアの完全な孤立に至らなかった。
いわば中国でありその他欧州の主張に横暴さを感じた国々が
ロシアに手を差し伸べた。
これで更に拗れる状況に陥ってしまえば、
第3次世界大戦に向かう可能性が高まるだけです。
同じ、最悪の「武力闘争」に発展する可能性を考えても、
相手がより孤立する手段を模索する事が大事なのであり、
「脅し」という意味でもそれだけ効果は大きくなるわけです。
最終手段を「暗黙の脅し」と位置付ける上でも、
相手がその効果に恐怖すればするほど、
最終的な行動は回避されやすく成るのです。
正直、オッサン先生(筆者)を単なる平和主義者と勘違いしている方は、
大きな間違いで、
常に「絶対の勝利」を模索しているだけです。
その上で「武力闘争」は一番面倒くさいという位置づけにしているのであって、
それが「怖い」という意識は全く有りません。
ある意味、やるからには「圧勝」こそ望ましいだけです。
故に、「大義を以て圧勝する」という意味でも、
このステップは絶対に必要な事なのです。
ここまで説明すれば、
「それでも中国が従わなかったら?」
と、言う反論が如何にアホなのか
お解りになると信じます。
そしてあえて言うなれば、
日本の安部がアホな発想でアホな行動をして、
国際社会の大義に水を差すが故に、
日本の「集団的自衛権」の行使に危惧するという話です。
国際社会を理解して、国際法の駆け引きを理解したうえで、
日本国の立場として如何に連携を取るかという分別が感じられるのなら、
憲法改正を以てそれを有する事に異を唱えるつもりは無い!!
しかし、憲法上のステップも理解していない、
民主制のシステムも理解できていない、
このような人間に
国際社会として、そのような役割を任せることは
到底できないと考えるのです。
日本人として悔しいと思われるのなら、
先ず、アホな政権を潰すことを考えるべき。
もし、他に該当するリーダーが政治家に存在しないのなら、
日本国民として、
政治家を大人しく黙らせ、
日本が下手にシャシャリ出る事の無い、
国際社会が活動しやすい状況を構築すべきなのでは…
せめて世界から、政治家はボロでも、
日本国民は優秀だと感じられるように…
今のままでは、政治家もボロで、
それを選んで従っている国民もボロだというい評価しか残らない!!

まあ、オッサン先生に言わせれば…
平和的な解決を模索するのは、現状の国際情勢を精査すれば、
無謀な相手にとっては「最大の脅し」となるらしい…
そしてその「最大の脅し」に加盟する意義を以て、
国際社会の団結を促すことで、
「最大の平和」を築き上げるのだとかなんだとか…
発想がヤクザなのか正義の味方なのか…
訳わかんない話です…